過去10年の主要4資産の騰落率、過去6年の主要8資産の騰落率から分かること

QUICK MoneyLifeに分散投資についての記事が掲載されていました。

QUICK MoneyLife
【第144回】 投信フォーカス 分散投資を考察する

記事を無理やりまとめると、

・過去3年間では、主要4資産が似通った値動きをしていたため、分散投資効果が出にくい投資環境だった
・しかし過去10年間では、各資産の値動きの連動性は低く、分散投資は有効であったといえる

というようなことが書いてあったと思います。
各アセットクラスの相関係数が一定ではなく常に動き回っていることは、過去のブログ記事でも取り上げました。
(関連記事)2009/11/23 相関係数の誤解
勘違いしやすいところではあります。

それよりも、個人的には別の意味で、掲載されていた図表に目をひかれました。

photo_20100223.jpg
(QUICK MoneyLifeより引用)

直近までのデータを見ても、どのアセットクラスが良くてどのアセットクラスが悪いかは、年によってばらばらだということが確認できたからです。

似たようなデータは、ここでも確認できました。
住信アセットマネジメント WEBサイトコラム
2010年01月21日 STAM インデックスシリーズ Vol.6 「インデックスファンドを利用した投資手法について」

こっちはもっとすごいです。
過去6年分ではあるものの、主要4資産にとどまらず、新興国の株式・債券や国内外のREITを含めた8資産の順位の推移が分かります。

photo_20100223_2.jpg
(住信アセットマネジメント WEBサイトコラムより引用)

ブログのスペースの関係で縮小して見づらいかもしれませんが、ぜひ見てみてください。
毎年、良いアセットクラスと悪いアセットクラスが、ものの見事にバラバラです。

QUICK MoneyLifeの記事でも、住信アセットマネジメントのコラムでも、分散投資していればそこそこの順位をコンスタントに確保していることがわかります。
(常にパフォーマンスがプラスという訳ではないことには注意が必要ですが)
すばらしい相場観を発揮して、この辺のアセットクラスの動向を細かく予測することができるかたは、そのアセットクラスに集中投資するほうが効率的なのは言うまでもありません。
でも、相場観が分からない自分としては、やはり、分散投資しておくに越したことはないと思った次第です。

さて、2010年、あなたはどのアセットクラスが上位に入ってくるか、分かりますか?
関連記事


  





コメント

分散投資と年1回のリバランスで十分な投資成果を上げられるとさらに核心しました。特に暴落時のダメージが軽減され市場から退場させられる確立はぐっと低くなりますね(^^)

ご質問です

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/trend/yamazaki/20090319-OYT8T00526.htm

”長期投資はリスクが減る”のは大間違いだそうですが、
だとしたら、インデックス投資に限定して、尚且つ手数料を
極限まで切り詰めたとしても、20年後30年後に元本が増えているという保証もないでしょうし、確立すらも非常に低いという事になりそうですが、梅屋敷さんはどうお考えになりますか?

各々山谷のピークが違うだけ?

どのアセットクラスも一本調子で上がる・下がることはなく山谷を繰り返すものだと思うと、騰落率が1年ごとに入れ替わるのはまぁ当たり前のようにも思います。
分散しておくにこしたことはないということで。

>インデックス投資家さん、

山崎氏の「”長期投資はリスクが減る”は間違い」とは【投資した結果の資産額のバラツキが時間と共に拡大】することです。
長期投資をすると期間を通じて平均した「年率リターンの上下のぶれ」が計算上小さくなることは否定していません。
つまり、元本が増えている可能性が低いということではありません。

変な例を出します(自己責任で)

>インデックス投資家様へ

株式インデックス投資が本当に長期的に元本が増えないのだとするのならば、カルパースやGPIF、国民年金基金が株式運用なんてやらないでしょう。
日本株式市場のように長期低迷している市場も有りますから、20年後、30年後で有っても株式投資でリターンが出るかどうかは後になってみなければ分かりません。
それでも株式インデックス投資をやるのは長期的に見て人間が挫折と成長を繰り返しながらも経済成長をし、それに伴って株価も長期的には上昇すると考えているからだと思います。

ここではちょっとした”変なゲーム”を考えます。
平均リターンが-25%の競馬のゲーム
もしもリスクが0ならば、馬券を買った人全ての人が25%損をする事になるので、馬券を買って貰えるようにリスクを人為的に発生させます。
つまり、当たれば大儲けでき、外れれば買った金額分が0になります。
こうする事で馬券を買って貰えるようにしたのが競馬です。
これはリスクを好む投資家と言えるでしょう。

平均リターンが年0.83%のゲーム
あるネット銀行の2010/03/31までの預金については一定の条件を満たせば1年定期0.83%の物が有ります。
このゲームに参加すれば全ての人は年0.83%のリターンを獲得できます。
しかし、もしもリスクが有って平均リターンが年0.83%だとしたら「リスク回避的な投資家」はこのゲームに参加せずに、このネット銀行の定期預金と言うリアルゲームに参加するでしょう。

では、リスク回避的な投資家にリスクが有るゲームに参加して貰う為にはどうすれば良いか?ですね。
それはこのネット銀行の定期預金よりも平均リターンを高くすれば、ゲームに参加して貰えるかも知れません。
このネット銀行の定期預金よりも平均リターンが高いがリスクが有るゲームが存在すれば、その平均リターンの差はリスクプレミアムと考えられ、そのゲームはリスク回避的な投資家が中心となって成り立っているゲームと考えられます。

株式インデックス投資と言うのは、リスクプレミアムが存在すると考えられるから各年金やインデックス投資家が存在する訳です。
もしも、平均リターンが銀行預金よりも低い、またはマイナスのゲームだとすれば年金やインデックス投資家が参加するとは考えられませんし銀行預金でも十分です。

ですから、世界的かつ長期的には株式インデックス投資と言うのは、リスク回避的な投資家が集まっている限りは、大局的には銀行預金に比べて大きな元本成長の可能性が高いと考えられます。

間違えが有ったらご指摘ください。

机上の空論

山崎氏の説はあくまで「数学上」という机上の空論です。

要するに資産収益率が毎年、コインの裏表のように50%、50%であると仮定すると上下の幅は年を追う毎に大きくなります。

しかし、私が考えるこのこの説の大きな誤りは、「人為的要素」を全く無視していると言うことです。

長期的には株価はその企業の業績を反映しますし、インデックスであれはその国の経済成長を反映すると考えられます。そしてここからが重要なのですが、どの企業も業績をコインの裏表で決めていないと言うことなのです。はあ?と思われるかもしれませんが、どの企業も利益を出すのに全力ですし、資本主義経済の政府であれば自国が経済成長するように政策を進めます。
その結果、企業業績や経済というのは短期的には大きくぶれますが、長期的には成長するのです。人類が石器時代からここまで進化してきたことからも明らかです。そしてそれを反映する株価も長期的には上昇してきたのです。ただし、GMやJALが破綻したように個別企業には倒産リスクが存在します。当然、1年だけ投資する場合と30年保有する場合とでは後者のほうが倒産に巻き込まれるリスクは高いと思います。しかし、インデックスの場合はそのリスクは限りなく低いですし、東証1部の上場企業が全て倒産などと言う事態になれば、投資していようがいまいが、関係無しに生活を直撃するでしょう。

話がそれましたが、山崎氏の説は経済に対する人為的な影響を全く無視しているので意味が無いと思います。例えば、純粋に数学的に株価が上下するだけなら、現在の日経平均が50000円とかでもおかしくないわけです。でもデフレ不況の日本でそんな事が有り得ると思いますか?これだけで氏の説がおかしい事が分かると思います。

*ただし、人為的な影響があると言うことは、間違った政策がとられ続けた場合には経済が低迷し、株価も低迷すると言う事です。そう、この国のように。

LEOPARDさん、よくある奴ですがリスクの定義を取り違えてますよ。
山崎氏の言っているリスクは予測される結果(この場合は期待リターン)に対する実際の結果のばらつきの大きさであって、期待リターンを下回る可能性や損失の可能性の大きさではありません。

結果がランダムであれば期間が長くなるほどランダムが累積されてばらつきはおおきくなりますし、ランダムだと仮定せずある程度の予測が可能だとしても期間が長くなれば長くなるほど遠い将来まで予測が必要となるのでやっぱり予測の不確かさは増大します。

ところが結果が完全にランダムだとしても期間が10倍になればばらつきの大きさ(リスク)も10倍になるわけではなく、実際にはそれよりも小さい範囲に収まる可能性が高くなります。
これは数学的に証明されているので詳しいことは「大数の法則」で調べてみるとわかります。
結論としては「期間が長期になるほどリスクは確実に増大するが、その増え方(増分)は次第に小さくなる」ということなんです。

これは経済学にとっても重要な意味を持つ統計学の基本でもあるので企業経営や国の経済政策などにとっても無関係ではなく、「人的要素を無視している」という点にも同意できませんね。

分散投資は有効・・

分散投資と長期投資は全くの別物です。
分散投資は4つの馬に賭けるので、それなりに当たります。
しかしながら、長期でそれを続けたとしても儲かる確信はありません。

リスクプレミアムは経済が成長しても高くなるとは言い切れないのです・・

>としちゃんさん

記事では触れませんでしたが、リバランスも非常に重要ですね。


>せーねんさん

ピークが違う。
それこそが分散効果の源泉だと思います。


>インデックス投資家さん

個人的には、「リスク」の言葉の定義の違いがひきおこした言葉じりの問題に思えます。

『投資家にとって最終的に問題なのは「資産額(の評価の差)」であり、期間を通じて平均した「年率リターンの上下のぶれ」ではない』(山崎氏のコラムより)

ここが、山崎氏の主張最大の見せ場(発想の転換)でもあり、悪く言えば、論点のすり替えでもあると思います。

「長期投資でリスクが縮小する」という時の「リスク」を「資産額の評価の差」と捉えれば、そりゃ長期で拡大することになるし、「リスク」を「期間を通じて平均した年率リターンの上下のぶれ」と捉えれば、長期で縮小することになると思います。

それから、「20年後30年後に元本が増えているという保証」などというものは、そもそもありません。投資ですから。


>インデックス投資家さんへコメントしてくださった皆さま

いろいろご説明いただきありがとうございます。
僕も勉強になりました。

Not机上の空論、But現実から得られた統計的事実

>LEOPARDさん、

良く勘違いされる方がいますが。リスクの定義が違います。投資の世界でこのような場合に使うリスクとは"事故にあう危険性"のようなマイナスインパクトを受ける可能性ではなく、どれだけ収益が予想通りにならないか(収益のぶれ幅)です。


投資商品A:5年後に+10%~+30%になっている(期待リターンは+20%)
投資商品B:5年後に確実に+10%になっている

この場合、商品Aは20%のぶれ幅があるリスク商品で、投資商品Bは期待リターンからのぶれ幅がまったくありませんので無リスクです。「共に損しないからリスクが無い」とは言いません。これが投資の世界のリスクの定義であり、山崎氏を含めた関係者もその定義の上で議論を行っています。


期間によるリスク(ぶれ幅)を考えます。
短期間であれば、収益のぶれ幅は小さくなります。TOPIX連動投信に1日だけ投資すれば、どの期間を選んでもだいたい-5%~5%程度の幅に収まります。この場合収益のぶれ幅は10%です。
ところが、何年間という長期で選ぶと期間によっては-50%だったり、期間によっては+100%だったりと収益のぶれ幅(150%)は大きくなります。こういう話です。


これは経済に対する人為的な影響を考慮しても成立する事実になります。

リスクについて

リスクについては2つが挙げられます。
1:不確実性
2:価格変動(または標準偏差)、確率論として述べられるリスク(投資のリスク)

1の事例では自分が病気で経済的損失のリスク、殺されるリスク(秋葉原無差別殺人事件)、地球が天体衝突して人類が滅亡するリスクなど、個々では確率論的な議論が出来ずにしかも経済的損失のみが発生するリスクを指します。
ただ、病気のように沢山のデータを集めれば確率論として述べられても、個々で考えると中国産ギョウザ事件、毒物カレー事件、地下鉄サリン事件のような事も起こるので不確実性に近いです。

通常、投資で考えるリスクは価格変動リスクを指す事が多く、予想以上に儲かる事もリスクです。
また、ハイ・イールド債券のように格付けが低い企業の場合は債務不履行に陥る企業の割合が高いなどの場合も沢山のデータを集めれば確率論的なリスクと言えるので、これも投資のリスクです。

ちなみに、確率論や標準偏差として図れるリスクとしてFXや競馬も有りますが、これらは経済的利益を生む合理的な理由が無いので通常、投資とは区別されるようです。
スワップ狙いのFXの場合だとリスクが0で有れば期待リターンがどの通貨ペアでも0なので誰もやりません。
しかし、期待リターンが0でもスワップが貰えてリスクが有るからスワップ狙いをやる人が出てくる訳でして、「リスクが無い=誰でもやる」では有りません(昔のOKWaveの回答者の中にはスワップ狙いを有利だと思い込んで為替リスクは有害だと言う人もいましたが、それは全くと言っても良いほど相場と言うのが分かっていない)。

>アルビレオさん 吊られた男さん

良く原文を読んでませんでした。結論としては、水瀬さんの
「「長期投資でリスクが縮小する」という時の「リスク」を「資産額の評価の差」と捉えれば、そりゃ長期で拡大することになるし、「リスク」を「期間を通じて平均した年率リターンの上下のぶれ」と捉えれば、長期で縮小することになると思います。 」
が最も妥当かなと思います。

言葉の定義の違いでした。

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