中国の存在感が大きくなってきた?

水瀬ケンイチ

中国の温家宝首相が、米国債の購入継続を示唆したそうです。

【NIKKEI NET 2009/03/13より引用】
米国債の購入継続を示唆 中国首相が会見
 【北京=高橋哲史】中国の温家宝首相は13日の記者会見で、外貨準備の運用について「国家の利益を守ることが第一だが、同時に国際金融の全体的な安定も考慮する」と述べ、米国債の購入を当面は続ける考えも示唆した。一方で「我々は巨額の資金を米国に貸しており(米国に持つ)資産の安全に関心をはらうのは当然だ。正直に言えば少し心配している」とも言明、米国に景気対策の着実な実行を要請した。

 温首相は「中国は米国にとって最大の債権国であり、米国は世界で最大の経済大国だ」としたうえで「我々はオバマ新政権が取った一連の金融危機対応に大きな関心をはらっており、その効果に期待している」と強調。景気対策が効果を挙げ、米経済が回復に向かうことが米国債購入を続ける前提になるとの考えを示した。



 中国の2008年末の外貨準備高は1兆9500億ドル(約187兆2000億円)で世界一。3分の2をドル資産で運用しているとみられ、米国債の保有残高は昨年9月に日本を抜いて世界最大になった。(14:33)
【引用おわり】

今回の世界金融危機のワーストシナリオとして、「米国債の引き受け先がいなくなり米ドルが大暴落」という事態を懸念されている読者のかたがいらっしゃいましたが、中国が当面は購入を続ける考えを示唆したとのことで、ほっとされているのではないかと思います。

とはいえ、米経済が回復に向かうことが米国債購入を続ける前提になるとのことですので、まだまだ予断を許しません。
オバマさん、断固、頑張ってください。

それにしても中国。存在感が大きくなってきました。
米国に堂々と注文をつけるようになっています。
金融危機下でも、他の新興国と比べると、株価も比較的底堅いように見えます。
今回の世界金融危機は中国が救うなんて記事もどこかで見たような気がします。

世界最大の経済大国米国、その米国の最大の債権国中国。
今後、この二国の関係はますます強化されていくのでしょうね。両国ともいろいろと問題は抱えているものの、将来に向けて両国への投資は外せそうにありません。
ああ、日本の存在感はいずこへ…(^^;;
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Posted by水瀬ケンイチ