インデックスファンドの優位性

水瀬ケンイチ

パッシブ(インデックス)ファンドの優位性について書かれた記事があったので紹介します。

モーニングスター アナリストの視点(ファンド)
2010/12/02 パッシブファンドの優位は揺るがない?

詳しくは上記記事をご覧ください。
記事では、インデックスファンドのコストに着目しています。
インデックスファンドはアクティブファンドよりも信託報酬が安いことはよく知られています。
そのデータがあったので、計算して抜粋します。

■インデックスファンドとアクティブファンドの信託報酬の差
日本株式クラス:0.83%
先進国株式クラス:0.89%
新興国株式クラス:1.06%
外国債券クラス:0.53%

年率0.53~1.06%も差があるんですね。
特に新興国株式クラスでその差が顕著です。



また、投資信託全体の信託報酬は年々増加傾向にあるのですが(関連記事)、ことインデックスファンドについては年々下落傾向にあるとのことです。
データを抜粋してまとめます。

■インデックスファンドの平均信託報酬
2000年までに設定されたもの 0.70%
~2005年までに設定されたもの 0.65%
~2010年までに設定されたもの 0.47%

他にも記事では、インデックスに勝ったアクティブファンドの比率のグラフが出ています。
これを見て、アクティブファンドは「6割も負けている」と捉えるか「4割は勝っている」と捉えるかは人それぞれですが、インデックスに一貫して勝つアクティブファンドを見つけることは非常に難しいということは申しあげたいと思います。
自分もいくつかのアクティブファンドを保有してインデックスとの勝負を試みていますが、結果は思わしくありません。

一般的に、好成績のファンドは年によって激しく入れ替わり、年と順位を軸にしたグラフにすると線が複雑に絡み合ったような形になり、それはスパゲティ・チャートと呼ばれているようです。
(ちょうどよい資料が手元にあるのですが、アップできなくて申し訳ありません…)

ちなみに、昨日の記事「世界市場ポートフォリオは効率的か?」では、効率的市場仮説やCAPM理論に関連したことを書きましたが、インデックスファンドの優位性はもっとシンプルなところにあるのかもしれませんね。

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Posted by水瀬ケンイチ