国内ETFのネック「乖離問題」が解消?

水瀬ケンイチ

上場以来、基準価額と市場価格の乖離の大きさが課題と言われてきた「上場MSCIコクサイ株」(1680)・「上場MSCIエマージング株」(1681)の乖離率が縮小傾向にあるようです。
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下のグラフは、1680と1681の「基準価額と市場価格の乖離率」の推移を表しています。
1680・1681の基準価額と市場価格の乖離率
(モーニングスターのデータを元に水瀬作成)

グラフを見ると、1680・1681ともに乖離率は昨年5~6月をピークに縮小傾向にあるように見えます。
直近の2011年2月の数日を見ると、乖離率がマイナス圏にある日もちらほら出てきました。



これらのETFを運用する日興アセットマネジメントは、以前の意見交換会で「乖離率を小さくしていく努力をしていく」と言っていました。
今のところ奏効していると言えると思います。
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せっかく信託報酬を0.1%単位でチェックして安い商品を選んでも、価格で5%も10%も割高に買ってしまっては、元も子もありません。
このまま基準価額と市場価格の乖離が低位安定してくれると、国内ETFも資産運用に活用しやすくなります。
この傾向が継続的なものなのか、それとも一時的なものなのか、引き続き動向をチェックしていきたいと思います。

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Posted by水瀬ケンイチ