ライフ > 家計 > 点検個人マネーユーロ相場で考える「為替=国力説」の”幻想”  外貨投資の誤解(2)詳しくは上記記事をご覧いただきたいのですが、無理矢理ひと言でまとめると、ユーロ相場を例に、短期的には購買力平価を大きく乖離してきたが、長期で見るとほぼ購買力平価どおりに動いていると説明されています。(日経電子版上記記事より引用)記事では、...\" /> 購買力平価をどのように活用するか? - 梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記)

購買力平価をどのように活用するか?

日経電子版に、為替についての良記事が掲載されています。

日経電子版 > ライフ > 家計 > 点検個人マネー
ユーロ相場で考える「為替=国力説」の”幻想”  外貨投資の誤解(2)

詳しくは上記記事をご覧いただきたいのですが、無理矢理ひと言でまとめると、ユーロ相場を例に、短期的には購買力平価を大きく乖離してきたが、長期で見るとほぼ購買力平価どおりに動いていると説明されています。

photo_20100624.jpg
(日経電子版上記記事より引用)

記事では、ユーロ相場が数年単位で購買力平価から乖離していたことに関して、識者のコメントを載せています。
・「購買力平価は数年単位で適正レートと離れるし、いつ戻るかも分からないので短期や中期の投資にはほぼ役立たない」(竹中正治氏)
・「実際の相場が購買力平価から見た適正水準に長くいることは少なくて、どちらかにオーバーシュートしている期間が長い」として「目先の相場を予想する材料に使うべきではない」(佐々木融氏)

しかし、長期的に見てユーロが購買力平価の水準に向かって大きく動いたことに関しては、

・「購買力平価を見ていたおかげで、08年くらいまでのユーロが適正価値から比べて割高過ぎるという警告は発することができていた」(佐々木融氏)
・(老後の資産形成などに備えて長期的に資産運用をするには)「現在の為替水準が購買力平価などで見てどれくらいの位置にあるのか把握しておくことが重要」(竹中正治氏)

と述べています。

長期的には購買力平価が重要なことはよく分かりました。
しかし、実際、この購買力平価を自分の資産運用にどう活かすかが難しい。

例えば、購買力平価を基に「今月は欧州株に投資しよう」とか「今年1年は米国株に投資しよう」というように投資対象を切り替えていく投資法もなくはないと思います。
しかし、そもそも長期的には為替変動よりも株価変動の方が大きい(しかも上昇ベクトル)と考えているので、為替を基に投資法を決めるのは本末転倒のような気がします。
また、購買力平価を基に、FX等で為替リスクをヘッジするという使い方もありえると思いますが、それこそ数年レベルで逆を行ってやられる危険があってこわい。

基本的には、今までどおり為替は予測不能と割り切って、世界中に分散してドルコスト平均法で積み立てていくスタイルを継続しようと思います。
世界中に分散していれば、どこかの通貨が割高になったら代わりにどこかの通貨が割安になってバランスするだろうという考えです。
(まぁ、世界中の通貨に均等に投資するわけではないので結果的に損得は出てしまうでしょうが)
ただし、スポット投資、あるいはコア&サテライトのサテライト部分の投資対象を決める際には、購買力平価で見て割安な通貨のものを検討してみてもいいかなとは思いました。

皆さんは、どのように購買力平価を活用しますか?
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コメント

円安バブル時こそ、購買力平価で冷静に判断する

いよいよ一人っ子政策の影響が出始めた中国では少子高齢化が進みそうです。
日本では少子高齢化で円が売られるので外貨を持ちましょう程度の事を平気で金融機関は言います。
しかし、では中国はどうなの?中国元も絶対確実売られるよね!って言い返せます。
少子高齢化で円安を主張する金融機関は余りにも短絡すぎます。

ちなみに、今回の金融危機で日本円が通常のレベルに戻ったのですが、日本と外国の金利差が開いてくると再び円が売られて「少子高齢化の波が押し寄せてきました」と言う自称為替の専門家がこれからも出てくるでしょう。
こんな専門家には注意した方が良さそうです。

購買力平価ですが、為替の真実を見るのは一番簡単でしかも実用的なので自称為替の専門家でも反論できます。
「少子高齢化の波が押し寄せてきました」「日本は財政破綻するから高金利通貨は有利だ!」と言う自称為替の専門家が出てくる時にこそ、購買力平価の考えを見て冷静に判断できるようにしておきたいです。

実際に活用するのは案外難しいかも…

為替を理解するうえでの理論としては一番しっくりくるんですが、実際に購買力平価を何らかの目安として自分のインデックス投資に活用することはなさそうな気がしています。。

短~中期では適正水準から乖離することも多いようなので、結局は自分の決めたアセットアロケーションの中で目標比率から下がったアセットを買い増し(リバランス)した結果として、「あの時は購買力平価の適正水準から随分と離れていたんだなぁ…」な~んて思い返すことになるのでしょうか。。

もちろん理論をしっかりと理解し、その時々の為替水準が購買力平価で見た場合にどの程度のポジションにあるのかはウォッチしていきたいと思っています。

私も活用法を教えて欲しい……

そういえば「民主党デフレ脱却議員連盟」が
購買力平価を持ち出してきた時はびっくりしました。
それが為替のフェアバリュー(?)を表すものだとして、
実際の相場が購買力平価から見た適正水準に長くいることは少なくて、どちらかにオーバーシュートしている期間が長い」のに、どうやってその価格へ(しかもおそらく短期で)修正しようというのか、と思いました。
とにかく正しい説であったとして、実際の投資には使え……ますか?
私がぽっと出の投資家だから分からないのでしょうか?

投資においては、株でも為替でも参入のタイミングが大事だと思います。
たとえ、購買力平価から大きく乖離していても《いつ》《どのくらい》戻るか、また乖離率の幅が分からないのなら意味はありません。

例えばグラフを見ると2004年はユーロ円140円くらいで、PPPからも20円近くプラス乖離しています。購買力平価を重要な指標として見ていた場合、ここからユーロを買えませんよね?人によっては売りを張るかもしれません。そしてリーマンショックの2008年まで上昇し続けます。
まずショートの人はとっくに市場から退場させられているでしょう。
何もしなかった人も4年もユーロが上昇し続けているのを冷静に買わずに観察できるでしょうか?
できる人はPPPのせいというよりは、ユーロ以外の投資で稼いでいるからかと。

長期投資においては入口(開始時期)よりも出口(老後?)の価格の方が重要ですよね。
この場合でも、現金(円)が必要であるから換金するのであって、「購買力平価を参考に」といっても……。
もし円高方向に乖離していた場合は、少しずつ必要な分だけ円に換えていくという方法もあるかもしれませんが、それくらいではないでしょうか?
(その場合でもさらに円高方向になる可能性だってあるはずですし……)

とりあえず説が正しいとして考えてみましたが、
私の狭い了見では「追認の誤り」としか思えませんでした。
(投資経験が実質半年満たない奴の言う事ですから、きっと勘違いでしょう)
真実や事実がどうあれ「いま出ているプライスこそが全てだ」と考えることが、
バイアスを少なくする良い思考法だと思っています。
まあ、市場に長く居座っているのが一番いいのだろうとはぼんやり感じてます。

でも、PPPで稼ぐ方法があるなら是非、ぜひ教えて欲しい!
(きっとどこかでほくそ笑んでいる人がいる! はず。)

為替の変動理由は色々…

為替の変動理由はその時々のトレンド(?)で変わり、ほとんど後付なんじゃないか?と思えます。
主な理由としては、
・金利差
・貿易
・購買力平価
など。あとこれらの組合せもある訳で、まさに千差万別といったところだと思います。(個人的にはよーわからんです^^;)

参考書籍 吉本佳生「ニュースと円相場から学ぶ使える経済学入門 」
吉本先生の為替解説本。分かり易い解説で、良書です。

僕からも良書を・・・

僕の方からも、本当の為替のプロが書いた本で良書を挙げておきます。
上記のブログでも登場している竹中 正治さんの本ですが、「これから10年外国為替はこう動く(国際通貨研究所編、竹中 正治編)」です。
これは一般通貨の値動きで有る購買力平価の考え方にとどまらず、今話題の中国元やユーロ、ドルについても書かれています。
特に中国元についての情報は結構面白いです。
ただし、書籍が出たのがギリシャショック前なので、そこは割り引く必要が有ります。

なお、良く言われる日本は低成長だから長期的に円安って言う学者が沢山いますが、これを客観的なデータを元にバッサリと間違えで有る事を示しています。

それから、何故、購買力平価説が長期的に適合するのかの理由も説明しておきます。
仮に現在のレートを1$=100円と仮定し、日本車を100万円、米国車を1万$としておきます。
仮に米国がインフレが急激に起こった場合で物価が2倍になたっとしましょう、つまり米国車は2万$です。
こうなると、1$=100円では米国車は2万$、日本車は1万$(100万円$/100円=1万$)で買えます。
それだったら、米国人は米国車を買わずに日本車を買うでしょう。
その結果、米国人は米ドルを日本円に替えて買うので、円高圧力がかかります。
その結果、円高が起こり1$=50円で均衡するでしょう。
しかし、現実的には関税や輸送コストが有るので、直ぐにはこのグローバルな裁定取引は起こりません。
長期的に車の値段が十分に差が出てくれば日本車や米国車の裁定取引と言うグローバルな裁定が起こります。

通常ではインフレ国は高金利な場合が多いので、金利目当てに買う事で「経常収支赤字(売り)<<投機(高金利買い)」が起こり高金利通貨としてインフレ国の通貨が強くなります。
しかし、何らかの原因でインフレ国の通貨がいったん崩れると投機的な売りが高金利目当ての投資家のストップロスによって更に売りが雪崩のように起こりますが、これに加えて経常収支赤字分が更に売られます。
その結果としてインフレ国の通貨が大暴落します。

>タカちゃんさん

購買力平価は理論的には素晴らしいのですが、運用の実践にどう活用すればいいのかということになると、よく分かりません。
「冷静に判断」はいいのですが、判断して具体的にどういう行動を取るべきなのかがいまいちピンときておりません。
よくて「今この通貨は割高だな」「この通貨は適正だな」という「相場観」を持てることくらいではないかと。


>虫とり小僧さん、ユウ(@A_yuu000)さん

自分の活用法としては、上記コメントのように「相場観」を持てることと、あとは本文にも書きましたが、スポット投資あるいはコア&サテライトのサテライト部分の投資対象を決める際に、購買力平価で見て割安な通貨のものを検討するくらいかなと。


>hinoさん

そうなんです。僕も購買力平価は机上の理論で為替の構成要素の一要素に過ぎないという認識でした。
ところが、この記事(http://randomwalker.blog19.fc2.com/blog-entry-1402.html)で、長期的な購買力平価の正しさを改めて見直したところなのです。


>タカちゃんさん その2

本のご紹介ありがとうございます。
機会を作って読んでみたいと思います。

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