投信の分配金加熱

今朝の日経新聞に、投信の分配金競争加熱という記事が出ていました。

【日経新聞2010年11月18日朝刊4面より引用】
投信の分配金競争加熱 「実力以上」の商品も
投資信託の運用収益を還元する分配金を巡って、運用会社の競争が過熱している。リスクの高い海外不動産や外債などで運用して高額の分配金を出す投信が急増しており、公募投信全体の10月の平均利回りは7.0%と、約3年ぶりに過去最高を更新した。投信の高分配競争が激しくなるなか、過去の運用益の取り崩しや元本の払い戻しなどで「実力以上」の高分配を維持している商品もある。
【引用おわり】

以前の記事「分配金の誤解」で、投資家の中には、投信の分配金に対して誤解をしているかたが多くいらっしゃるようだと書きました。
具体的には、(1)分配金の支払いは基準価額の下落要因、(2)複利効果が期待できない、(3)分配金は課税される、(4)分配金は将来的には増減する可能性がある、(5)基準価額が分配金の累計額以上に下落した場合トータルで考えるとマイナス、という5点でした。

日経新聞では、相変わらず高分配投信に資金が集まっていることを伝えると同時に、過去の運用益の取り崩しや元本の払い戻しによる「実力以上」の高分配に警鐘を鳴らしています。

利益から出す普通分配金ではなく、元本を取り崩す特別分配金が大きいほど、実力以上の分配になります。
投資対象にもよりますが、この低金利の時代に平均利回り7%以上というのは、「ん?元本取り崩してね?」と疑ってしまいます。

一方で、「資産運用の出口戦略として特別分配金による非課税での引き出しを狙う」など、独自の考えに基づいて“敢えて”高配当の毎月分配型投信を選択しているというかたもいらっしゃるようです。
そういう方々には特に申しあげることはございません。

しかし、投信の分配金について根本的な誤解があるのであれば、それは解いておいた方がよいと思われます。

<追記>2010/11/19
774さんから、「普通分配金、特別分配金は投資家(の買値)からの視点で、特別分配金だから実力以上の分配という考えは間違っている」とのご指摘を受けました。
たしかにそのとおりだと思いますので、記事の該当箇所を削除しました。
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コメント

毎月分配型⇒通貨選択型⇒次の一手

今の毎月分配型投信は分配金を減らすと高分配を求めて資金入出が起こる悪循環になりつつあるようです。
例のあのファンドも純資産額では分配金以上に減っている事を考えると資産流出が起きているようです。

最初にヒットした毎月分配型投信が外債型でそれが日本株、REITに派生し、今では通貨選択型でアセットクラスは金や原油など、多様化しながらヒットしています。
では、投信会社としての「次の一手」は何でしょうか?

>利益から出す普通分配金ではなく、元本を取り崩す特別分配金が大きいほど、実力以上の分配になります。

普通分配金、特別分配金は投資家(の買値)からの視点ですね。
なので、特別分配金だから実力(おそらく投信の利益率だと思います)以上の分配と言う考えは間違ってますよ。

年間100%の利益が出た投信で50%配当金を出しても、購入時期によって、ある人は普通分配金だけど、ある人は特別分配金と言う事もあります。
特別分配金だから、タコ配だとは限りません。

>タカちゃんさん

大手証券さんは次の一手を考えるのが得意技(もはや職人芸)ですから、心配しなくてもすぐに出てくると思いますよ。


>774さん

仰るとおりだと思います。記事を訂正しました。
ご指摘ありがとうございました。

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