東証と大証の統合によって、個人投資家にはどんなメリットがあるのか?

今朝の日経1面トップ記事は、「東証と大証、統合協議へ」でした。

【日経新聞2011年3月10日朝刊1面より引用】
東証と大証、統合協議へ 現物株・先物に再編
東京証券取引所と大阪証券取引所が経営統合に向けて協議に入ることが9日、明らかになった。東京、大阪という地域別の枠組みを見直し、東証、大証それぞれに上場する商品を株式、投資信託など現物取引所と、先物などデリバティブ(金融派生商品)取引所に再編する案が有力。東証が今年秋にも株式を上場、来年秋の統合を目指す。規模の拡大で経営効率を高め、日本の証券市場の国際競争力の向上につなげる。
【引用おわり】

このトップ記事のタイトルを見た時に思ったのは、「今ごろ1面トップで報じる程のことか?」ということでした。
先月のブログ記事「世界の証券取引所再編加速、日本は……」で取り上げたとおり、世界の証券取引所は国境を超えた合従連衡の只中にあります。
その中にあって、今頃「国内の取引所の再編」などということがトップ記事になること自体、周回遅れを堂々と宣言するようで、少々情けない気持ちになります。

とはいえ、何事も一歩からであり、まずは国内市場の効率化からこつこつやっていくしかないのだと思います。

記事によると、今回の統合のメリットは大きく分けて2つあり、ひとつはシステム投資の削減、もうひとつは経営規模の拡大。特に、経営規模の拡大は今後の海外証取との資本提携の際、交渉を有利に進めるためであり、時価総額5000億円規模がほしい(ちなみに現在は東証推定2000億、大証1200億円)とのこと。

いずれも結構なことですが、業界の理屈です。
個人投資家にどういうメリットがあるのかが、いまいち見えてきません。

今でも、証券会社を通じて、東証・大証の違いを意識することなく取引ができます。それは、証券会社が各証券取引所につないでくれているからです。
東証と大証が統合すれば、取引所とともに証券各社のネットワークコストも下がるのかもしれません。それにより、売買手数料等が値下がりしたりするかもしれません。
また、経営規模を活かしてアジアの証券取引所とシステムをつなげ、アジアの証券取引所に上場されている銘柄を日本の証券会社で買えるようになるかもしれません。(香港証取やオーストラリア証取にはバンガードを含め魅力的なETFがたくさん上場されています)
逆に、海外の投資家を日本の証券取引所に呼びこむことができれば、各銘柄の流動性が高まり、売買が閑散なETFも取引しやすくなるかもしれません。

いずれも素人インデックス投資家の拙い想像に過ぎませんが、このように今後は「個人投資家にどんなメリットがあるのか」を示してほしいと思います。
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コメント

どうもフライング気味の記事でしたね。東証も大証も否定していますから。
水瀬さんのおっしゃる様に投資家サイドからは二つの取引所の区別を感じませんよね。ただひとつになったらシステム投資に相当使ってきた証券会社が怒るでしょうね。

大証は今年デリバティブのマッチングエンジンをOMX社のものに変えたばかりだし東証は8月に派生売買をLIFFE社のプラットフォームに載せますから証券会社の苦労はかなりのものだと思います。
それで「一緒になります」じゃ怒りますよね。
国境を越えたトレードをするにはまだまだ時間がかかりそうです。

同じく

僕も今朝、思わず「へっ?これが一面記事なの?」とつぶやいてしまいました。。

なんというか、スーパーサイヤ人とかフリーザとか魔人ブウとかがスタンダードになってきてるのに、天下一武道会のニュースを一面で報じてるみたいな(違うか、苦笑)


ただ、まあ何事もポジティブに考えて希望を持ちたいので、統合によって上場コストを徹底的に下げて海外モノを呼び込むつもりであるとか、海外の取引所との同期化への一里塚であるとかの妄想もしてみたいところです。。

…頑張って努力と工夫をして、バンガード社とその株主が上場にメリットを感じてくれるような流動性とコストパフォーマンスのある魅力的な市場になってくれい(祈)

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