ダイヤモンド特集「ニッポンの国力」を読んで、日本と世界を考える

水瀬ケンイチ

週刊ダイヤモンド(1/14号)に、「先進国・BRICsで徹底比較 ニッポンの国力」という特集が組まれていました。最近の日本株式市場に過熱感を感じていたところなので、株価水準はともかく、日本の各種国力はどの程度のものなのか、興味を持って読みました。

■総合国力ランキング
「全項目で断トツに強い米国」
「日本に迫る中国の潜在力」
1位 米国(415点)
2位 日本(257.5点)
3位 フランス(247.5点)
4位 英国(243.5点)
5位 ドイツ(227.5点)
6位 中国(211点)
7位 韓国(204点)
8位 カナダ(195点)
9位 ロシア(189.5点)
10位 イタリア(170点)

点数的には、あまりの米国の強さに、「米国とその他大勢」という感じです。その他大勢は互いに僅差です。米国はよく超大国と言われていますが、数字で見るとそのすごさがわかります。
しかしながら、フランス・英国・ドイツなど欧州が束になってかかれば、やってやれないことはないようにも見えます。また、実際には難しいでしょうが、日本・中国・韓国などアジア諸国で束になれば、それなりの力はありそうな感じです。
数字で見ると見えてくるものがあり、ちょっと面白いですね。

それでは、詳細項目を見てみましょう。


■経済ランキング
「要注意なのはBRICsの成長余力」
1位 米国(71点)
2位 英国(53点)
3位 ドイツ(51.5点)
4位 日本(49点)
5位 イタリア(45.5点)

これはちょっと意外です。現在株高に湧いている日本ですが、経済力は米国・英国・ドイツの次ということで、そんなでもないんですね。
とすると、現在の日本株高は……。

■政府ランキング
「財政収支の大改善で中国が潜在力首位に」
1位 米国(70点)
2位 中国(64点)
3位 日本(60点)
4位 ロシア(54点)
5位 インド(52点)

よくボロクソに言われる日本の政治ですが、これはかなり健闘といっていいのではないでしょうか。従来の日本政府らしからぬ改革路線の小泉政権の影響もあると思われます。

■軍事ランキング
「軍事大国が上位独占」
1位 米国(96点)
2位 ロシア(58.5点)
3位 中国(54点)
4位 フランス(40.5点)
5位 英国(36.5点)

軍隊を持っていない(ことになっている)日本が、ランキングに出てこないのは当然と言うべきでしょうか。旧ソ連では米国と張っていたロシアは、この分野では依然力を持っているようです。

■人的資源ランキング
「人口減は日本の弱点」
1位 米国(86点)
2位 カナダ(63点)
3位 フランス(62点)
4位 韓国(61点)
5位 英国(59点)

ちなみに日本は、全ランキング項目中、この人的資源ランキングが最下位です。僕たちそんなにダメダメでしょうか?ダメダメでしょうね(笑)

■科学技術ランキング
「豊富な研究開発費を生かしきれない日本」
1位 米国(92点)
2位 日本(70点)
3位 フランス(55点)
4位 英国(54点)
5位 ドイツ(51点)

米国は圧倒的ですが、その昔世界のけん引役だった日本の科学技術力は、まだ残っているようです。

……とまあこんな結果でした。
日本の国力に対する興味から読み始めた特集ですが、読み終わってみれば、日本のことよりも、米国の圧倒的強さを否が応でも認識させられる結果となったように思います。

投資といえば日本株しかやらない個人投資家は多いと思われますが、こういう客観的数字を見ると、日本以外の世界にも少し興味が湧くのではないでしょうか。
もし、少しでもそうお感じになられた方がいらっしゃいましたら、良いチャンスだと思いますので、世界分散投資にも目を向けられてはいかがでしょうか。特に米国の力を見過ごすのは勿体無いと思います。

もちろん、データから見ると日本も決して悪くありません。しかし、現在の日本株の躍進が永遠に続くということもおそらくありません。世界への分散投資は、皆さんのポートフォリオのリスクを下げてくれる効果があります。
「そうは言っても、外国の企業のことなんてよく分からないよ」という方もいらっしゃると思いますが、そんなあなたのために外国株式インデックスファンドがあるのです。これ1本で米国を中心とした世界株式市場に分散投資ができます。
「日本株は個別銘柄で自ら頑張り、外国株は外国株式インデックスファンドで市場平均の成長を逃がさず取る」。コレけっこういいスタンスだと思うのですが、いかがでしょうか。


<参考>
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Posted by水瀬ケンイチ