海外ETF投資の敷居を下げるもの

水瀬ケンイチ

QUICK MoneyLifeに、楽天証券外国株式事業部長新井氏とFPさんの対談記事が出ていました。

QUICK MoneyLife ETF インタビュー【第3回】
楽天証券株式会社 外国株式事業部長 新井党氏 × ファイナンシャル・プランナー 國場弥生氏
低コストな海外ETFではじめる国際分散投資への第一歩

海外ETFの基本的な説明だけでなく、米国市場におけるETFの大きな存在感や、楽天証券海外ETF人気銘柄トップ10(1位はEEM!)など、興味深い情報が出ています。
そのなかで、新井氏は今後の目標として、以下のように述べていました。

國場:
楽天証券の今後の目標を教えてください。

新井:
まずは、個人投資家のみなさんがETFの仕組みを理解して興味を持っていただくことです。
(中略)
ETFは現在、上場先の取引所の通貨でしか投資できません。将来的には、海外市場に上場しているETFに円で直接投資ができる環境を整えることで、ETF投資への敷居を低くするのが目標です。


ETFの仕組の理解促進と、海外ETFに円で直接投資ができる環境を整えることで、ETF投資への敷居を低くするのが目標とのこと。
たしかに、海外ETFを買う際の為替取引は、海外ETF投資の敷居を上げていると思います。
円で取引できれば、敷居を低くすることもできるでしょう。

でも…


個人的には、より敷居を下げるなら、特定口座対応がいちばん効くのではないかと思っています。

「外国株(海外ETF)の税制はよく分からなくて不安だ」
「そもそも、日本株も投資信託も全部特定口座に入っているので、一般口座で取引したことがない」
「確定申告、面倒くさそう」

というかたは、相当数いらっしゃると思います。
また、多少マニアックなところでは、

「リタイア後、海外ETF売却により国民健康保険料や介護保険料が上がるのが心配」

というかたもいます。
海外ETFはその低コストさがメリットですが、デメリットとして、第1号被保険者の場合は売却コストが高くなる場合があるということもあります。

もはや、海外ETFの普及促進には、特定口座対応は必須だと思います。
以前、「海外ETF投資に残る大きな課題」という記事でも書きましたが、特定口座対応による新規顧客争奪戦は、早い者勝ちです。

ぜひ頑張ってください、楽天証券さん!新井部長さん!!


(関連記事)
2009/07/05 海外ETF投資に残る大きな課題

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Posted by水瀬ケンイチ