「世界のETF市場とiシェアーズのこれから」ブロガー向けセミナーに参加

水瀬ケンイチ

2010年7月1日、楽天証券主催 ブラックロック証券協賛 「世界のETF市場とiシェアーズのこれから」ブロガー向けセミナーに参加しました。

投信ブロガーと日経新聞社などのメディアが招かれました。
個人的にメインの投資商品にしている海外ETF「iShares S&P 500 Index Fund」(IVV)や「iShares MSCI EAFE Index Fund」(EFA) などの運用会社なので、どんなお話が聞けるか楽しみにしていました。
進行は以下のとおりでした。

・開会の挨拶(楽天証券外国株式事業部長 新井党氏)
・『世界のETF市場の概観』デボラ・ファー氏(ブラックロック・アドバイザーズ(UK)マネージング・ディレクター)
・『iシェアーズ新規届出銘柄のご紹介』小島久美子氏(ブラックロック証券iシェアーズ事業部アカウントマネージャー)
・『iシェアーズの歴史とこれから』藤川克己氏(ブラックロック証券iシェアーズ事業部長ディレクター)
・質疑応答
・懇親会

デボラ・ファー氏の講演では、世界のETF市場が右肩上がりに成長してきていること、その中でiシェアーズが大きなシェアを持っていること、最近の純資金流入を見ていると債券・商品に資金が集まっていること、米国と欧州のETF市場の違い、日本のETF市場は伸びていないように見えるが実際には米国・欧州で取引されているので実態を表していないこと、機関投資家のETF利用意向状況などについて、俯瞰的に解説されていました。
※一部のデータが、iシェアーズのWEBサイト(日本語版)で見られますので、ご興味があればご覧ください。
http://jp.ishares.com/

小島久美子氏の講演では、最近取り扱い開始になった「iシェアーズ MSCI エマージング・アジア・インデックス ETF」の紹介がありました。(勝手に、未発表の新規届出銘柄の公表があるのではないかと期待していましたが、そうではありませんでした)
(関連記事)
2010/06/24 楽天証券、アジア新興国ETF追加
2010/06/28 SBI証券もアジア新興国ETF追加

藤川氏の講演では、ブロガーと会うのを楽しみにしていたこと、2004~2005年に本格軌道に乗るまでは苦労したこと、iシェアーズの最大の魅力は多様性であること、世界のETF市場は日本よりも進んでいると言われるが国や地域によって発展やステージは異なって然りであること、課題は預貯金偏重の日本で資産運用の認識向上であること、そのためにはETF認知度向上および話題性の喚起・インデックス投資およびETFの啓蒙活動・ニーズに合った商品提供をしていく予定であることなどについて、解説されていました。

その後の質疑応答では…


Q.海外市場上場のiシェアーズの国内重複上場の予定はあるか?
A.予定はない。重複上場するべきかどうかの検討はしている。

Q.楽天証券におけるiシェアーズ、バンガード、リクソーの売買高のシェアは?
A,非公開。ただ、iシェアーズは銘柄も多いので自ずとシェアは高いという感じ。

Q.iシェアーズとバンガードのETFの違いは?
A.他社の情報は分からないが、iシェアーズ独自の特長は全てETF専用ファンドであること、豊富な選択肢にあると考えている。

Q.楽天証券における海外ETFの特定口座対応の進捗は?
A.No.1になるための重要課題という位置づけだが、システム的に難易度が高いのでいつかは言えない。

などのやり取りがありました。

全体的に、目新しい情報があったわけではありませんでしたが、世界最大のETF運用会社であるブラックロックが、ブロガーをきっかけに個人投資家と関わりを持っていこうという姿勢を感じました。
また、インデックス投資を啓発していこうという意気込みも感じました。インデックスブロガーとしては頼もしい限りです。
保有しているデータもすごいものがあるようですので、その一端でも個人投資家に示していただけたら、iシェアーズへの理解と信頼が深まる可能性があると思いました。
最後に要望として、「本日の講演資料のWEB公開」「バリューインデックス連動のETF」をあげておきました。

以上、何かのご参考になればと思います。

※本記事は、水瀬のメモとあやふやな記憶を頼りにまとめていますので、誤解・曲解などあるかもしれません。予めご了承ください。
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Posted by水瀬ケンイチ