2006年梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー的三大ニュース

今日は大晦日。もうすぐ2006年も終わりです。
皆さま、今年一年、お疲れさまでした!

今年もいろいろありましたが、自分なりに2006年を振り返ってみたいと思います。
題して、2006年梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー的三大ニュース(笑)

第1位 世界的に絶好調だった株式市場!
第2位 ネット証券で海外ETF取り扱い開始!
第3位 ブログがすごいことに


もちろん、他にもいろいろありましたが、3つに絞るとするとこんな感じでした。

第1位 世界的に絶好調だった株式市場!

日本の日経平均は年間で6.9%上昇ということで、まずまずという評価が多いようです。
しかし、世界的に見ると、こんなもんじゃありません。
アメリカのダウ平均は年間16.3%上昇、ドイツのDAXが22%上昇、フランスCAC40が17.5%、イギリスのFT100種が約11%上昇、スペインのIBEX35が32%上昇、イタリアのS&P/MIBが16%上昇と、絶好調でした。
これら先進国市場に加え、エマージング市場も、中国の上海総合株価指数は年間130%上昇(!)、ロシアのRTS指数は70%上昇と、そりゃもう恐ろしいくらい好調でした。

幸いなことに、僕はインデックスファンドを中心とした国際分散投資を行なっていますので、これら世界的な株価上昇を、フルに享受することができました。ちょっと出来過ぎですね。
まあ、株式市場にとどまり続けてさえいれば、こんな年もあります。

第2位 ネット証券で海外ETF取り扱い開始!

水瀬的にはこのニュースはインパクトがありました。
詳しくは、その時に書いた記事に譲りますが、これはもう日本のインデックス投資の夜明けといってもよいくらいの出来事なのではないかと思っています。
まあ、世の中的には、それほどでもないのでしょうけど(笑)

海外ETFは、その“超”低コストさから、インデックス投資家の必携ツールだと考えていました。
でも、大手証券でしか扱っておらず、手数料的に個人投資家が手を出しづらい状況であったところ、楽天証券がやってくれました。

新聞報道によると、東証への海外ETF上場も検討されているようです。
インデックス投資家としては、来年は、海外ETFの動向から目が離せません。

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Eトレード証券、ついに逆指値注文を2007年2月開始予定

Eトレード証券が、ついに逆指値注文を2007年2月開始予定と発表しています。

Eトレの格安手数料で、逆指値注文ができるようになると、国内株式投資においては、ネット証券最強レベルに躍り出るのではないでしょうか。
これを待っていた投資家も多いことでしょう。

また、夜間取引の開始準備や貸株サービスの検討を進めているそうです。
こちらも、ちょっと期待できそうですね。

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なぜ、インデックス投資はマイナーなのかを考える(まとめ)

機関投資家の間ではメジャーなインデックス投資が、個人投資家の間でだけマイナーな理由を、勝手に考察したシリーズ記事です。

シリーズ記事がひとまず完結した後も、一家言あるインデックス投資家のかたがたを中心に、多くのコメント・トラックバックをいただき、熱いガチンコ論争が巻き起こりました。
それを踏まえて、フォロー記事も書かせていただきました。

その顛末を、後から見た時に見やすいように、ひとまとめにしておきます。
初めてご覧になられる方も、よろしければこちらから一気にどうぞ。
(別ウィンドウが開きます)

なぜ、インデックス投資はマイナーなのかを考える (その1)
なぜ、インデックス投資はマイナーなのかを考える (その2)市場の要因
なぜ、インデックス投資はマイナーなのかを考える (その3)金融業界の要因
なぜ、インデックス投資はマイナーなのかを考える (その4)個人投資家の要因
なぜ、インデックス投資はマイナーなのかを考える (その5)マイナーでいい
しぶしぶ、インデックス投資の「本質的な問題点」を語る
インデックス投資はマイナーであるほうがよいが、過ぎてもいけない

インデックス投資はマイナーであるほうがよいが、過ぎてもいけない

過去の記事、
2006/12/21 なぜ、インデックス投資はマイナーなのかを考える (その5) マイナーでいい
2006/12/27 しぶしぶ、インデックス投資の「本質的な問題点」を語る
において、「インデックス投資はマイナーであるほうがよい」という意見を述べさせていただきました。

これに対して、読者の方々から、賛否両論、たくさんのご意見をいただきました。
僕と同じインデックス投資家と思われる方々からも、厳しいご意見をいただきました。
その後、その方々とのコメントやトラックバックでの議論を通じて、考えがある程度まとまった部分がありますので、主張を少し修正させていただきます。

まず、インデックス投資という運用方法は、「フリーライダー問題」および「効率市場のパラドックス」という本質的問題を抱えており、メジャーになると有効ではなくなってしまう宿命を持っている。
だから、マイナーであるほうがよい。
ここまでは、いっしょです。

ただし、現状は、個人投資家にとっては、インデックス投資があまりにもマイナー過ぎて、需要が少な過ぎるため、個人投資家向けインデックスファンドが途中償還されたり、なかなかコストが下がらなかったりといった問題が、実際に起きている。(機関投資家向けはその限りではないが)
だから、マイナー過ぎてもいけない。

つまり、こういうことです。
「インデックス投資はマイナーであるほうがよいが、過ぎてもいけない」
(コメントいただいた旗風さんのご意見です。ありがとうございます)

さて、「マイナーであるほうがよいが、過ぎてもいけない」ということになってくると、「じゃあ、その均衡点はいったいどのへんなのよ?」という疑問がわいてきいます。
具体的には、「時価総額におけるインデックス運用比率」ということになるのだと思いますが、何割くらいがいいのかは、ちょっと僕にはわかりません。

参考までに、比較的効率的と言われている米国株式市場における、時価総額に対するインデックス運用の比率が、約30%といいますから、このあたりが、ひとつの参照点にはなるのではないでしょうか。
なお、日本においては、約5%(2003年3月時点)ですから、米国との比較で考えれば、「まだまだマイナー過ぎる」と言えるかもしれません。
(出典:ニッセイ基礎研究所) ※余談ですが、この数字、探すのに苦労しました…(^^ゞ

まだまだ、インデックス投資の頑張り甲斐がありそうです。

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しぶしぶ、インデックス投資の「本質的な問題点」を語る

僕が書いた記事「なぜ、インデックス投資はマイナーなのかを考える (その5) マイナーでいい」に対して、rennyさんよりトラックバックをいただきました。
ありがとうございます。
(ご参考)
rennyさんのブログ記事「インデックス投資について再考しました」

いただいたご意見について、僕の考えを書いてみたいと思います。

なお、今回の記事は、いつも以上に本音で書きますので、人によっては不愉快に感じられるかもしれない内容が含まれていることを予めお詫びします。また、決して、インデックス投資を否定したり、rennyさんご本人を非難したりすることが、目的ではないことをご了承ください。
それでは、いってみたいと思います。

記事を拝見するに、おそらく、rennyさんが「インデックス投資には知名度を上げてもらわないといけない」と主張されるもっとも大きな理由は、「超低コストのインデックスファンド(あるいは簡単に買える海外ETF)の実現のため」ではないかと推測します。

インデックス投資が個人投資家の間でマイナー⇒インデックス商品があまり売れない⇒競争が起きない⇒超低コストのインデックスファンド(あるいは簡単に買える海外ETF)が実現しない、というロジックではないかと推測します。

このロジックは、一理あることは間違いないと思います。
そして、気持ち的には僕も同感であります。
しかし、「インデックス投資という運用方法がマイナーであったほうがよいか否か」という問いに対する理由としては、ちょっと不十分なのではないでしょうか。

ためしに、ひとつ質問させてください。
(自分も同類であることを補足しつつ、あえて、おうかがいします)

もし、お望みどおり、超低コストのインデックスファンドが簡単に買えるようになったとしら、それでもなお、「インデックス投資には知名度を上げてもらわないといけない」と主張し続けられますでしょうか?

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12月の「ちょっと投資心をくすぐるドルコスト平均法」を12月25日と26日に投資しました

「ちょっと投資心をくすぐるドルコスト平均法」12月分の投資を、12月25日と26日に行いました。
(ご参考)ちょっと投資心をくすぐるドルコスト平均法とは?

日本株式クラスは12月25日、外国株式クラスと外国債券クラスは12月26日に、投資しました。
12月25日って、日本では普通の平日でしたが、米国ではクリスマス休暇で市場がお休みなんですね。
そのため、米国に投資する投資信託は、12月25日には買い注文自体が出せないものがありました。

投資タイミング的には、いま一歩だったと思っています。
今月初旬に、ぐぐっと円高が進んだ時がありましたので…。
でも、例によって、10年単位の長期的視点で見れば、この買値の差など、「誤差」の範囲です。
愚直に投資額を積み上げていこうと思います。

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マネックス証券の投資信託申込手数料0円キャンペーン今週まで

マネックス証券の投資信託申込手数料0円キャンペーンが、今週いっぱいまでです。

普段、申込手数料が高めな、ヘッジファンドやコモディティファンドやBRICsファンドなども含めて、ほとんどすべての投資信託の申込手数料が0円という、太っ腹なキャンペーンです。
※関連記事
2006/11/30 待ってました!マネックス証券、投資信託の申込手数料が実質「0円」キャンペーン実施

とてもありがたいです。
僕も自分のポートフォリオに必要な投資信託を物色中です。

ところで、こういうキャンペーンって、始まる時には、あちこちでわーっと情報が出るのですが、終わる時には、いつの間にかひっそりと終わってしまうように感じませんか?
頭のどこかで検討しているうちに、「えっ、もう終わっちゃったの!?」と悔しい思いをしないよう、うまく活用したいものです。

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梅屋敷商店街のランダム・ウォーカークリスマスバージョン

街はもうすっかりクリスマスバージョンですね。
梅屋敷商店街のランダム・ウォーカーも、期間限定で、模様替えしてみました。
梅屋敷商店街のランダム・ウォーカークリスマスバージョン

毎年、自分たちへのご褒美で、クリスマス旅行をしているのですが、行き先は、いつもひなびた温泉街です。
クリスマス色は一切ないのですが、逆に、普段の土日よりも空いていて、サービスがよく、それでいてクリスマス価格でもなく、とても満足度が高いです。
フライドチキンもいいですが、旬のお刺身もまた堪えられません。

投資だけでなく、クリスマスも「逆張り」がよろしいようです。

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なぜ、インデックス投資はマイナーなのかを考える (その5) マイナーでいい

前回の記事、
2006/12/14 なぜ、インデックス投資はマイナーなのかを考える (その1)
2006/12/16 なぜ、インデックス投資はマイナーなのかを考える (その2) 市場の要因
2006/12/17 なぜ、インデックス投資はマイナーなのかを考える (その3) 金融業界の要因
2006/12/18 なぜ、インデックス投資はマイナーなのかを考える (その4) 個人投資家の要因
の続きです。今回で最後になると思います

インデックス投資=タダ乗り。

はぁ?なんですか突然?と思われたかたもいらっしゃると思いますが、インデックス投資は、しばしばこう呼ばれて非難されることがあります。
なにがどうタダ乗りなのかというと、株価というのは、アクティブ投資家が、個別企業を一生懸命に調べて、リスクとコストを背負いつつ、買ったり売ったり勝負するからこそ、適正な価格が付くのであって、それをまったく負担しないインデックス投資家は、アクティブ投資家が発見した価格にタダ乗りしているのだ!という理屈のようです。

これを「フリーライダー問題」と呼ぶそうです。

なんだかドロボー呼ばわりみたいで、若干、心外ではあるのですが、たしかに、インデックス投資家は、銘柄の取捨選択をいっさい行ないません。
アクティブ投資家から見たら、「手抜き」をしているように見えても仕方がないと思います。へへへ…(^^ゞ

更に、インデックス投資には、困った問題があります。
インデックス投資家は、インデックスに含まれるすべての企業を買います。しかし、その中には、良い企業だけでなく、ダメ企業や悪徳企業も含まれています。
本来、こうしたダメ企業や悪徳企業は、投資家の厳しい選別に遭い(場合によってはカラ売りを喰らって)、株価は奈落の底まで落ちていき、最終的には市場から退出いただくべきなのですが、インデックス投資家は、それらをも「買い支えてしまう」ことになります。
アクティブ投資家から見たら、「そんな企業に投資すんな!」と言いたくなっても仕方がないと思います。へへへ…(^^ゞ

へへへで済めばいいのですが、これはインデックス投資家自身にとっても、由々しき問題です。
前述のとおり、「現代ポートフォリオ理論」によると、インデックス投資が効率的であるためには、市場そのものが効率的でなければいけないことになっています(効率的市場仮説)。
それなのに、インデックス投資家がインデックス投資すればするほど、市場が非効率になっていくのです。なんたる自己矛盾。

これを、「効率市場のパラドックス」と呼ぶそうです。

以上のことから、宿命的に導かれる結論はこうです。

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なぜ、インデックス投資はマイナーなのかを考える (その4) 個人投資家の要因

前回の記事、
2006/12/14 なぜ、インデックス投資はマイナーなのかを考える (その1)
2006/12/16 なぜ、インデックス投資はマイナーなのかを考える (その2) 市場の要因
2006/12/17 なぜ、インデックス投資はマイナーなのかを考える (その3) 金融業界の要因
の続きです。インデックス投資が、個人投資家の間でだけマイナーな、「個人投資家の要因」について考えてみます。
もしかしたら、これが一番くせものかも…?

(3)個人投資家の要因

○ギャンブル性がない(面白味がない)から

インデックス投資は、インデックス商品を一度買ったらあとは持ち続けるだけ、いわゆるバイ&ホールド戦略が基本です。
個別株投資のように、企業の事業内容や財務内容を詳しく調べたりする必要はありません。
また、投資タイミングについても、リアルタイムチャートや板情報を見ながら、「よし、今だ!」というような、瞬間的で息詰まる判断も必要ありません。
更に、投資によって得られるリターンも、それぞれの資産クラス(国内株式・国内債券・外国株式・外国債券)の期待リターン(せいぜい年率10%以下でしょう)と同じであります。
当然、デイトレで一発逆転!とか、奇跡の大暴騰!とか、あっという間に億万長者!というような、ドキドキ感、ワクワク感とは無縁です。(その分リスクも低いのですが)

僕も昔は、デイトレードやバリュー投資(もどき)をやっていた時期もあるので、感覚的に理解できるのですが、これらの投資はとても楽しいものです。もっと言ったら、一種の「ギャンブル性」があると思います。
それに対して、インデックス投資は、実に退屈であります。面白みがありません。毎日出てくる「ストップ高!」などのニュースを横目に、なーんにもすることがないのですから。

そりゃあ、インデックス投資もマイナーになってしまうでしょう。

○裏付けとなる理論の理解に数学が出てきて難しいから

インデックス投資の理論的裏付けになる「現代ポートフォリオ理論」をちゃんと理解するためには、分散・標準偏差など数学の知識(微分・積分というやつ)が必要になります。
僕を含めて私立文系大学卒の人間にとって、数学の微分・積分は、全力で避けるべき「鬼門」であったはずです(笑)。
僕も、投資を勉強しだして間もない頃、「ウォール街のランダム・ウォーカー」などを読んで、「わが人生で、まさか、こんなところで『数学の壁』にブチ当たるとは…」と呆然としたものです。
誰だって、お金は儲けたいけれど、数学の勉強はしたくはありません。

そりゃあ、インデックス投資もマイナーになってしまうでしょう。

余談になりますが、これをご覧の学生諸君!!
学校で習う大半の勉強は、社会に出てから直接は役に立たないかもしれないけど、「微分・積分」は思いっ切り金儲けの役に立つぞ!!と声を大にして言いたい(笑)。

更に余談になりますが、現代ポートフォリオ理論の理解は難しくても、理論から導かれる最終結論は、幸いにも、あきれるほど簡単です。
「世界中のインデックスファンドを買って放置せよ」
たったこれだけです。

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なぜ、インデックス投資はマイナーなのかを考える (その3) 金融業界の要因

前回の記事、
2006/12/14 なぜ、インデックス投資はマイナーなのかを考える (その1)
2006/12/16 なぜ、インデックス投資はマイナーなのかを考える (その2) 市場の要因
の続きです。インデックス投資が個人投資家の間でだけマイナーな、「金融業界の要因」について考えてみます。

(2)金融業界の要因

○コストが安く金融業界が儲からないから

一般的に、インデックスファンドは、アクティブファンドよりも信託報酬が安いです。
ちなみに、国内株式ファンドの信託報酬の平均を比較すると、2006年4月末現在、
アクティブ型 1.487%
インデックス型 0.825%
(出典:モーニングスターのWEBサイト
と、インデックスファンドの信託報酬の低コストは明らかです。(個人的にはこれでも高いと思いますが)

インデックスファンドは、信託報酬だけでなく、販売手数料も安いものが多いです(ノーロードも多い)。
金融業界としては、インデックスファンドは、販売しても利幅が薄い商品ということになりますので、いきおい、利幅の厚いアクティブファンドの販売にいそしむということになります。

それに加えて、機関投資家の間では、「(その1)の記事」で指摘させていただいたように、「インデックス運用ブーム」が起こり、コスト競争が激化し、運用報酬が下がるところまで下がりきってしまいました。
個人投資家の間でも、国内株式の株式売買手数料について言えばは、もはや世界最低水準と言っていいレベルまで、下がりきってしまいました。
このような事情もあり、金融業界としては、行動ファイナンス理論を販売のマーケティングに悪用してでも、個人投資家からは、投資信託でたくさんの手数料を稼がなければならない懐事情なのでしょう。ああ、お寒い。

そりゃあ、インデックス投資もマイナーに追いやられてしまうでしょう。

○日本の証券会社のビジネスモデルが旧態依然だから

上記のように、懐がお寒くなってしまった日本の証券会社ですが、インデックス投資先進国である米国の証券会社はいったい何で儲けているのでしょうか?

ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー、メリルリンチなど、米国の大手証券会社は、日本の証券会社のように株式売買や投資信託の運用だけではなく、主にM&A仲介業務などのいわゆる「投資銀行」業務の方にシフトして、飯を食っているようです。
最近は、日本企業の大型M&Aのニュースを見ることが多くなってきました。
たしかに、そのようなビッグディールに顔を出しているのは、野村證券や大和証券ではなく、ゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレーであることが多いような気がします。

日本の大手証券会社は、大口を優遇して小口の個人を嵌め込む、昔ながらの「株屋」の発想から、早いところ脱却してほしいものです。がんばれ、日の丸証券!

そうは言っても、日本の証券会社の投資銀行業務が、まだまだこれからなのであれば、当面のビジネスモデルとしては、個人投資家向けの投資信託に注力して稼がなくてはならないのでしょう。
注力するなら、断然、利幅の厚いアクティブファンド!となるのは、彼らからすれば当然(必然?)かもしれません。

そりゃあ、インデックス投資もマイナーに追いやられてしまうでしょう。

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なぜ、インデックス投資はマイナーなのかを考える (その2) 市場の要因

前回の記事、
2006/12/14 なぜ、インデックス投資はマイナーなのかを考える (その1)
の続きです。
機関投資家の間ではメジャーなインデックス投資が、個人投資家の間でだけ、“超”マイナーな理由を考えてみます。

他のかたのブログでも、いろいろな要因が指摘されています。前回の記事のコメントでも、たくさんのご指摘をいただきました。ありがとうございます。
自分なりに、これが大きいんじゃないかなと思われる要因を考えて、(1)市場、(2)金融業界、(3)個人投資家の3つの面から整理してみました。

(1)市場の要因

○インデックスファンドができてまだ間もないから

日本では米国に遅れること10年、1985年にようやくインデックスファンドが誕生しました。
しかも、ずっと日経平均やTOPIXといった国内株式のインデックスファンドが中心で、国内債券、外国株式、外国債券のインデックスファンドの設定は比較的新しく、日本国内において確定拠出年金制度が導入された2001年以降に活発化してきました。
(出典:STANDARD&POOR'SのWEBサイト

現在が2006年ですから、ひととおりの資産クラスのインデックス商品が揃ってから、まだ5年そこそこの歴史しかありません。

そりゃあ、インデックス投資はまだマイナーでしょう。

○バブル崩壊後10年以上、国内株式インデックスが下落し続けたから

上記のとおり、できて間もないインデックスファンドでありますが、国内株式インデックスだけは、20年そこそこの歴史があります。
しかし、その国内株式インデックスが、バブル崩壊以降、1989年をピークに、10年以上下落し続けたことは、誰もがご承知のことと思います。
2006年現在は、ずいぶん盛り返してきているとはいえ、その間、国内株式インデックス(だけ)に投資していた個人投資家は、大損を被ったはずです(僕も下落後期に損失をくらいました)。

その間、他の資産クラス(国内債券・外国株式・外国債券)は堅調であったのですが、その資産クラスに投資するまともなインデックス商品は、ほぼ存在しなかったわけです。
その時あったインデックス商品で、インデックス投資を試みた個人投資家は、未曾有のバブル崩壊の影響をモロにくらってしまったことでしょう。人によっては「インデックス投資うらめしや…」かもしれません。

そりゃあ、インデックス投資もマイナーになってしまうでしょう。

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なぜ、インデックス投資はマイナーなのかを考える (その1)

率直に申し上げて、インデックスファンド・ETFを活用した「インデックス投資」は、個人投資家の間では、“超”マイナーであります。

自分が良いと考えて実践している投資法が、何故に、こんなにもマイナーなのか。
その理由を自分なりに考えてみましたので、何回かに分けて、書いてみたいと思います。

世間では株ブームとやらで、株をやっているという人はたくさんいるのですが、インデックス投資をしているという人には、公私含めて、実際にお会いしたことがほとんどありません。
体感的には、ひとりぼっちという感じです(笑)。
また、あちこちの書店で、絶賛拡大中の株本コーナーをのぞいてみても、インデックス投資をすすめる書籍は、あまり目立ちません。
さらに、ネットコミュニティ(mixiのコミュニティやyahoo掲示板など)でも、インデックス投資をすすめる発言は、ごく少数である気がします。
(余談ですが、だからこそ、ブログで交流させていただいているインデックス投資仲間は貴重であります!)

このように、個人投資家の間ではマイナーなインデックス投資ですが、意外なことに、機関投資家の間では、「インデックス運用ブーム」だったそうなのです。

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仲間たちと伊豆温泉で忘年会

週末は、仲間たちと伊豆の温泉に泊まって、忘年会をしてきました。

温泉に入って、宿の美味しい料理を食べたあと、自分たちで買い出しに行ったカワハギやキンメをさばいて、刺身にして、ビールで乾杯!
さんざん飲んだくれたあと、深夜まで麻雀なんかやったりして。
翌日はややグロッキー気味でしたが、よい週末でした。

今年も、あと一回投資を行なったら、投資活動はすべて終了です。
早めにやってしまって、すっきりしようかな。
こんな、緊張感のない投資判断でもよいので、「ちょっと投資心をくすぐるドルコスト平均法」は楽ちんです。

アジアの金融センターを担ってきた東証?

日本を除くアジアの主要13市場合計の時価総額が、東京証券取引所を上回ったそうです。
近年、中国市場などが好調でしたから、実感としてよくわかります。

【NIKKEI NET 2006/12/09より引用】
株式時価総額アジア急増、13市場合計で東証抜く
 世界の株式市場の勢力図に変化が生じている。日本を除くアジアの主要13市場合計の時価総額は10月末で5兆9000億ドルと、東京証券取引所(4兆4000億ドル)を上回った。より有望な投資先を求める資金の流れが背景にあり、これまでアジアの金融センターを担ってきた東京市場に代わって中国、インドなどが存在感を高めている。

 アジア13市場の時価総額は2000年末からは約4.3倍に拡大。昨年末では東京にわずかに及ばなかったが、東京市場が年初からほぼ横ばいにとどまっているのに対し、アジア各市場は時価総額が33%増え、東京を引き離した。
【引用終わり】

昔から気になっていたことに触れていましたでの、そのことについて書いてみます。
それは、「アジアの金融センターを担ってきた東京市場」という部分です。
この記事だけでなく、新聞報道や国会討論など、いろいろなところで見かけるこの言い方。

アジアの金融センターを担っているって、具体的にどういうことなんでしょう?

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水瀬家の冬支度

東京ビッグサイトで行なわれているJSBC・スノーリゾートフェア「冬博」に行ってきました。

このイベントでは、主要なスキー場の早割リフト券が2500円程度で買えます。
はっきり言って激安です。
いい年こいてスノーボードに行きまくる水瀬家としては、当然まとめ買いです。
たくさんの早割りリフト券♪

他にも、最新モデルの即売会(これまた安い!)があったり、各スキー場ごとのPRブースがたくさん並んでいて、係りの人が一生懸命PRしていたりします。
会場を歩いているだけで、あっという間に両手いっぱい優待券を貰えました。

既にボード・ビンディングのセッティングもバッチリ、ホットワックスも抜かりありません。
今シーズンは帽子を新調しました。
BURTONの緑のニット帽です。ちなみに、今年のゲレンデは緑が流行るらしいっすよ(笑)
ニット帽新調 ヨメ撮影(笑)

この冬も雪山で遊ばせてもらいます。今からとても楽しみです。

楽天証券の弱点が少し改善

インデックス投資家のためのおすすめ証券会社としていた楽天証券。
※関連記事
2006/10/28 インデックス投資家のためのおすすめ証券会社 楽天証券

「海外ETFが買えること」「インデックスファンドを含めた豊富なノーロードファンドが買えること」など、大きなメリットがあります。
その一方、「債券の取り扱いがない」「投資信託の目論見書が電子交付に未対応」という、デメリットもありました。

そのデメリットが、少し改善されてきたようです。

まず、債券ですが、12月19日(予定)より、外国債券の取扱いを開始するそうです。
取り扱い銘柄が、「南アフリカランド建て世界銀行債」のみというのがちょっと……ですが、債券取り扱い開始の第一歩と考えれば、まあよいのではないでしょうか。

次に、投資信託の目論見書の電子交付ですが、こちらは11月11日より、既に電子交付サービスが開始になっています。
これは、ネット証券の基本的サービスとも言えるサービスだと思いますので、対応してくれてよかったと思います。

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売りたくなったら見る言葉

『投資の世界では、感情は必ず間違った方向に投資行動を導くものである。気分の高揚している時(たいていは市場のピーク)は株を買いたくなり、不安を感じる時(たいていは市場が低迷している時)は売りたくなるものである。健全な長期投資にとって、直感こそが敵であり、理性こそが友である』 ジョン・C・ボーグル

敗者のゲーム(新版) なぜ資産運用に勝てないのか
日本経済新聞社
チャールズ・エリス(著)
発売日:2003-12-04
おすすめ度:4.5


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売らずに我慢するテクニック 『Yahoo Financeでダウ平均株価チャートのmax期間を見る』

僕の投資スタイルは、インデックスファンドのバイ&ホールド戦略です。
バイ&ホールド戦略を採る投資家の一番大事な仕事は、企業分析やマクロ経済分析ではなく、単に「ファンドを売りたくなった時に我慢すること」ではないでしょうか。
今回は、相互リンクブログ「オフショアな海外投資日記」のスマイリーさんからご提案いただいた「売らずに我慢するテクニック」をご紹介します。

○ Yahoo Financeでダウ平均株価チャートのmax期間を見る

売りたくなっているあなたは、まずはこれを見てください。
(クリックすると拡大します。ぜひクリックして見てください)

ダウ平均株価チャート

これは、米国のダウ平均株価の1930年~2006年現在までのチャートです。
Yahoo Financeで表示しうる最大の期間を表示しています。
(対数スケールのグラフです。linerスケールのグラフはこちら
これを見ると、きれいな右肩上がりを描いているのが分かると思います。
少なくとも米国の株式インデックスは、長期的には上昇するものであり、短期的な下落は一時のものであることが、見て取れるグラフだと思います。

これを見れば、株式インデックスファンドを売りたくなった気持ちを我慢することが出来るのではないでしょうか。
スマイリーさん、ありがとう!

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「ゲイツ財団」運用の590億ドル、全資産を死後50年以内に寄付。カッコいい

マイクロソフトのビル・ゲイツさんが、全資産を死後50年以内に寄付するとのこと。
ゲイツさん、カッコいいよ。

【NIKKEI NET 2006/12/01より引用】
「ゲイツ財団」運用の590億ドル、全資産を死後50年以内に寄付
 マイクロソフトのビル・ゲイツ会長(51)らが運営する慈善団体の「ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団」は11月30日、590億ドル(約6兆8000億円)の運用資産をゲイツ氏または夫人のメリンダ氏(42)の死後50年以内にすべて寄付すると発表した。

 同財団の運用資産規模は、フォード、カーネギー、ロックフェラーの各財団を上回り世界最大。米の慈善団体は通常、法で定められた運用資産の最低5%を寄付したうえで、残りを株式などで運用しながら運用資産の総額を維持する。永続的に寄付活動する従来の考え方を見直す契機になりそうだ。
【引用終わり】

財産を株式などで運用しながら永続的に寄付活動する従来の考え方も素晴らしいと思いますが、一気に寄付し尽くすのも、男気(?)があってカッコいいです。

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・海外ETFの取り扱いはないが、所定の国内ETFが売買手数料無料の「フリーETF」サービスあり

セゾン投信
・これ1本でVanguardの超低コストインデックスファンド8本に国際分散投資できる「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」が購入可
・投信積み立ては月5,000円から

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