投資家が投資信託を保有する期間が短期化

投資家が投資信託を保有する期間が短くなっているそうです。

NIKKEI NET 2010/02/16より引用】
投信「乗り換え」活発に リスク早め回避、給与減り現金化も
 投資家が投資信託を保有する期間が短くなっている。1つの投信を平均でどのくらい持ち続けているかを試算したところ、2009年は3.1年となり、08年の4.5年に比べ1.4年も短くなった。短期売買で利益を求める傾向が強まっているほか、給与が減ったため投信を解約して現金化する動きも出たと見られる。新興国に投資する投信などでは、リスク回避で早めに解約する動きも目立つ。

 平均保有期間の推計ではまず、約3000本の追加型公募株式投信を対象に、1年間の純資産残高の平均で解約額を割って解約率をはじいた。09年は32.3%となり、このペースで解約が続くと保有者が入れ替わるのに3.1年かかる。これを平均保有期間とした。
【引用終わり】

投信を解約する理由はいろいろあると思います。
記事のタイトルにもあるように、投信から投信への乗り換えもあるでしょうし、給与の足しにするため現金化ということもあるでしょう。
相場変動にビビって解約ということもあるでしょう。
すばらしい相場観を発揮して、相場が下がったところで買って上がったところで売ったということもあるでしょう。
また、影響は小さいでしょうが、ポートフォリオのリバランスやETFへのリレー投資のために解約ということもあるでしょう。

一般的には、投信は短期売買するものではなく、じっくり長期保有するものだと言われているようです。
だから、保有期間が短くなることは嘆かわしいことだ、ということになるのかもしれません。

ただ、個人的には、(自分がやるかどうかは別として)投資家が自己責任で投信を売買する分には別にいいんじゃないかと思っています。
投信を長期保有するのもありだと思いますし、相場を読む力があるのであれば(僕にはそんな能力はありませんが)、投信の短期売買もありだと思います。
一般に売買を増やすと売買手数料・信託財産留保額・税金などのコスト増要因になります。それでもなおやりたければ、やればいいと思います。
投信をどう利用するのかは投資家の自由です。もちろん、全ての投資判断は自己責任ですが。

問題になりそうなのは、かつて横行していた、証券会社の回転売買でしょうか。
証券会社の営業マンが売買手数料を稼ぐため、よく分かっていない投資家に投信を次から次へと乗り換えさせるというアレです。
そんな行為は過去の話で、今はもう無いと信じたいです。


※言わずもがなですが、投資判断は自己責任でお願いします。

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コメント

2009年の相場が前年と比較して概ね堅調だった影響で、投信の解約が増えたのではないでしょうか?
「含み損を抱えた状態では、売らずに株価回復をじっと待っている人が多くなります。一方で、利益が少しでもでると、ついつい早めに売却してしまい、そのあとに訪れる大きな儲けのチャンスを逃してしまう事が多い。」残念ながら、私をはじめとした個人投資家って、こんなパターンに陥りがちなんですよね。今年こそ、そうならないようにしたいものです。

証券会社からの電話営業の実態を聞く限り、回転売買は今も健全ですよ。

回転売買は絶好調営業中です。
ある単位型の投信は1年前の発売時に残高800億円を積み上げましたが、現在の残高は150億円ほど。
単位型ですので追加購入はできないため、減少分はそのまま売却された額です。
某証券会社のみでの発売だった為、その会社の販売姿勢が如実に現れた出来事でした。

こんばんは。
「一般的には、投信は短期売買するものではなく、じっくり長期保有するものだと言われているようです。」
一般通念に凝り固まっていたようで耳が痛いです(笑)。
自己責任での判断に他人がとやかく言うものではありませんよね。

給与の激減にどう対応するか?

まあ、自己責任を理解した上で売買する分には問題は有りません。
投信だって、基準価額の高い時に売る事は間違えとは言えません。
それに、投信は長期投資する物だ!と言うのも正しい何て思ってはいません。

しかし、自己責任とはかけ離れたレベルでの解約はどうかです。
具体的には自分の職を失って(または給与が激減して)生活防衛資金が枯渇した場合です。
その他にも、公的医療保険の対象外となっている高度先進医療を受けなくては自分の生命に関わるような事が現実的に起きた場合です。
これは、今は現在進行形でしてこれから確実にどんどん状況が酷くなっていきます。
リスクについては株価変動リスク、為替変動のみならず、自分の所得が激減するリスク、自分が病気で資金が枯渇するリスクは必ず考えておきたいです。
特に、健康保険の高額療養費制度の対象外になっている高度先進医療への対応は必ず考えておきたいですね。
ですから、これは他人事のように考えずに最悪の状況を想定して、自分の投資資産を解約しなくても良いように準備をしたいですね。

それから、保険に入れない人の為の告知義務が緩和されている引受基準緩和型の医療保険も出てきており、これも現在進行形です。
それでも、引受基準緩和型の高度先進医療特約はまだどこの保険会社からも発売されていませんが、長期的には出てくると考えられます。
もう一つ、給与が激減するリスクについては、海外ETFを使った配当成長の考えを用いた方法でリスク軽減する事も視野に入れても良いでしょう。
その他にも、景気が悪い時に比較的パフォーマンスが良いと言われる国内債券を組み込むのも一策と思われます。

つまり、保険や他のアセットクラスによるリスクマネジメントも考えながら、投資に臨めると良いかも知れません。

証券会社・銀行による回転売買の影響が大きいと私も思います。

実際に親がその被害にあっていることを最近知りました。投信の平均保有年数は2~3年でしょうか。複数の証券会社・銀行から勧められるがままに購入し、その都度2~3%の手数料がとられています。

手数料がどれだけ高いのか?どの程度のリスクを背負っているのか?あまり本人もわかっていませんでした。パーセントではなく金額に算出したら、「買付手数料」だけでもこの3年で200万ほど支払っており、さすがに青ざめていました。
(ネットで買えば、これが0円になる選択があることを知りません)

現在も、含み損を抱えている「ランド建・エマージング債券ファンド」から「海外REITファンド」への乗り換えをしつこく勧められているそうです。(当然、ランド→円の両替手数料も漏れなくついてきます)
※証券会社・銀行への対策はこれから検討することころです。

このブログを見ている方からすると、信じられないかもしれませんが、保有資産の比較的多い年配の個人投資家が、大手の銀行・証券会社によって今日もカモられているのです。

私も他の投資家さんがどうこうするのをおやめなさいというつもりはありません。そのことで損するも得するも本人ですし、理由もいろいろとあるでしょうから。

ただ、リターン向上のために投信を乗り換えるのだとしたら、何も投信でやらなくても(もっと便利な方法はいっぱいあるのに)とツッコミたくなりますw

投信を短期で乗り換えてもろくなことにならないことは『ランダムウォーカー』や『敗者のゲーム』で一貫して書かれています。

わりと底に近い辺りで仕込んでいた日本株のインデックスファンドを先月までに売り切って銀行定期にシフトしました。
充分な利益は確保できたので自分としてはいいタイミングだったと思っています。今後も短期トレードをするつもりはないけど、想定リターンを上回ったら躊躇なく利益確定は行うつもりです。

>蓄財王さん

プロスペクト理論ですかね。
感情に任せた売買はひかえたいものです。


>ゆうきさん、ゴローさん

昔ながらの回転売買がいまだに健在だとすると悲しいことです。
投資家側ももう少し賢くなる必要があるのかもしれませんね。


>SJPさん

いやいや、一般論としては正しいかもしれません。
投信の短期投資はコスト増。これは間違いのない事実であり、正しい相場観がなければ、慎むべきことだと思っています。


>タカちゃんさん

生活防衛資金を確保すること、生活を保障する保険に加入することは広い意味では同義なのかもしれません。
コストを考えると前者の方が有利なのですが。

リスク性資金だけでなく、保険なども含めた資金計画を立てる事に関しては同意です。


>サクさん

実際にそんなことがあるという体験談は衝撃的でした。
てっきり、証券会社による回転売買など絶滅したとおもっておりましたので。
投資家側が賢くなることが必要だとは思いますが、実際に資産はあるけど知識がない高齢者の場合は、誰かの助けが必要だと思います。
ぜひサクさんが助けてあげてください。
僕は僕で注意喚起のメッセージを機を捉えて出し続けたいと思います。


>kackyさん

そうですね。短期売買なら、ETFや先物など、もっと効率的なやりようは他にもありそうです。


>一例としてさん

相場を読める方はどんどん売買したらいいと思います。
うらやましいですね。

経済的合理性だけがすべてではありませんが・・・



経済合理性から考えると、昨今の日本の投資環境では短期で乗り換えていないことは賢くないかもしれません。
コストセンシティブなインデックス長期投資家の場合、現時点で、ある投信を3.1年以上保有し続けているとしたらその投信が何であるのかが気になるところです。
STAMやeMAXISやニッセイ日経225が出ても3年以上前から持ち続けているとなると、インデックスファンドTSPあたりが有力かとは思いますが、他の商品だとあまり経済的合理性が感じられない気もします。
特に新興国アセットは年金積立新興国株式以降のインデックスファンドの登場の影響が大きく、乗り換えた方がよさそうに思えます。


短期売買のトレーディングを除いて、コスト面重視の経済的合理性を基準に判断すると以下の順!?

優秀賞: より優秀な賢く短期で乗換
普通賞: 長期保有
残念賞: 高手数料の回転売買

>吊られた男さん

インデックス投資環境は日々発展途上ですからね。
乗り換えたほうが合理的なケースも多いと思います。

モーニングスターの朝倉氏も手数料が低い投信への乗り換えを推奨していましたね。

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