公的年金が好調という珍しいニュース。日本債券クラスも悪くない?

水瀬ケンイチ

実績が悪い時だけ一斉に叩かれる公的年金の運用について、珍しく良いニュースが出ていたので取りあげます。

【時事ドットコム 2009/08/27より引用】
公的年金、運用益4兆5000億円=株価上昇で過去最高-4~6月期

 公的年金を運用する「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)」は27日、2009年度第1四半期(4~6月)の運用収益が4兆5682億円だったと発表した。四半期ベースでは過去最高で、4期ぶりの黒字。国内外の株価が大幅に上昇したのが要因で、運用利回りは3.89%(前期はマイナス0.78%)。前期は「リーマン・ショック」の影響で、9157億円の赤字だった。
 08年度は過去最大の損失を計上し、自主運用を始めた01年度以降の累積収益(財投預託金を含む)は3月末に13兆7508億円に落ち込んだが、6月末は18兆3190億円に改善した。
 運用利回りを資産別にみると、国内株が20.55%、外国株が17.64%、外国債が1.68%と急回復した。国内債は0.62%、財投債は0.31%。市場運用していない財投債を除いた利回りは4.85%と大幅に改善した。
【引用おわり】

四半期ベースでは、過去最高の運用収益だそうです。
いいことじゃないですか(^^)
年金については、叩くばかりでホメないマスコミにおいて、好調な時にしっかりと情報を伝えているこの時事通信のニュースは貴重だと思います。



ところで、悪い時だけ叩かれる公的年金ですが、平時でも、公的年金のアセットアロケーションについては、期待リターンが低い日本債券クラスが多すぎる(約6割が日本債券クラスだった)と批判されていました。

<GPIF 2009年度第1四半期のアセットアロケーション>
年金積立金管理運用独立行政法人 平成21年度第1四半期運用状況より)

国内債券 70.72%
国内株式 11.28%
外国債券 8.35%
外国株式 8.76%
短期資産 0.89%

しかし、いざ金融危機になってみると、このアセットアロケーションは抜群の防御力を発揮しました。
そして、市場が回復した時に乗り遅れるかと思いきや、しっかりと過去最高収益を叩き出すあたり、このアセットアロケーションもあなどれないなと思います。
これは、自分自身、日本債券クラスを見直す要因のひとつになりました。
将来、リタイア間近になった時のアセットアロケーションには、日本債券クラスは外せないなと思いました。

今年に入って、今までゼロだった日本債券クラスに投資を始めました。
今はMMFだけですが、ある程度金利が上昇したあかつきには、生債券の購入も視野に入れています。
10年物の利付債でもいいのですが、今のところ個人投資家は購入できない、物価連動債に投資できたらいいななんて思っています。
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Posted by水瀬ケンイチ