投資信託の目論見書が簡素化

2010年7月20日の日経夕刊に、投資信託の目論見書が7月以降順次簡素化されるという記事が掲載されていました。

今まで数十~100ページを超えていたものが、8~10ページ程度にスリム化されるそう。
今までの目論見書は、無駄に長く、簡単なことをわざわざ難しい言い回しで表記している感じだったので、これはいいことだと思います。

簡素化された新しい目論見書の記載項目について、以下のとおり引用します。

【日経新聞2010/07/20夕刊7面より引用】

■商品分類
投資対象地域(国内、海外、内外のいずれか)、収益の源泉となる投資対象資産(株式、債券、不動産投信など。バランス型の場合は資産複合)

■属性区分
投資対象資産や地域についてより詳しく記載。決算頻度や投資形態(ファンド・オブ・ファンズなど)、為替ヘッジの有無、インデックス運用の場合は対象となるインデックスなど

■ファンドの目的・特色
運用の基本方針やファンドの仕組み、分配の方針など図表を用いて分かりやすく説明

■投資リスク
基準価格の変動要因(株や債券の価格変動や為替変動、信用リスクなど)

■運用実績
設定来の基準価格・純資産残高の推移(グラフ)、直近5期の分配金の実績、主な組み入れ銘柄、過去10年間の年間収益率の推移(グラフ)

■手続き・手数料等
購入時手数料や運用管理費用(信託報酬)、繰上げ償還の条件など

【引用おわり】

これらが10ページ程度にまとまっていれば、分かりやすいし、他の投資信託と比較もしやすいと思います。
ブログやツイッターでは、「運用者の情報をもっと載せてほしい」「組み入れ銘柄は全部開示してほしい」などのご意見もあるようですが、旧態依然としていた目論見書が一歩前進ということで、個人的には評価したいと思います。

なお、目論見書の簡素化にともない、いくつかの用語も投資家目線に変更になるようです。

(旧)申込(販売)手数料 → (新)購入時手数料
(旧)信託報酬 → (新)運用管理費用

う~ん、購入時手数料と運用管理費用か。
もっとシンプルに「購入費用」と「運用費用」でいいじゃんと思いますが、そのうち慣れるでしょう。
それから、いちばん名前が長い「信託財産留保額」についてはどうなるか掲載されていません。分かり次第、ブログに書きたいと思います。

これらの変更は、7月以降順次すすめられるそうですので、しばらくは古い目論見書と新しい目論見書、古い用語と新しい用語が混在しそうです。
当ブログでも、世の中への浸透度を見て、新しい用語に切り替えていきたいと考えています。

<追記>2010/07/23
新しい形式の目論見書でも、信託財産留保額は信託財産留保額のままのようです。えー。
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コメント

自分も今日の仕事中にこのテーマの記事を考えていたのに先を越されて少し嫉妬している吊られた男です。


私が見た交付目論見書では、運用管理費用(信託報酬)となっていたので、信託報酬という用語が消えていくのかは少し様子見が必要かもしれません・・・

>吊られた男さん

信託報酬という言葉も、カッコ書きで残っていくのかもしれませんね。
信託財産留保額の情報、ありがとうございました。

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目論見書がこの7月から順次簡素化されています

いよいよ目論見書が変わる!!だが・・・でも書きましたが、目論見書がこの2010年7月から順次変わっています。 そこで、今日時点ですでに目論見書が変わっているファンドとして、ダイワ・アジア新興国株ファンドの交付目論見書を比較してみました。 ・2010年7月の目論見...

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