週刊SPA!特集『株をやらない人々の“なるほど”な主張』(その1)

水瀬ケンイチ

良し悪しはともかく、週刊誌の株特集が特に珍しくもなくなった今日この頃、週刊SPA!(1/31号)特集『株をやらない人々の“なるほど”な主張』が、逆に目を引きました。読んでみると、結構面白かったので、レポートします。

特集記事によると72.4%の人は株式投資をやっていないそうです。しかし、そのうち50%の人が、チャンスがあればやってみたいと考えているそうです。やってみたいけどまだ悩んでいる、という姿がうかがわれます。僕の友人たちにもそういう人はたくさんいます。
では、株をやらない著名人たちの主張はどんなものでしょうか。

■「頭がいい人、悪い人の話し方」著者 樋口裕一氏の場合
「株はお笑い。スベってしまえば笑えないから、ウケる自信が必要」

これだけでは何だかよく分からないかもしれませんが、本文をまとめると、株は自信がないからやらないが、著作活動は自信があるし稼げるからそっちの方がいい、という話でした。
なるほど。自信があって将来も含めて生活に困らない資産が作れるほど稼げる方は、リスクをとってまで株式投資などやらなくてもよいのでしょう。
ただ、ちょっと思ったのは、樋口氏にしても、次回以降の著作がスベらない確証はないはずです。株をお笑い扱いなどしていて、本当に大丈夫なのでしょうか。

次の株をやらない人の主張。


■エキセントリックデザイン株式会社代表取締役社長 岡野弘文氏の場合
「株投資をするくらいだったら、本業にもっと注力したい」

なるほど。これも真っ当な考えだと思います。
特に、この方は社長です。会社内部の話として、全社員の中で、社長が一番本業に一生懸命であるべきなのは、当たり前のことではないでしょうか。同様に、会社外部の話としても、この会社の株主からすると、社長は自社を成長し続けさせるために雇った、いわば「経営のプロ」ですから、「個人的株式投資などしている暇があったら本業に注力せい!」と言うでしょうし、会社のお客さんからしても、そうあって欲しいと思うことでしょう。
一般的に会社社長は報酬も高いでしょうし、株式投資などしなくてもよいのでしょう。
ちなみに、社長の話はありませんが、木村剛氏が著書「投資戦略の発想法」の中で、「あなたのポートフォリオの中核は仕事だ」「資産運用は副業にすぎない」と言っていたのを思い出しました。

この方たちの主張は一理あると思いました。
政府は「貯蓄から投資へ」との流れをプッシュしていますが、誰もかれも皆が株式投資をしなくてはいけないわけでもなさそうです。


「その2」へ続く。
(次回の株をやらない人の主張にはちょっとひとこと言わせて!)
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Posted by水瀬ケンイチ