【往年のインデックス投資家限定】 おおお、机から懐かしいものが!

机周りの整理をしていたら、とても懐かしいものが続々出てきました。

ベガの取引報告書
(クリックで拡大)

こ、この黄ばんだハガキは、「大和住銀エス・ビー・日本債券ファンド」の取引報告書ではないですか。
愛称はたしか「ベガ」でした。
約定日が2002年7月16日ですから、9年前のものです。よく残っていたものです。

当時は、まともな日本債券インデックスファンドがなかったので、このファンドで代用していました。
アクティブファンドですが、当時はまあまあのパフォーマンスだったような記憶があります。
ちなみに、このファンドを購入したのはeトレード証券(現SBI証券)でした。
当時のeトレード証券は、ほとんどの投信が金額指定できず口数指定の購入しかできませんでした。だから、この取引報告書も1万口を購入しています。

続いて出てきたのが、これ。

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インデックスファンド、国内ETF、海外ETFの比較

インデックス投資に使う主な金融商品は大きく分けて、(1)インデックスファンド、(2)国内ETF、(3)海外ETFの3種類があります。

これら3つを横並びに比較した情報が見当たらなかったので、「ほったらかし投資術 インデックス運用実践ガイド」(山崎元・水瀬ケンイチ著)を執筆する中で、自分なりに整理して原稿を書きました。
でも、編集さんにばっさり切られて、結局ボツになってしまった部分があります。

本当はそこがいちばんのポイントだったという思いがあり、ブログに掲載しておきたいと思います。
ただし、本の執筆をしていた2010年9月時点の情報であり、若干情報が古くなっている(それでもまだ1年経っていませんが)部分があるので、そこは予めご了承ください。
何かのご参考になれば幸いです。


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「ちょっと投資心をくすぐるドルコスト平均法」7月分の投資を実行

「ちょっと投資心をくすぐるドルコスト平均法」7月分の投資を、本日7月29日に行ないました。
<ご参考>ちょっと投資心をくすぐるドルコスト平均法とは?

円高株安が進んでいるようです。
今月は月末まで投資を引っ張ってみましたが、日本株・先進国株・新興国株いずれも、月内ではまあまあ良いところで買えたような気がします。

積み立て投資信託は、以下の4本です。

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「資産倍増プログラム」公式サイトにインタビュー記事がついに掲載、その内容はいかに?

ネット証券4社共同プログラム「資産倍増プログラム」の公式サイトに、水瀬のインタビュー記事が掲載されました。

もともと私はプロジェクトの現時点での動向について批判的な意見を持っていました。
だから、取材依頼をお受けするかどうか悩みました。でも、ネット投資家の誰かが伝えなくてはいけないことだと思い、お受けすることにしました。
2011/07/20 ネット証券4社共同プログラム「資産倍増プロジェクト」の公式サイトから取材依頼。悩むが…

取材当日は、ヒール役ということもあってとても緊張しました。
でも、言うべきことは言えたのではないかと思います。
幸い、取材陣はよく話を聞いてくれました。あとは、どういう形で掲載されるか(されないか)でした。
2011/07/25 ネット証券4社共同プログラム「資産倍増プロジェクト」の取材終了

その時のインタビュー取材の記事が、本日アップされたと連絡が来ました。
その内容はいかに…?

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「ドル建て投資信託は危険か?」またその話か…でも何度でも言います

4年ほど前に当ブログでホットな議論となった、「ドル建てファンドは円建てファンドより為替リスクが高い?」というテーマがあります。

当時は、ちょうど楽天証券でネット証券初の海外ETFの取り扱いが開始された直後の時期でした。
海外ETFのメインは米ドル建てであり、ポートフォリオの全てのアセットクラスを米国ETFにしてしまうと、コストが安いのはいいけれど、米ドルの為替リスクが高くなってしまうため手が出せないといった(誤った)意見が投資家の間で散見されていました。

ブログで、将来の円転を前提にすれば、為替リスクは投資対象の国の通貨に対して負うのであり、金融商品自体がどの通貨建てか(ドル建て、ユーロ建て、円建てなど)は関係ないと書いたところ、それでも信じられない風のかたから、目からうろこというかたまで、意外と誤解していたかたが多かったのが印象的でした。

さすがにそんな誤解はもう少ないのだろうなと思っていたところ、そうでもないという情報が出ていました。

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Xperia acroでついにスマートフォンデビュー

(投資に関係のない雑談です。ご興味があるかただけご覧ください)

ついに、スマートフォンデビューしてしまいました。

私はもともと、電子マネーiDやモバイルSuicaなど、おサイフケータイ機能のヘビーユーザーだったので、それが付いていないスマートフォン戦線にはしばらく加われずにいました。
7月23日に、やっとモバイルSuicaがスマホ対応され、これで通勤用定期券がスマホで使えるようになりました。

そこで、満を持してスマホ購入。
買ったのはソニーエリクソン製の「Xperia acro」(黒)です。

Xperia acro Xperia acro(裏側)

画面はバカでかいし、液晶は綺麗だし、黒はしっとりとした質感(他の色はツルツルしてました)ですっぽりと手に馴染みます。
おデブちゃんだという前評判を聞いていましたが、個人的には重さも厚さも全然気にならないレベルです。

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ネット証券4社共同プログラム「資産倍増プロジェクト」の取材終了

悩んだ末にお受けすることにした、ネット証券4社共同プログラム「資産倍増プロジェクト」の取材が終了しました。

今までいろいろな取材を受けてきましたが、最も緊張した取材だったかもしれません。
それはそうです、今回は完全にヒール役ですから。

基本的に、予めブログで公表しておいた話す予定の内容(「ネット証券4社共同プログラム「資産倍増プロジェクト」の公式サイトから取材依頼。悩むが…」参照)に沿って、お話しました。
上記記事にあるとおり、現時点の資産倍増プロジェクトにはかなり批判的な内容です。

心苦しくはありましたが、いちネット投資家として言うべきことは言ってきたつもりです。
とりあえず、取材陣はよくお話を聞いてくださいました。
あとは、それがプロジェクト関係者にどのように伝わるかだと思います。

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図書館を活用した乱読のすすめ

私は今でこそインデックス投資をメインに投資をしていますが、最初は日本株の個別株投資でデイトレをやったりバリュー投資をしたり、いろいろやっていました。

その過程で、たくさんの本を読み漁りました。
投資を始めた頃、私は山梨県で働いていました。甲府市立図書館に通いつめ、投資関連の棚にある本は全部読んでしまいました。季節になると藤の花がきれいに咲いていたのを思い出します。

東京に戻ってきてからも、最寄の図書館の投資関連の棚は早々に読破し、隣接するいくつかの図書館の本もどんどん読破していきました。
そのうちに近所の図書館では読むものがなくなり、実際に行くにはかなり遠い同じ区内の図書館から取り寄せで投資関連本を読むようになりました。
そうこうしていると、ぼちぼち最寄の図書館にも新刊がはいるようになり、また片っ端から読み漁っています。

図書館を活用した投資本の乱読をしていて、良い点と悪い点が分かってきたような気がします。
それは……

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各アセットクラスの年間収益率を年ごとに並べると

STAMのWEBサイトに、2006~2011年前半までの各アセットクラスの年間収益率が掲載されていました。

住信アセットマネジメント
STAM投資なび Vol.8 「2011年前半の振り返り~2011年後半の相場展開は?~」

コラムでは、2011年後半の相場展開予想がメインテーマのようでしたが、私には、将来の相場を予想するのがいかに難しいかを示すコラムであるように見えました。

各資産の年間収益率
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毎月分配型投信や通貨選択型投信もいいけれど、売る方も買う方もしっかりしよう

毎月分配型投信や通貨選択型投信に、統一書式の説明が義務付けられるそうです。

【日経新聞2011年7月21日朝刊4面より引用】
投信リスク説明義務付け 「毎月分配」や「通貨選択」
日本証券業協会と投資信託協会は今秋から、個人投資家に人気のある「毎月分配型」や「通貨選択型」と呼ばれる投資信託について、証券会社や銀行、運用会社に顧客への商品説明を徹底させる。投信の説明書(目論見書)で商品の仕組みやリスクを説明する統一の書式を作成し、運用会社に記載を義務付ける。販売会社には目論見書に沿った説明を求める。顧客が商品性を十分に理解しないまま購入し、不利益を被るのを防ぐ狙いだ。
【引用おわり】

当ブログでも何度も警鐘を鳴らしてきた、毎月分配型と通貨選択型投信ですが、ここへきて、日本証券業協会と投資信託協会が説明義務付けに動きました。

記事では、6月末全公募投信の純資産残高の55%(36兆円)が毎月分配型、足元の株式投信販売の7~8割が毎月分配型とのこと。また、通貨選択型も登場から3年で9兆円まで伸びているそうです。
こんな毎月分配投信だらけの市場、世界でも日本だけじゃないでしょうか。

「分配金利回り」なる珍妙なデータを使って、見かけ上の高利回りに投資家の注意を集中させて、トータルリターンやコストから投資家の目をそらすという金融機関側の営業活動の賜物だと感心します。
しかし、今回の措置を見ると、さすがにこれは行き過ぎだということに金融機関も気づいたのでしょうか。

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ダイヤモンド・オンラインの連載コラム第2回目公開。始める前のアノ話

ダイヤモンド・オンラインでの連載コラムの2回目が、本日公開されました。

ダイヤモンド・オンライン 金融のプロに騙されない等身大の資産作り
【第2回】 金融危機、リストラ、災害、入院…不測の事態にも安心して投資を続ける秘訣とは!?
(2011/07/21)

タイトルを見てすぐにピンと来た読者のかたもいらっしゃるかもしれませんが……そうです、アノ話です。
資産運用を始めるにあたって、地味だけどとても大切なことなので、理屈だけでなく投資の実践を通じて感じた「実感」を交えて書きました。
ご興味があれば、見てやってください。

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ネット証券4社共同プログラム「資産倍増プロジェクト」の公式サイトから取材依頼。悩むが…

ネット証券4社共同プログラム「資産倍増プロジェクト」の公式サイトから、取材依頼がありました。

お受けするか、ものすごく悩みました。
なぜなら、私は「資産倍増プロジェクト」について、残念ながら現時点では、厳しい意見しか持ちあわせていないからです。

私は「資産倍増プロジェクト」について、発足前に「ネット証券4社共同プログラム『資産倍増プロジェクト』に求めたいこと」というブログ記事で、プロジェクトに期待することは「資産形成層に向けた正しい知識を広めること」だと書きました。
そして、プロジェクト発足後、活動が明らかになってきた段階で、「ネット証券4社共同プログラム『資産倍増プロジェクト』への落胆と期待」という記事で、資産形成層の役に立つ商品というよりも、現在大手証券で高齢者相手に売れに売れている(但し資産形成に適した商品かは大いに疑問の)毎月分配&通貨選択型投信を、専用投信として立ち上げたことに対する落胆を表明しました。
結局、大手証券の高齢者層の顧客が欲しいだけかと。

もし取材をお受けすれば、おそらく相手にとって耳の痛い話ばかり申しあげることになるでしょう。
そんな憎まれ役をやりにわざわざ出向いていくのか?

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お金を投げ捨てる男が変わったきっかけ

学生時代、いつものようにファミレスで会計を済ませた時、当時付き合っていた彼女が言いました。

「水瀬っていつもお金を投げ捨てるようにして払うよね。感じ悪いからやめた方がいいよ」

ええっ本当に!?
自分としてはそんなつもりはまったくなかったので、とても驚いた記憶があります。
彼女曰く、ファミレスだけでなく本屋やコンビニなどでも、いつも同じようにお金を投げ捨てるように放り出しているとのこと。
でも当時は、「なんだよ細かいこと言いやがって」くらいにか思っていなかったと思います。
(若さゆえの過ちです。お許しを…)

自分に心当たりはなかったのですが、無意識のうちにお金を雑に扱っていたようです。
今にして思えば、当時はお金を使うことに関して、なにかやましいことをしているような思いがどこかにあったような気がします。
きっと、「こんなやましいやりとりは早く終わってくれ!」という思いが、お金を投げ捨てるように出すという行動になってあらわれていたのでしょう。

その根底には、「お金は汚いものだ」という観念があったのだろうと思います。
残念なことに、もしかしたらそれは、成人してからもずっと続いていた可能性があります。
なにしろ、本人に心当たりがないのですから。

でも、彼女に言われたことは心のどこかに引っかかっていたように思います。

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「プレジデント」に掲載されました

梅屋敷商店街のランダム・ウォーカーと水瀬が、「プレジデント 2011.8.1号」に掲載されました。

PRESIDENT (プレジデント) 2011年 8/1号 [雑誌] プレジデント 2011.8.1号 梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー掲載ページ

掲載されたのは、『分野別・「一番頼れるキュレーター」リスト公開』というページです。
キュレーターという言葉は最近よく見る言葉ですが、記事によると、『一次情報ではなく、受け手側に「価値」を付与しつつ情報配信できる教祖のごとき存在』とのこと。
そんな意味でしたっけ?なんだかスゴい言葉ですね。

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水瀬、google+(グーグル プラス) はじめました

話題のgoogleのSNSサービス、google+(グーグル プラス)に登録してみました。

正直、まだよく分かっておりませんので、現在いじくりながら試行錯誤中です。
でも、この「雰囲気」は私の好みです。
画像や動画も気軽に共有でき、文字数制限もないようですので、ツイッターとはまた違う自由さがあります。
なにやら大きな可能性を感じます。

私のgoogle+アカウントはこちらです。
http://gplus.to/minasek

google+をやっているかた、どうぞお気軽にフォローしてみてください (^^)

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日本でインデックスファンドが広がらない本当の理由

モーニングスターに、「日本では広がらないパッシブファンド」と題したコラムが掲載されています。(注:パッシブファンド=インデックスファンドです)

モーニングスター アナリストの視点(ファンド)
2011-07-14 日本では広がらないパッシブファンド

詳しくは上記コラムをご覧いただきたいのですが、内容をひと言でまとめると……いや、実際に日米のパッシブファンドの純資産額と投資信託全体に対する純資産額シェアの推移のグラフを見てもらった方が一目瞭然です。

国内のパッシブファンドの純資産額とシェアの推移
日本のパッシブファンドの純資産額と投資信託全体に対する純資産額シェアの推移

米国のパッシブファンドの純資産額とシェアの推移
米国のパッシブファンドの純資産額と投資信託全体に対する純資産額シェアの推移
(モーニングスター アナリストの視点(ファンド)2011-07-14より)

若干、グラフのマジック(日本のグラフはシェアの目盛りが5%~30%で、米国のグラフはシェアの目盛りが5%~15%で、米国の右肩上がり感がより強調されているとか)はあるものの、インデックスファンドのシェア推移のトレンドが見事に逆さまです。

コラムでは、日本でインデックスファンドが広がらない理由として、日本の投資家が、分配金利回りを重視する傾向にあるからだと結論付けています。
もちろんそれもあるでしょう。
しかしながら、私の見方は少し違います。

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フロンティア・マーケット・インデックスに投資したい

米国で、フロンティア・マーケット・インデックスに連動するETFが上場申請されたそうです。

モーニングスター グローバルニュース2011/07/12より引用】
<新興国EYE>多様化進む新興国ETF、「アフリカ」「小型株」など米国で相次ぎ上場申請
海外の運用会社が新興国を対象としたETF(上場投信)の商品ラインアップの多様化を進めている。ETF運用会社のグローバルXファンズは7日、「FTSE・フロンティア・マーケット・インデックス」への連動を目指すETF「グローバルX・FTSE・フロンティア・マーケット・ETF」を上場するための承認申請をSEC(米証券取引委員会)に行った。同指数は、新興国のなかでも現在は経済規模が比較的小さいものの、今後急速な成長が見込まれる「フロンティア・マーケット」と呼ばれる国々の株式を対象とする。
【引用おわり】

米国の個人投資家は、いいなぁ。新しい商品をどんどん取り入れることができて。
日本のように仕組みばかり複雑で変ちくりんな新商品ではなく、それこそ投資対象のフロンティアをどんどん開拓していくような新商品を意欲的に出してくるところに、米国金融業界の底力を感じます。もちろん米国にも複雑な仕組みのETFもありますが、やはり基本ラインナップは良いです。

さて、愚痴はこのくらいにして、フロンティア・マーケットですが、エマージング・マーケットよりも更に小さい開発途上国の国々です。
その成長は、まだまだこれからです。
記事に出ている「FTSE・フロンティア・マーケット・インデックス」ではなく、「MSCI・フロンティア・マーケット・インデックス」ですが、フロンティア・マーケットについて詳しく書いてあるレポートを見つけましたので、いっしょに見てみましょう。

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日銀総裁が語る「テール・リスク」への対応策とは

「テール・リスク」とは、発生確率は低いが発生すると巨額の損失となるリスクのことです。

普段、あまり聞くことはない言葉かもしれませんが、割と関連書籍も出ています。
通常、株や債券など伝統的資産のリターンは概ね正規分布するという前提で、投資家はリスク(標準偏差)を計算し、ポートフォリオの最大損失を推定したりします。

しかし、実際にはリーマン・ショックなどの大規模な市場暴落は、その発生確率どおり1000年に一度とかいうレベルではなく、もう少し頻繁に起きていることが観測されています。
実際の市場は、正規分布ではなく、釣鐘型グラフの裾野部分がもっと分厚いベキ分布ではないかという見方があります。
ちなみに、ベキ分布の裾野部分の分厚くなっている部分を「ファット・テール」、その発生リスク(主にマイナス側)を「テール・リスク」と呼んでいるようです。

これらテール・リスクについては、「投資の科学 あなたが知らないマーケットの不思議な振る舞い」(マイケル・J・モーブッシン著)や「ブラック・スワン―不確実性とリスクの本質」(ナシーム・ニコラス・タレブ著)などを読んで存在は知ってはいるのですが、その中に有効な対応策が見出せませんでした。

できることと言えば、標準偏差はあくまで「目安」と考えるとか、最大損失を2標準偏差ではなく3標準偏差も視野に入れてみようとか、債券比率を高めにしてリスク自体を下げておこうとか、生活防衛資金をたっぷり準備しておこうとか、そんな方法しか思いついていませんでした。
(タレブ氏が少しだけ提唱している、9割安全資産で1割ハイリスク投資という「バーベル戦略」は私には不向きなので却下)

そんな中、モーニングスターにその名も「テール・リスクに対する対応策」という記事が出ているではありませんか。
しかも、内容は白川日銀総裁の講演レポートに基づいているというではありませんか。
これは見るしかないでしょう。

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ほんとうに「ほったらかし運用」でいいの?と不安なかたに朗報

私は昨年12月、「ほったらかし投資術 インデックス運用実践ガイド」という本を山崎元氏と共著で書きました。

この本で私が言いたかったことのひとつに、「投資が趣味でも仕事でもない普通の人は、投資にかける時間をできるだけ減らして、空いた時間を仕事や趣味や家族サービスに使ってQOL(Quality of Life)を上げよう」ということがありました。
出版当時は「ほったらかし」という言葉に脊髄反射したかたから「けしからん!」というお叱りを受けもしましたが、本当に言いたかったことは上記のとおりでした。

さて、この「ほったらかし運用」についてですが、イメージ的には、既定のアセットアロケーションを守って年1回のリバランス、半期に1回のアセットアロケーション計算、あとは月1回のインデックスファンドの積み立て、という感じのスケジュール感です。
日々やることは特にありません。

でも、本当にその程度でいいの?と不安になるかたもいらっしゃると思います。
共著の山崎氏は「運用という作業は基本的に、持っていることであり、売り買いすることではない」と述べています。
それでも不安なかたに、「ほったらかし運用」をサポートするレポートを見つけたのでご紹介します。

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その個人向け社債はほんとうに投資に値するのか?

個人向けのSBI債の人気が出すぎて、毎回売出しから数分で瞬間蒸発してしまうので、今後は抽選になるそうです。

SBI債に限らず、個人向け社債というのはそんなに良い金融商品なのでしょうか。
私は大いに疑問です。

日経新聞を読んでいるかたはわかると思いますが、いろいろな大企業が「○百億円起債する」というニュース自体はよく見かけます。
いち読者としては「へ~そうなんだ」くらいにしか思いませんが、考えてみると、そこで記事になっているいろいろな企業の社債を、個人投資家である私が買えるという話を聞いたことがありません。
自分が口座を開いている証券会社では、個人が買える社債は一部の銘柄(ほんの数銘柄)に偏っており、先ほどのニュースに出ているようなバラエティに富んだ企業の社債は見当たりません。

何故でしょうか?

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ダイヤモンド・オンラインの連載スタート

ダイヤモンド・オンラインでのコラム連載が、本日7月7日(七夕ですね)から始まりました。

ダイヤモンド・オンライン 金融のプロに騙されない等身大の資産作り
【第1回】 なぜ銀行や証券会社は低コストで楽な投資法を個人投資家に隠すのか!? (2011/07/07)

このコラムは、私水瀬ケンイチが、個人投資家ならではの視点で、投資が趣味でも仕事でもない普通の人のためのインデックス投資法を解説するという企画です。
なんか地味で申し訳ないです(笑)

でも、しがらみのない個人投資家という立場を活かして、率直に書いていきますよ。
投資初心者向けというオーダーが出ていますので、当ブログの読者さんにとってはやや簡単すぎる内容になるかもしれません。
書きっぷりは易しくても、インデックス投資実践の「勘所」はしっかりと押さえていきたいと思っています。

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2011年度税制改革法案の一部が国会で成立、果たして証券優遇税制は?

2011年度の税制改革法案のうち一部が切り出され、6月下旬に国会で成立していました。

バタバタしていたのですっかり忘れていましたが、昨年後半からずっと追いかけていた「証券優遇税制」については、2013年末まで延長されることが決まりました。

証券優遇税制とは、株式や投信の売却益・配当・分配金への課税が、本来の20%から10%に軽減されている優遇税制です。
震災で市場が弱っているところに、証券税制が増税になりでもしたら、泣きっ面に蜂でえらいことになっていたかもしれません。
一時、政府税調専門委で「富裕層に有利な仕組みとなっていることに批判の声が相次いだ」とかいう前時代的な判断が通ってしまった時には、どうなるかと思いましたが、とりあえずほっとしています。

今回の税制改革では、他にも「デリバティブの店頭取引」が2012年から20%の申告分離課税になり、損失の繰越控除も可能になります。
これにより、取引所取引「くりっく365」以外の店頭取引FX事業者でも、総合課税で最高税率50%(!)を取られることはなくなりました。

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購買力平価が私に与えた影響

今朝の日経新聞に、為替についての良記事発見。

【日経新聞2011年7月4日朝刊17面より引用】
長期の外貨投資 「購買力平価」軸に
円が1ドル=80円前後と高値圏にある。「国力」が衰えているといわれる中で、なぜ円は長期的に上昇し続けてきたのか。「購買力平価」という考え方を視野に入れておくと、為替の長期的な値動きの背景がわかり、外貨投資の失敗を減らせる可能性がある。
【引用おわり】

当ブログでも何度も取り上げている、購買力平価のことが書いてあります。
大事なことは何度でも書きますが、購買力平価とは、「為替レートは2つの国の通貨の購買力(モノを買える価値)が同じようになるように決まるという考え方」です。
<関連記事>
2010/05/24 購買力平価は大正初期から成り立っていた

だから、

インフレ率の高い国の通貨は長期的には価値が下がる →多くの新興国など
インフレ率の低い国の通貨は長期的には価値が上がる →まさに日本

となります。
何度でも頭に叩き込んでいいくらい重要なことです。

日経記事によると、プロの間では「長期では為替は購買力平価を軸に動く」(大和総研熊谷亮丸チーフエコノミスト)は常識ですとのこと。「為替はモノとモノの交換価値なので、長期では当然インフレ率の差で決まる」(JPモルガン・チェース銀行の佐々木融・債券為替調査部長)とも。

購買力平価の考え方がわかると、「高金利通貨が得というわけではない」ということが理解できます。
私の拙い経験でも、高金利通貨は「じりじりと値を上げてある日突然ドスンと落ちる」(そしてロングしているFX投資家のおはぎゃああという叫びが…)を繰り返しているように見えます。

ちなみに、いま世界の消費者物価指数がどうなっているのか、わかりやすくまとめてくれているサイトがあったのでご紹介します。日本は対象国181か国中、堂々の179位です。これを見ると、昨今の円高はさもありなんという感じはします。

世界経済のネタ帳
世界の消費者物価指数ランキング


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よく引き合いに出される数字や言葉を疑ってみる

日本の個人金融資産1400兆円は過大評価で、正味466兆円との見方があるようです。

ロイター 2011/07/01より引用】
日本の個人金融資産は過大評価、正味金融資産は466兆円=「財産白書」
船井財産コンサルタンツは1日、国内で初めて、資産家・富裕層、企業・法人のオーナーに特化した財産に関する調査リポート「財産白書」を発表した。
日本国民の保有する金融資産額は、日銀の資金循環勘定にある「家計資産総額」から不動産等を差し引いた1400兆円という数値がしばしば引用されるが、白書によると、これには個人事業主の事業性資金が含まれており、いわゆる個人の資産という概念から、差し引いて考えるべきとの見方を示している。
【引用おわり】

よく言われる個人金融資産1400兆円には、個人事業主の事業性資産が含まれているとの指摘は初めて聞きました。
日本国債が暴落しない理由として、この個人金融資産1400兆円という数字が引き合いに出されることが多いのですが、それが実は466兆円しかないということになると、ちょっと事情が変わってきてしまうような気がします。
まぁ、個人事業主の事業性資産だって国民の資産には変わりないのだから、立派な拠り所だという意見もあろうかと思いますが。

1400兆円の話はともかく、一般的によく新聞やニュースで用いられている数字や言葉について、本当にそれが正しいのかを疑ってみるというスタンスはとても大切だと思います。

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2011年6月末のアセットアロケーションと主な構成商品

年2回、正月とこの時期にアセットアロケーションの把握をしています。
今回も計算してみました。
なお、私が共著で書いた「ほったらかし投資術 インデックス運用実践ガイド」で理論編を担当した山崎元氏が推奨アセットアロケーションを提示していますが、水瀬のアセットアロケーションは山崎氏の推奨とは異なることをあらかじめご了承ください。

2011年6月末のアセットアロケーション
日本株式 13.8%
先進国株式 44.5%
新興国株式 13.8%
日本債券 10.1%
外国債券 12.7%
その他 5.0%

主な構成商品は以下のとおりです。
(これ以外にも、多少の金融商品があったりなかったりしますが)

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