国内景気、「改善」「改善の兆し」が0.7%→約50%

水瀬ケンイチ

NIKKEI NETに国内景気に関する面白いアンケートが出ていました。

NIKKEI NET 2009/06/28より引用】
国内景気、「改善」が「悪化」を上回る 社長100人アンケート
 日本経済新聞社が27日まとめた「社長100人アンケート」によると、国内景気が半年前より「改善」または「改善の兆しがある」とみる経営者が約5割と前回調査(3月)の0.7%から大幅に増え、昨年3月の調査以来1年3カ月ぶりに「悪化」を上回った。国内の在庫調整について約7割が9月までに終わるとみるなど、景気の底打ち感が広がっている。ただ、自社の商品への需要回復は5割弱が「緩やか」と答えており、先行きには依然として慎重な見方が強い。
【引用おわり】

この調査によると、国内景気に対して「改善」「改善の兆しがある」と回答した社長さんが、3ヶ月前の調査では0.7%だったところ、今回の調査では約50%に急増したとのこと。
0.7%から50%って、異常値にも程があるような気が。
このたった3ヶ月の間に、全国の社長さんたちのマインドを一気に好転させる何かがあったのでしょうか?

面白そうなので、ちょっとインデックス的に分析してみようと思います。



この調査では半年前と比較してどうなったかを聞いているので、

前回の調査(09年3月):08年9月と09年3月の比較
今回の調査(09年6月):08年12月と09年6月の比較

ということになろうかと思います。
調査期間を考慮して、各月の初日(えいや!ですが)のTOPIXを比較すると…

前回の調査(09年3月):1230.64 → 734.59 (騰落率▲40.3%)
今回の調査(09年6月):827.47 →912.52 (騰落率+10.3%)

前回調査時は半年前に比べて株価が40%も下落していた「もうこの世の終わりだ!」的な時期だったのに対して、今回調査時は半年前と比べて株価が10%上昇していた「もしかして…良くなってきた?」的な時期だったと思われます。
ちなみに、リーマンショック後のTOPIX最安値は、今のところ700ポイントくらいですので、前回調査の09年3月の734.59というのはかなりどん底レベルに近かったと言えそうです(しつこいようですが今のところです)。

こうして見ると、たしかに「改善」「改善の兆しあり」(特に「兆しあり」)と答える社長さんが急増してもおかしくないような気がします。
もちろん、景気判断の要因は平均株価だけでなく、自社の利益やら在庫やら雇用やら他にも様々な要因があろうかと思いますので、相当ざっくりとした見方だとは思いますが、ちょっと納得しました。

なんにせよ、全国の社長さんたちのマインドが明るくなるのはいいことです。
本当に国内景気が底打ちするといいですね。
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Posted by水瀬ケンイチ