週刊ダイヤモンド12/19号「負けない海外投資全指南」。充実のインデックス投資特集
水瀬ケンイチ
今週号の週刊ダイヤモンドは、「負けない海外投資全指南」特集で、中身は国際分散投資のインデックス投資特集と言ってもいいと思います。
Part 1 「世界経済の成長」を買う!
ニッセイ基礎研究所やBRICs研究所の調査をもとに、10年後の世界経済を予測。
「10年たっても2倍にならない先進国」とか「人口減は日独露」など憂鬱なタイトルが並ぶが、「アジア勢が上位」「中国はいったん米国を抜くが後に抜き返される」など面白い考察もあり。
Part 2 低コストと分散で負けない!
「激安インデックス投信の胎動」「定着の足かせとなる業界の“病巣”」として、「eMAXIS」シリーズや「STAM」シリーズの台頭を取り上げ、強すぎる販売会社の歪んだ販売構造を鋭くえぐっています。
「うちらは客に回転売買をさせてなんぼ。特に今年は決められた推奨ファンドを売りまくる『テーマ営業』が当たった」とのたまった大手証券勤務30代営業マンには閉口。
コスト構造にもメスを入れており、「投信のコストは三割カットできる」という考察には拍手を送りたいと思いました。
また、ここで楽天証券経済研究所の山崎元氏、イボットソンの小松原宰明氏、FPのカン・チュンド氏の鼎談が入ります。リスク・リターンの現実的な把握方法やアセットアロケーションなどについて語られており、大いに参考になります。
Part 3 何を買えばいい? 全ガイド
「徹底○×評価「本当に買っていいETF・投信」」として、10ページにわたって、海外ETF・国内ETF・インデックスファンドなどの一覧表が掲載されています。
各商品について、インデックス適否、コスト、資産規模、流動性、利便性の5項目で○×評価し、総合点数を出しています。
他にも、信託報酬、購入時手数料、必要最低額、出来高、時価総額、取扱証券会社など、細かいデータが満載です。
自分が保有している商品がどんな評価なのか、思わずチェックしてしまいました。
Part 4 「買い時」はいつ? 大予測
ここは、10の相場・商品(日本株・金利・為替・中国株・インド株・ブラジル株・REIT・金・原油・コモディティ)について識者に2010年見通しを聞いています。
個人的には、短期的な予測にはあまり興味がわきませんでしたので割愛。
この号では、「負けない海外投資全指南」特集のほかにも、「経済学者・経営学者・エコノミスト142人が選んだ2009年の『ベスト経済書』」特集(何が選ばれたかは本を手に取ってみてください)など、興味深い情報が多かったです。
インデックス投資家にとって、お買い得な号なのではないかと思いました。
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Part 1 「世界経済の成長」を買う!
ニッセイ基礎研究所やBRICs研究所の調査をもとに、10年後の世界経済を予測。
「10年たっても2倍にならない先進国」とか「人口減は日独露」など憂鬱なタイトルが並ぶが、「アジア勢が上位」「中国はいったん米国を抜くが後に抜き返される」など面白い考察もあり。
Part 2 低コストと分散で負けない!
「激安インデックス投信の胎動」「定着の足かせとなる業界の“病巣”」として、「eMAXIS」シリーズや「STAM」シリーズの台頭を取り上げ、強すぎる販売会社の歪んだ販売構造を鋭くえぐっています。
「うちらは客に回転売買をさせてなんぼ。特に今年は決められた推奨ファンドを売りまくる『テーマ営業』が当たった」とのたまった大手証券勤務30代営業マンには閉口。
コスト構造にもメスを入れており、「投信のコストは三割カットできる」という考察には拍手を送りたいと思いました。
また、ここで楽天証券経済研究所の山崎元氏、イボットソンの小松原宰明氏、FPのカン・チュンド氏の鼎談が入ります。リスク・リターンの現実的な把握方法やアセットアロケーションなどについて語られており、大いに参考になります。
Part 3 何を買えばいい? 全ガイド
「徹底○×評価「本当に買っていいETF・投信」」として、10ページにわたって、海外ETF・国内ETF・インデックスファンドなどの一覧表が掲載されています。
各商品について、インデックス適否、コスト、資産規模、流動性、利便性の5項目で○×評価し、総合点数を出しています。
他にも、信託報酬、購入時手数料、必要最低額、出来高、時価総額、取扱証券会社など、細かいデータが満載です。
自分が保有している商品がどんな評価なのか、思わずチェックしてしまいました。
Part 4 「買い時」はいつ? 大予測
ここは、10の相場・商品(日本株・金利・為替・中国株・インド株・ブラジル株・REIT・金・原油・コモディティ)について識者に2010年見通しを聞いています。
個人的には、短期的な予測にはあまり興味がわきませんでしたので割愛。
この号では、「負けない海外投資全指南」特集のほかにも、「経済学者・経営学者・エコノミスト142人が選んだ2009年の『ベスト経済書』」特集(何が選ばれたかは本を手に取ってみてください)など、興味深い情報が多かったです。
インデックス投資家にとって、お買い得な号なのではないかと思いました。
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