「ETF投資入門」(カン・チュンド著)は真面目なETF解説本

水瀬ケンイチ

「ETF投資入門」(カン・チュンド著)を読みました。

ETF投資入門 (日経文庫)ETF投資入門 (日経文庫)
カン・チュンド

日本経済新聞出版社 2010-10-16
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タイトルのとおり、ETFに特化した入門書です。
ETFの説明の中で、長期・分散・低コストなど投資の要諦をうまく織り交ぜてあります。
また、ETFのメリットだけでなくデメリットもきちんと明示してあり、その上でどのように資産運用に活用していけばよいか丁寧に解説してあります。
圧巻なのは18ものポートフォリオ事例。これだけあれば、組み入れ資産にこだわりのある方でも自分が気に入るポートフォリオに近いものが見つかるのではないでしょうか。



全体的に、いつものカン・チュンドさんの熱いトークや面白い例え話は少し抑え気味で、内容を体系的にしっかり伝える真面目なトーンになっています。
これは、本書が投資元本を500万円以上に設定しており、年齢層が高めの人たちをターゲットにしているからではないかと思われます。

欲を言えば、せっかくの18ものポートフォリオ事例について、それぞれの期待リターンとリスクのデータを明示してくれたら、読者がもっと選びやすかったように思います(おそらく比率を算出する過程で数字はあるはずです)。

とはいえ、カンさんの本はいつも気持ちを未来に向けさせてくれます。
投資に対して前向きになれる真面目な良書だと思います。
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Posted by水瀬ケンイチ