NHKスペシャル「マネー資本主義 最終回 危機を繰り返さないために」の感想

水瀬ケンイチ

NHKスペシャル「マネー資本主義」が最終回だったので感想を。

NHK WEBサイトより引用】
2009年7月20日(月) 午後7時30分~8時43分 総合テレビ
マネー資本主義 最終回
危機を繰り返さないために

世界的な金融不安が実態経済に深刻なダメージを残している一方で、景気の落ち込みも底を打ったとの声が出始めている。再び、バブルの誘惑に飲み込まれていくのか、それともあらたな経済システムをつくりだしていけるのか、今、私たちは岐路に立っているといえる。

NHKスペシャル「マネー資本主義」最終回ではこれまでのシリーズを振り返りながら、世界の賢人たちから寄せられたメッセージをもとに、これからの経済のあり方について探っていく。
【引用おわり】

今後、マーケットとどう付き合っていくか、考えさせられる内容でした。

番組は、金融危機により米国のカルパースや日本の青果年金基金がヘッジファンドで損失を被った様子が映し出されたり、金融緩和を推し進めた元FRB議長グリーンスパンが「過去の金融政策に欠陥があった」と言わされていたり、ゲストの西原理恵子氏が「レバ200倍のFXで1000万ふっ飛ばした」と語ったり(これは自業自得だろう)と、総じてマーケットに対してネガティブな作り。

タイムリーなネタのドキュメンタリー番組なので、トレンドフォロー型の構成になりがちであることを差し引いても、マネー資本主義に行き過ぎがあったことは共通認識のようです。



今後どうすれば良いかについては、「マネーに頼らない世界を築くべき」「もっと公共を意識した公益資本主義を進めるべきだ」という主張も共感できる一方、「資本主義は自由競争の上にしか成り立たない」「普段は資本主義で問題が起きると社会主義というシステムはいずれ行き詰まる」という主張にも一定の納得性があります。

相方と番組を見たのですが、「どっちの言うこともわかる」と言っていました。
単純な二元論ではなく、その中間くらいのうまくバランスを取った資本主義ができないものでしょうか。
程よく規制された活気あるマーケット(都合がいいことを言っていますが)を模索してほしいです。

マネーに頼らないと言っても、ある程度のマネーがなければ誰も生きていけません。
給料と公的年金だけで将来安心して暮らせる資産が築ければいいのですが、そうではない場合、どうしてもマーケットと付き合っていくことを視野に入れることになると思います。

いち個人投資家としては、

・まずはがんばって働く
・投資はレバレッジをかけ過ぎない
・複雑で理解できないものには投資しない

あたりを落としどころとして、今後もマーケットと付き合っていくのかなと思いました。
関連記事


投資判断は自己責任でお願いします。当ブログの情報により投資判断を誤ったとしても、管理人は責任を負えません。また、当ブログ内容の無断転載を禁じます。

Posted by水瀬ケンイチ