2009年梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー的3大ニュース
水瀬ケンイチ
今日は大晦日。
昼間っから飲んだくれておりますが、一度気を引き締めて、2009年の振り返りをしたいと思います。
いちインデックス投資家としての2009年を、3点にまとめて振り返ってみたいと思います。
題して、2009年梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー的3大ニュース。
(1) インデックス投資家のリーサルウェポン、VT上陸
(2) 「ウォール街のランダム・ウォーカー」著者バートン・マルキール氏に会えた
(3) twitter開始。交流関係広がる
まずは……
(1) インデックス投資家のリーサルウェポン、VT上陸
Vanguard Total World Stock ETF (VT) が日本のネット証券で購入できるようになりました。
なんと言っても、インデックス投資家としては、これはエポックメイキングな出来事だったと思います。
VTは、FTSE All-World Index連動で、先進国・新興諸国を含む約47カ国に投資できるバンガードの海外ETFです。
しかも、信託報酬は年率0.3%という格安さ。
これ一本で株式ポートフォリオは完成というかたも多いと思います。
個人的には、今のところIVV+EFA+VWOという組み合わせで運用するスタイルを取っていますが、リバランス等が面倒くさくなったら、VTに移行する可能性は大いにあります。
VTの登場は、その超低コストさと、何かと面倒くさい海外ETF投資を一気にシンプル化する道が開けたという意味で、いちインデックス投資家として衝撃的でした。
こ、これがETF先進国の米国クオリティか…!と思ったものです。
(関連記事)
2009/06/10 ついに来た!先進国・新興諸国を含む約47カ国に投資できる海外ETF「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF」(VT)!
(2) 「ウォール街のランダム・ウォーカー」著者バートン・マルキール氏に会えた
僕の投資のバイブル、何回となく読み返してきた「ウォール街のランダム・ウォーカー 株式投資の不滅の真理」の著者であるバートン・マルキール氏がついに来日、セミナーを開いてくれました。
僕は当日早々から並んで前から2列目で、間近にマルキール氏を見ることができました。
生で見るマルキール氏は、凛としていて元気でした。とても78歳とは思えません。
話の内容は、世界金融危機の解説から、株式のリスクプレミアムはいまだ健在、私たちは必ず回復するだろう、という力強いメッセージでした。
2009年5月のセミナーですが、実際、その後も世界の株式市場はぐんぐん回復し、現在はどうなったかは皆さんご承知のとおりだと思います。今後も予断を許さない状況ですが、当時はみんな凹み気味だった心を、かなり元気付けていただきました。
何度も何度も読んだ本の著者の生の声を聞けることは、何とも言えない感慨深いものがありました。
(関連記事)
2009/05/17 バートン・マルキールセミナーレポート(その1)
2009/05/17 バートン・マルキールセミナーレポート(その2)
2009/05/17 バートン・マルキールセミナーレポート(その3)
(3) twitter開始。交流関係広がる
かねてより始めようかどうしようか迷っていたtwitter(ツイッター)を始めました。
最初は恐る恐るという感じでしたが、だんだんと慣れてくるにしたがって、交流関係が広がってきました。
特に、インデックス投資家以外の投資家さんたち、そして投資家以外の方々とも交流ができるようになってきたのは、自分の中では大きな収穫でした。
twitterの中ではすっかり飲んだくれキャラが定着しつつあり、「ブログとのイメージのギャップをどうしてくれるんだ」的なご意見をいただきます(笑)。
でも、どちらかというと、そっちが本当の自分に近いです。
気軽なつぶやきにどっぷりとはまっております。
あまりにはまりすぎて、今後はちょっとtwitterとの付き合い方というか距離のとり方を考えなくてはいけないかなとも思っているところです。
(ご参考)
水瀬のURLは以下のとおりです。よろしければお気軽にフォローしてみてください。
http://twitter.com/minasek
ほかにも良いことも悪いこともたくさんあった一年でしたが、大きなところでは上記3点になりました。
末筆になりますが、ブログを読んでくださっている皆さまに感謝したいと思います。
皆さまのおかげで、今年もブログを継続することができました。ありがとうございました。
来年も良い年でありますように。
昼間っから飲んだくれておりますが、一度気を引き締めて、2009年の振り返りをしたいと思います。
いちインデックス投資家としての2009年を、3点にまとめて振り返ってみたいと思います。
題して、2009年梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー的3大ニュース。
(1) インデックス投資家のリーサルウェポン、VT上陸
(2) 「ウォール街のランダム・ウォーカー」著者バートン・マルキール氏に会えた
(3) twitter開始。交流関係広がる
まずは……
(1) インデックス投資家のリーサルウェポン、VT上陸
Vanguard Total World Stock ETF (VT) が日本のネット証券で購入できるようになりました。
なんと言っても、インデックス投資家としては、これはエポックメイキングな出来事だったと思います。
VTは、FTSE All-World Index連動で、先進国・新興諸国を含む約47カ国に投資できるバンガードの海外ETFです。
しかも、信託報酬は年率0.3%という格安さ。
これ一本で株式ポートフォリオは完成というかたも多いと思います。
個人的には、今のところIVV+EFA+VWOという組み合わせで運用するスタイルを取っていますが、リバランス等が面倒くさくなったら、VTに移行する可能性は大いにあります。
VTの登場は、その超低コストさと、何かと面倒くさい海外ETF投資を一気にシンプル化する道が開けたという意味で、いちインデックス投資家として衝撃的でした。
こ、これがETF先進国の米国クオリティか…!と思ったものです。
(関連記事)
2009/06/10 ついに来た!先進国・新興諸国を含む約47カ国に投資できる海外ETF「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF」(VT)!
(2) 「ウォール街のランダム・ウォーカー」著者バートン・マルキール氏に会えた
僕の投資のバイブル、何回となく読み返してきた「ウォール街のランダム・ウォーカー 株式投資の不滅の真理」の著者であるバートン・マルキール氏がついに来日、セミナーを開いてくれました。
僕は当日早々から並んで前から2列目で、間近にマルキール氏を見ることができました。
生で見るマルキール氏は、凛としていて元気でした。とても78歳とは思えません。
話の内容は、世界金融危機の解説から、株式のリスクプレミアムはいまだ健在、私たちは必ず回復するだろう、という力強いメッセージでした。
2009年5月のセミナーですが、実際、その後も世界の株式市場はぐんぐん回復し、現在はどうなったかは皆さんご承知のとおりだと思います。今後も予断を許さない状況ですが、当時はみんな凹み気味だった心を、かなり元気付けていただきました。
何度も何度も読んだ本の著者の生の声を聞けることは、何とも言えない感慨深いものがありました。
(関連記事)
2009/05/17 バートン・マルキールセミナーレポート(その1)
2009/05/17 バートン・マルキールセミナーレポート(その2)
2009/05/17 バートン・マルキールセミナーレポート(その3)
(3) twitter開始。交流関係広がる
かねてより始めようかどうしようか迷っていたtwitter(ツイッター)を始めました。
最初は恐る恐るという感じでしたが、だんだんと慣れてくるにしたがって、交流関係が広がってきました。
特に、インデックス投資家以外の投資家さんたち、そして投資家以外の方々とも交流ができるようになってきたのは、自分の中では大きな収穫でした。
twitterの中ではすっかり飲んだくれキャラが定着しつつあり、「ブログとのイメージのギャップをどうしてくれるんだ」的なご意見をいただきます(笑)。
でも、どちらかというと、そっちが本当の自分に近いです。
気軽なつぶやきにどっぷりとはまっております。
あまりにはまりすぎて、今後はちょっとtwitterとの付き合い方というか距離のとり方を考えなくてはいけないかなとも思っているところです。
(ご参考)
水瀬のURLは以下のとおりです。よろしければお気軽にフォローしてみてください。
http://twitter.com/minasek
ほかにも良いことも悪いこともたくさんあった一年でしたが、大きなところでは上記3点になりました。
末筆になりますが、ブログを読んでくださっている皆さまに感謝したいと思います。
皆さまのおかげで、今年もブログを継続することができました。ありがとうございました。
来年も良い年でありますように。
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