三菱UFJ証券、元社員が顧客情報売却。これは悪質!

水瀬ケンイチ

三菱UFJ証券の元社員が、顧客情報を名簿業者に売却するという犯罪を犯したそうです。

NIKKEI NET 2009/04/08より引用】
三菱UFJ証券、元社員が顧客情報売却 4万9000人分
 三菱UFJ証券は8日、同社の元従業員が約4万9000人分の顧客情報を不正に入手し、名簿業者に売却していたと発表した。流出した情報は新たに口座を開いた顧客の名前や住所、年収区分などの情報で、同社は「警察などと協力して対応策を講じていく」と説明している。(15:42)
【引用おわり】

悲しいことですが、昨今、企業が保有する顧客情報が盗難やウィルスにより「流出」するという事件は枚挙に暇がありません。
しかしながら、顧客情報を社員が故意に「売却」するという事件は、より悪質だと言えると思います。
三菱UFJ証券のプレスリリースによると、売却された顧客情報には、名前や住所だけでなく、携帯電話番号や勤務先、役職、年収まで含まれているそうです。

あわわわわわわ…。



まず、この元社員は直ちに告訴し厳罰に処すべきです。
また、このような犯罪者を出してしまった三菱UFJ証券は猛省し、被害者の方々に謝罪するとともに、希望者の口座解約に速やかに応じるべきです。
そして、具体的な再犯防止策を講じて公表するべきです。

しかし、思い返してみれば、我々個人投資家が証券会社が預けている個人情報は、悪用に直結しかねないクリティカルな情報ばかりです。
自分も気をつけたいところですが、こればかりは投資家側ではどうしようもありません。
他の証券会社も含め、証券業界には顧客情報の取り扱いを再点検していただきたいです。

今回、顧客情報を売却されてしまった被害者の方々が、今後、無用な犯罪に巻き込まれたりしないことを切にお祈りいたします。


(追記)2009/04/17
残念ながら、被害拡大の続報が出ているようです。
ロイター 2009/04/17 三菱UFJ証券、顧客情報流出で業績に大きな打撃
産経ニュース 2009/04/17 三菱UFJ証券の顧客名簿転売 回収不可能、流出底なしの様相
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Posted by水瀬ケンイチ