【ザイ没ネタ】水瀬的インデックス投資の思い出年表

水瀬ケンイチ

現在発売中の「ダイヤモンド ZAi (ザイ) 2011年4月号」 に掲載されていることは以前書きましたが(関連記事)、その35ページに、「水瀬さんとインデックス投資の歴史」という簡単な年表が出ています。

実はこれ、原稿段階ではもっと色々なことを書いていました。
編集のかたから、「証券会社から招待されファンドを検討したご経験や、インデックス投信の環境が悪かった悲しい経験(途中償還や取り扱い停止など)、嬉しかった経験などを書いてください」と言われ、嬉しいことだけでなく悲しいことも含め、色々思い出しながら気合を入れて書きました。
でも、誌面ではスペースの都合等があったのでしょう、大幅に簡素化されて掲載されていました。

今日、なんとはなしにこの長いボツ原稿に目が留まり、「せっかくだからブログに全部載せちゃえ」と思いました。
正式なインデックス投資の年表ではなく、ただ個人的に思い出深かった出来事を羅列した感じですのであしからず。



<水瀬的インデックス投資の思い出年表> ※2011年3月8日時点 
2002ネン-個別カブ投資を見限ミカギり、国際分散投資のインデックス投資を開始
2003ネン12ガツ大和投資信託、直販サービス終了(以降、投資していたインデックスファンド「ダイワ投信倶楽部」シリーズが一般販売されなくなる)
2004ネン4ガツ野村ファンドネット証券、サービス終了(当時トウジ、投資していたインデックスファンド「PRUマーケットパフォーマー」シリーズが主要金融機関で購入コウニュウ不能フノウに)
7ガツインデックスファンド「MONEYKitスタンダード」シリーズ繰上償還
2005年8月ブログ「梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記)」開始、あわせて金融機関・証券取引所等への直接要望開始
2006年6ガツ日経ビジネス アソシエ 7月11日号臨時増刊 掲載(初取材)
10月ネット証券で初めて楽天証券が海外ETFの取り扱い開始
2007年1ガツマネックス証券ショウケンテイコストなバランスファンド「マネックス資産設計ファンド」発売ハツバイ
eトレード証券(現SBI証券)に海外ETFを取り扱うようブログで直接要望を募る。多数の読者が行動を起こしてくれた
3ガツセゾン投信トウシンテイコストなバランスファンド「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」発売ハツバイ
4月梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー、100万PV突破
ダイヤモンド ZAi 6月号 掲載
5ガツ日経マネー 7月号 掲載
6ガツeトレード証券(現SBI証券)で海外ETF取り扱い開始
7ガツブロガー仲間ナカマコエをかけておいする(以降イコウ、毎年不定期に「ウメ屋敷ヤシキインデックスカイ」とショウしてインデックス投資トウシ関係者カンケイシャ懇親コンシンカイ開催カイサイ
9ガツダイヤモンド ZAi 11月号 掲載
10ガツ楽天証券に直接取材敢行、ブログで質問が多かった疑問点を解消
2008ネン1ガツインデックスファンド「STAMインデックス」シリーズ販売開始
日経トレンディ 2月号 掲載
ベスト投資信託ガイド 掲載
3ガツYen SPA '08春号 掲載
5ガツBIG tomorrow 7月号 掲載
6ガツ梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー、500万PV突破
7ガツダイヤモンド ZAi 9月号 掲載
8ガツBS11 「money cafe」 TV出演
マネックス証券で海外ETF取り扱い開始
9ガツリーマン・ショックをきっかけに世界セカイ金融キンユウ危機キキ勃発ボッパツ
バンガードが海外ETFに参入
2009ネン1ガツ日本ニホン経済ケイザイ新聞1月1日特集 掲載
第一回インデックス投資ナイト開催
5ガツ「ウォールガイのランダム・ウォーカー」著者チョシャのバートン・マルキール来日ライニチ講演コウエン
6ガツ新興国シンコウコクフク全世界ゼンセカイ株式カブシキETF「Vanguard Total World Stock ETF」(VT)日本ニホン上陸ジョウリク
8ガツダイヤモンド ZAi 10月号 掲載
日経マネー10月号 掲載
9ガツ楽天ラクテン証券ショウケン、1000円からの投信トウシン積立サービス開始カイシ。すぐに、マネックス証券ショウケン・SBI証券ショウケンツヅ
10ガツインデックスファンド「eMAXIS」シリーズ販売開始
11ガツ月刊ニュートップL.創刊号 掲載
ジョインベスト証券がサービス終了シュウリョウ(野村證券にがれるが、STAMシリーズなどテイコストインデックスファンドは取扱廃止ハイシ
第1回三菱UFJ投信ブロガーミーティングで意見交換・直接要望
2010ネン1ガツ第二回インデックス投資ナイト開催
MSCIコクサイ、MSCIエマージング連動の国内ETF(1680・1681)上場ジョウジョウ
2ガツドイツ証券、海外ETFに参入
梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー、1000万PV突破
3ガツダイヤモンド ZAi 5月号 掲載
ドイツ証券海外ETF懇親会で意見交換・直接要望
第2回三菱UFJ投信ブロガーミーティングで意見交換・直接要望
4ガツインデックスファンド「CMAMインデックスファンド"e"」シリーズ発売開始
7ガツ「STAMインデックス」シリーズが純資産拡大に伴い信託報酬値下げ
ブラックロック証券ブロガー向けセミナーで意見交換・直接要望
日経ヴェリタス7月18日号 掲載
8ガツダイヤモンド ZAi 10月号 掲載
9ガツ三菱UFJ投信、投資家アンケートの結果で要望1位の「eMAXIS 全世界株式インデックス」発売
第3回三菱UFJ投信ブロガーミーティング開催
11ガツ野村インデックスファンド「Funds-i」シリーズ発売開始
東京証券取引所意見交換会で国内ETFについて意見交換・直接要望
12ガツ山崎元氏との共著で「ほったらかし投資術 インデックス運用実践ガイド」上梓ジョウシ
2011ネン1ガツ第三回インデックス投資ナイト開催
2ガツダイヤモンド ZAi 4月号 掲載
日経マネー4月号 掲載
バンガードの海外ETF、信託報酬値下げ  
3ガツ世界最大のETF「SPDR S&P500 ETF」(SPY)が東証に重複上場
※黄色い網掛けは、特に思い出深かった出来事。青は特に悲しかった出来事。


2005年くらいまでは、インデックス投資環境ははっきりいってボロボロでした。
インデックスファンドはあっても日本株式インデックスファンドばかり、しかもノーロードではないものばかり。せっかく国内外の株や債券のインデックスファンドが出てきても、繰上償還や取り扱い廃止に追い込まれる有様。

2006年にネット証券で海外ETFが買えるようになり、一足飛びに超低コストなインデックス投資ができる環境が訪れます。一部のインデックス投資家は大歓迎しました。しかし、イニシャルコストの高さから大口の投資向きであったことと、外貨建て資産の投資には手間の面や税制の面で少々壁が高かったようで、浸透はゆっくりとしたもののようでした。

潮目は2007年頃、「マネックス資産設計ファンド」「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」など、インデックスファンドを組み込んだ低コストなバランスファンドが出てきたことです。
それらは楽ちんに運用したいインデックス投資家たちから歓迎されましたが、当然のことながら、「それをばら売りしてほしい!」という要望も高まっていきました。
2008年の「STAMインデックス」シリーズの登場で、自分でアセットアロケーションを組みたい投資家たちの要望が容易に実現できるようになりました。「eMAXIS」シリーズや「CMAMインデックスファンド"e"」シリーズが登場するようになり、インデックスファンドにもコスト競争が広がってきました。

海外ETFの方は、満を持してバンガードが上陸し、様々なアセットクラスで超低コスト化に拍車がかかります。
一方、国内証券取引所にも、超低コストで、カバレッジの広い指数に連動する外国株式ETFなど資産運用のコアになるアセットクラスの商品が上場され始めました。
そんななか、STAMシリーズの信託報酬値下げが発表されました。今後、これに続くものが出てくるかもしれません。
インデックス投資環境はどんどん改善され、インデックスファンド、国内ETF、海外ETFの三つ巴体制のまま、現在に至るという感じでしょうか。

この年表は、これからもまだまだ続きます。
願わくば、よい歴史を刻んでいけたらと思います。
何かのご参考まで。
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Posted by水瀬ケンイチ