ドイツ銀行のETFはシンセティック・レプリケーション投資戦略を採用しているとのことなので補足記事

水瀬ケンイチ

先日の記事、「ドイツ銀行がETF参入、楽天証券が先行販売。ベトナムETF登場」で取りあげた、ドイツ銀行のETFですが、windmouseさんより注意喚起のコメントをいただきました。

ドイツ銀行のWEBサイトから引用していただいたコメントをまとめると、

・このETFは「シンセティック・レプリケーション」投資戦略を採っている
・唯一のカウンターパーティーであるドイツバンクAGのクレジットリスクにさらされている

ということです。
これは留意しておくべき事項だと思いましたので、補足記事を書かせていただきました。



シンセティック・レプリケーションとは、たしかリクソーのETF登場の時に話題になった手法で、株式バスケットのパフォーマンスと金融デリバティブのパフォーマンスを合成して、インデックスの複製を行なう手法のことだったと思います。
※詳しくは、こちらのページをご参照ください。
現物の裏付けがない手法を採っているということだと思います。

また、カウンターパーティー・リスクとは、取引相手の金融機関が、互いの金融機関の経営状況に対して疑心暗鬼となり、通常よりも高い金利でしかおカネの貸し借りをしなくなったり、取引が執行できない状況になることをいうようですね。
※詳しくは、こちらのページをご参照ください。
ドイツバンクAGの信用リスクに依存している部分があるということだと思います。

別におかしな運用というわけではありませんが、現物の裏付けがある通常の海外ETFとは違うリスクも内包しているということは知っておいた方がいいかもしれません。

<追記>2010/03/24
ドイツ証券主催の「海外ETF懇親会」があり、ドイツ銀行のカウンターパーティー・リスクは心配しないくていいことが判明しました。
詳しくは、下記続報記事をご参照ください。

http://randomwalker.blog19.fc2.com/blog-entry-1345.html

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Posted by水瀬ケンイチ