厚生年金基金も財政悪化の波が

水瀬ケンイチ

<お知らせ>
ほったらかし投資術 インデックス運用実践ガイド」(山崎元・水瀬ケンイチ著)の書評を、星野泰平さん吊られた男さんybさん竹川美奈子さん熊田曜子さん(?)が書いてくださいました。ありがとうございました。
---

とうとう厚生年金基金にも、ほころびがでてきたようです。

【日経新聞2010年12月15日朝刊5面より引用】
48基金に健全化促す 年金積立金、基準を下回る
高齢化と若い担い手の不足で財政悪化に陥る厚生年金基金が増えてきた。厚生労働省は14日、年金財政が悪化した48の厚年基金を「財政健全化を促す基金」に指定した。指定された基金は来年2月末までに、掛け金の引き上げや給付削減などの対策を盛り込んだ5年間の財政健全化計画を作成する必要がある。
【引用おわり】

厚生年金基金は企業年金制度のひとつで、全国で605基金があるそうですが、そのうち48基金が今回「財政健全化を促す基金」に指定されました。3つは元々あったので合計51基金が指定基金になるそうです。
全体の1割弱ですね。

記事には、指定基金の一覧が掲載されていました。
会社名がずらっと並んでいますが、中には知っている会社もちらほらあります。他人事ではありません。
高齢化と若者不足で財政悪化とのことですから、昨今の若者の低い求人倍率を見ていると、今後も財政悪化する基金が増えていきそうな予感がします。



財政健全化計画というと聞こえはいいですが、要するに現役世代の掛け金を引き上げるか、退職者の給付を削減するか、あるいはその両方かという厳しい選択を迫られることになるのでしょう。

年金に頼りきることなく、自分の将来には自分で備えておくことが、いよいよ必要になってきたように思います。
まっとうな手法で資産を増やすのには時間がかかります。早めに備え始めておきたいものです。

関連記事
広告
Posted by水瀬ケンイチ