ゆうちょ銀の海外投資急増、本当の目的は?

ゆうちょ銀行が海外投資を増やしているようです。

【日経新聞2011年1月8日朝刊5面より引用】
ゆうちょ銀の海外投資急増 10兆円に迫る
ゆうちょ銀行が海外投資を急拡大している。2010年度は9月までの半年間だけで3兆円を投じ、残高が7兆7千億円に急増。10年度中に10兆円に迫る勢いだ。郵便貯金離れが進む中で「このままではコスト割れの懸念がある」(斎藤次郎日本郵政社長)との危機感が背景にあり、高利回りが見込める海外運用で収益底上げを狙う。ただ世界最大級の巨額資金の運用は容易ではない。

ゆうちょ銀の総資産は10年9月末時点で約190兆円。そのうち海外投資は7兆7457億円。米国や欧州など先進国の国債や高格付け社債、海外の株価指数に連動した上場投資信託(ETF)を保有している。
【引用おわり】

記事では、郵貯銀行が海外投資を急ぐ最大の理由は「運用資産が減る中で従来並みの収益確保を迫られているため」だとあります。
郵貯残高が年々減少しているのは事実なので、それはそうなのでしょうが、もしかしたら、そろそろ日本国債がまずいと考え始めているのかも?なんて邪推したりして。

そういえば、公的年金(GPIF)が新興国株式に手を出し始めたり(関連記事)、個人向け国債変動10が商品性の変更で将来の金利上昇リスクを軽減していたり(関連記事)という動きがあります。
日本国債暴落説は、トンデモものから比較的まともなものまで色々見かけますが、外堀が埋まっていくようで少し不気味に見えなくもないです。気にしすぎ?(^^;

とはいえ、将来予測は私の本分ではありませんし、それに応じて資産運用をしているわけではないので、どんなことが起きてもある程度対応できるよう、色々なアセットクラスや通貨への分散投資を粛々と継続したいと思います。
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コメント

同じく日経で報じられていたのでご存知かもしれませんが、日本郵政は(特に郵便事業の)不調で人件費抑制に走らないといけないという危機的状況なので、ゆうちょ銀行が頑張ろうということもあるのかもしれません。

迫られてリスクをとり始めるのはギャンブルではやってはいけない原則のひとつですけどね。。もちろん投資においても。機関投資家は個人投資家のように自由にポートフォリオを組めない難しさが現れています。

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はじめまして

私は単純に郵貯が海外へ資金を振り分けるのはいいことだと思っています。

日本の国債暴落はどこかで起きると思いますし、それも近いうちに。低金利でいつか暴落するのであればと資産を移す流れになっても全然おかしいとは思いません。

郵貯に預けている人たちももっと怒っていいと思いますよ。預金に利息がつかねーって。怠慢だーって。郵貯が運用を真面目にしなければならないと考えたのならそれは非常に正しいと思います。

国債暴落説は、私はトンデモ説とは思っていません。国内の機関投資家が8割以上を所有している国債ですが、いずれ暴落する方向性はもう見えてると思っています。

変動相場制の国ですから、通貨発行が自由ですが、こんだけ借金がある国の通貨供給増やしたら資金の供給先が全く読めずに恐ろしいことになりますよ。日銀だって先がほとんど読めない通貨供給なんて応じないと思いますよ。インフレターゲットつけて音頭とってなんてできますかね?政治家の誰がその決断が出来るでしょうか?

仮に、じゃぶじゃぶ市場にお金流したとしたら、結果国債の利息をあげざるをえずに、利息1%でも数十兆の利息なんですから、税収すべて国債の利息に持ってかれるんじゃないですかね?

日本の財政出動もどこかで手詰まり感が出てきますし、税金がこれ以上増えて行ったとしても結果景気が良くならないのであればジリ貧ですしね。

もはや郵貯は社会的使命を失ったのかも知れない?

昨日のインデックス投資交流会はお疲れさまでした。

ちょっと気になった事をカキコしたいと思います。
財政破綻の件ですが考えても仕方がない話です。
むしろ重要なのはインデックス投資を続けられる事が結局はリスクヘッジになると思います。
郵貯離れが進むのはある意味仕方がない事です。
これが30年ぐらい前で有れば郵貯は日本国民に無くてはならない存在でしたが、現在の郵貯では401k商品1つ取っても使えないです。
その他に今や簡保も加入条件が民間並みに厳しくなり、簡保が使えない人が沢山いますが、民間であれば加入条件を緩和した保険も出てきています。

それから現在の日本株式の低迷や日本国債の利回りの低さにギブアップした形になったのかも知れないですが、郵貯資金を運用する担当者の知識不足が今になって問題になったのかと推測しています。
しかも、総資産が半端ではないので、急いでアセットアロケーションをした所で不利な価格で買わされるリスクもあり、来年の株式相場にも影響を与える可能性がありそうです。

ゆうちょ銀行のコスト割れ云々の発言ですが、
確かに資金運用利回りは平成19年末段階では1.18%だったのが、
平成22年9月中間決算には1.1%に減少していますが、
その分調達利回りも減少しているので
粗利鞘は増加しており、貯金経費率にはそこまで変動が無いので
経営自体は安定しています。

ただ、預け入れ資産が毎年数兆円単位で減少しているので、
固定費用の削減を進めないと今の状況ではコスト割れが懸念される
というのは頷ける話です。
(ただ、貯金経費率(平成19年末0.66→平成22年9中0.68)を見てもわかるように、
貯金額の減少が現時点ではそこまで影響してない)

今回の国債偏重のリバランスですが、
金利低下による保有国債時価の拡大に伴うものという見方もできます。

平成19年末に2.6兆円あった含み益が
平成22年9中には4.6兆円に拡大しています。
この間国債保有残高が8兆円減少してるにもかかわらずです。

財政投融資の資金元として使われてきたゆうちょですが、
そのあても無くなり、本来なら財投改革や民営化改革の時に
もっと積極的に打って出ても良かったと思うんですけどね。
やはり資金量がネックなのと、当時ではどれだけ毎年
資金流出が発生するか読めなかったというのもまぁ
理由の一つなんでしょうけど。

(当時の郵政企画管理局長の議事録は参考になります。
第2回「郵政三事業の在り方について考える懇談会」
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/yusei/dai2/2gijiyousi.html

資金量が巨大なだけに
マーケットインパクトが怖い。
そして、それに翻弄されるだろう個人投資家も、
ゆうちょ銀行の動きには注意する必要がありそうです。

円の外貨買いとか?
為替政策を名目だてて行われているような気もします。
本来、国内政策の方がいいような気がしますが…。
国内株。。

>吊られた男さん

たしかに、そうかもしれませんね。


>kackyさん

アセットアロケーションはほしいリターンではなく、リスク許容度を元に決めるべし(キリッ


>hojyamanさん

なるほど。一理あると思います。
でも、国債暴落の方向性が決まっているのであれば、今の低金利と為替レートはいったい何なのだろう?という疑問が出てきます。
なんなんでしょうね?


>タカちゃんさん

郵貯の社会的使命ですか。
考えたこともなかったなぁ(^^;


>楽天家業さん

なるほど、海外投資拡大はいわば「リバランス」というわけですね。
金額が巨額すぎていつものアセアロ円グラフが頭に浮かんでこないです。

郵政企画管理局長の議事録も後で読んでみます。


>矢向さん

んん???

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