「市場価格」と「基準価額」の乖離率に意味がない?

水瀬ケンイチ

日興アセットが、ETFの「市場価格」と「基準価額」についてコラムを掲載しています。
「上場MSCIコクサイ株」(1680)と「上場MSCIエマージング株」(1681)の市場価格と基準価額の乖離が話題になっているので、興味深く読みました。


日興アセットマネジメント ETFコラム No.3
2010年5月6日 ETFの価格について整理しましょう(1) 「市場価格」と「基準価額」


詳しくは、上記コラムをご覧いただきたいのですが、そのなかで、市場価格と基準価額の計算時間について、国内資産対象のETFと海外資産対象のETFに分けて説明があります。

市場価格は、市場が開いている時間帯(9:00~11:00、12:30~15:00(大証15:10))に作られます。これは当然ですよね。
でも、問題は基準価額の方にありそう。
国内資産対象のETFはまだ話が簡単で、基準価額は、保有資産の評価時点(15:00(大証15:10))の引け値を使って計算されるそう。
面倒くさいのが海外資産対象のETFで、保有資産の評価時点は時差の関係から「前日の引け値」になり、為替の評価時点は「日本時間10:00のTTM(電信中値相場)」になり、よって基準価額は、前日引け値と当日のTTMを使って計算されるそう。

う~む。それじゃ……


海外資産対象のETFは、市場価格と基準価額に乖離があっても仕方がないのかもしれません。

コラムでは、
『海外資産を対象にするETFについては、ETFの取引時点が、保有資産の評価時点である引け値の時間とも為替の評価時点である中値の時間とも一致するところが全くありません。市場価格と一口当たりの純資産価格を比較してもずれているのが当たり前になってしまいます』
と述べられています。

それでは、1680や1681のような海外資産を対象にするETFについては、市場価格と基準価額の乖離状況には目をつぶるしかないのでしょうか?
それとも、モーニングスターが提供してくれている月平均の乖離率なら目安くらいにはなるのでしょうか?
あるいは、同じ海外資産を対象にするETFどうしであれば乖離の比較に意味があるのでしょうか?
よく分からなくなってきました。

ただ、次回のコラムでは3つ目の価格「推定一口当たり順資産価格(インディカティブNAV)」について説明があるそうで、これが何かのヒントになればいいなと思います。
次回のコラムを待ちたいと思います。

※上記「順資産価格」ってWEBサイトからコピペしましたが「順」って漢字間違ってますよね多分。大丈夫かいな…(^^;
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Posted by水瀬ケンイチ