三菱UFJ投信の第2回ブロガーミーティングに行ってきました(その1) eMAXIS新興国株式インデックスの実質コスト

本日、三菱UFJ投信の第2回ブロガーミーティングに行ってきました。
いろいろお話がありましたが、多くの皆さんが興味あると思われる点について書きたいと思います。

まずは、eMAXIS新興国株式インデックスの実質コストのお話。

配布された資料によると、3ヶ月の実質コストが0.3%程度でした。
内訳は、信託報酬0.1%程度(厳密には年率0.63%÷4)、その他コスト0.2%程度。
年間の実質コストはまだ分からないものの、一部のブログ等で言われている年率実質コスト4%というようなことはないとのこと。
信託報酬が1年分で0.63%、その他コストは単純に0.2%×4ではなく、資金流入状況や相場変動によって、変わってくるそうです。もしかしたら0.2%程度のままの可能性もあるかもしれないとのこと。合計しても1%弱程度になるんじゃないでしょうか。

それじゃあ、運用報告書にあった「1万口当たりの費用の明細」の(a)信託報酬15円、(b)売買委託手数料29円、(c)有価証券取引税6円、(d)保管費用等51円、(b)(c)(d)を合計したいわゆる「その他費用」86円で、信託報酬15円に対して数倍というのはいったい何だったのか?

この明細の算出方法にクセがあるとのこと。
投信協会が定めた簡便法で、ファンド設定直後で急速に資産額が増えているような場合、歪みが大きく出てしまうものとのこと。
具体的には、
・売買委託手数料=期中の売買委託手数料/期中の平均受益権口数
・有価証券取引税=期中の有価証券取引税/期中の平均受益権口数
・保管費用等=期中の保管費用等/期中の平均受益権口数
で求めるが、各費用の分母になっている「期中の平均受益権口数」の定義が、「各月末の残存口数の単純平均」になっている。
「期中」というのは2009/10/30~210/01/26であるが、その間、月末は設定日の2009/10/30、2009/11/30、2009/12/30の3回しかなく(2010/1月分は入っていない)、かつ口数は2010/1月に急増しているので、過小に算出されてしまっている。
つまり、各費用の分母が過小になっているので、費用自体が過大に算出されてしまっているとのこと。
実際にかかっている費用は、上記のとおり3ヶ月で0.3%程度です。

少々ややこしいですが、投信協会が定める簡便法にのっとり算出すると、ファンド設定後3ヶ月しか経過していない決算であったこと、資産額が急増していること等の特殊要因が重なり、今回のような数字が出てきてしまったようです。

eMAXIS新興国株式インデックスに不安を抱いていたかた、少しは不安は晴れましたでしょうか(^^)
なお、今回のブロガーミーティングで配布された資料は、後日三菱UFJ投信のWEBサイトで公開予定とのことなので、更に詳細が気になるかたはそちらをご覧いただくのがよいと思います。

(続く)
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コメント

う、うーん、うーん、24時までお客さんと飲んでいました。

でれませんでしたが、なんとなくよくわからないのが口数が増えたから、信託報酬が多く見えてしまっただけであればそのほかのeMAXISシリーズも? 先進国インデックスもそれなりに規模が大きくなっているように感じますが、何故、新興国だけが?

っという感じがしています。。ただ、みんなのIndexで、STAMとeMAXISの動きを比較してみると、短期間だからかほとんど変わらない変動率だなと感じました。

決算直後というタイミングにミーティングを開催したということもありますが、このような不明点についてちゃんと説明があるというのは嬉しいことです。


特に回答内容も、ただの計算上の都合という良い内容でしたから、投資家としては不明点の解消&コストは高くないということで二重に嬉しい結果です。

>矢向さん

お気持ちよく分かります。僕もまったく同じ質問をしましたから。
回答としては、「新興国株式インデックスの資金流入が一番急であったこととその他コストが実際に先進国株式インデックス等より少し高いこととマザーファンドが小さいことの相乗効果で新興国株式インデックスのコスト計算の歪みが一番大きくなっている」というような趣旨だったかと記憶しています。


>吊られた男さん

同感です。
二重でうれしいですね。

運用報告書が「投信協会が定める簡便法」で計算する決まりということ&今回のように大きな誤差が生じる場合があるというのであれば、別途、そんなルールに縛られない自由なレポートを計算方法とかの説明・解説付きで、発表したら良いのにと思うのですが。そういうのは不正確情報として当局からおとがめがあるということなんでしょうかね?ご都合主義レポートは困りものですが、そうでなければ実態をより把握しやすくする追加・補足情報の開示は好ましいものではないかと思います。

>taishitaさん

同感です。
三菱UFJ投信さんも、決算情報の受け取られ方について反省すべき点がある旨のコメントをされていました。
とはいえ、設定3ヶ月での決算という特殊な状況は、次回からもうないんですよね。
通常どおりの運用レポートでそれほど実態とかけ離れる事はもうないと思われます。

投資信託は、設定後1年経たないと正確に評価できないというのはこういうことなのかもしれませんね。
モーニングスターレートが設定3年以上のものを対象にしているのも、そこら辺に理由があるのかも。

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eMaxisとSTAMの新興国ファンド比較 基準価額 e 10,168 S 17,738 信託報酬 e 0.63% S 0.68% 信託財産留保額 e 0.3% S 0.3% 総資産 e 59億 S 61億 実質コストという考え方があるようですが単純計算

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