震災についての橘玲氏インタビュー

水瀬ケンイチ

インデックス投資家にも人気が高い橘玲氏ですが、橘玲公式サイトによると、東日本大震災の後しばらく活動停止していたようです。
その橘玲氏にモーニングスターがインタビューをしています。

作家・橘玲氏インタビュー(1)=震災で人生設計の「安全神話」崩壊
作家・橘玲氏インタビュー(2)=震災で露呈、日本人のリスク「極大化」ポートフォリオ
作家・橘玲氏インタビュー(3)=財政問題はさらに深刻化、被災免れた層が既得権を手放すべき

「震災を受けて何を率直に感じ、考えたのか?」
「原発事故への人々の対応についてはどのようにみていたか?」
「震災が日本の経済・雇用などに与える影響が懸念されているが、どう考えるか?」
「個人がマイホームを持つことのリスクについてはどう考えるか?」
「震災後に一個人としてすべきことは何か?」

など、かなり核心に迫る質問がなされています。



私は橘玲氏の本は、古くは「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方」から、「臆病者のための株入門」、最近の「貧乏はお金持ち」までほとんどすべて読んでいます。
もちろん投資本・人生訓としても有用なのですが(「永遠の旅人」や「サラリーマン法人」などかなり思い切ったことも書かれていますが)、難解な事柄を一刀両断に易しく解説して見せたり、簡単なことをわざと哲学的に膨らませたりして、すごい作家だと思います。
その橘玲氏も、今回の震災ではさすがに、理屈と厳しい現実との間で戸惑いを隠せないようです。

「私はこれまで、自由とは選択肢の数のことだと繰り返し書いてきた。選択肢を持っていないと、予期せぬ不幸に見舞われたとき、人はすべての希望を奪われてしまう。自由とは生き延びるための戦略であり、立ち直れないほどの痛手を被るのは、他に生きる術(すべ)を持たないからだ、というように」

「私は理屈ではこのことを知っていたが、しかし、今回のような想像を絶する事態が目の前に立ち現われるなどとは思ってもいなかった」

何とも言えない気持ちになって、途方に暮れます。
しかし、過去はもう変えられません。変えられるのは未来だけです。
橘玲氏がインタビューの中で振り絞るように言っていることから、学べることを学んで、各人がやれることをやるしかないと思います。
私も、自由とは何か、生きる術とは何か、本当のリスクとは何か、本質的なことをよく考えてみたいと思います。
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Posted by水瀬ケンイチ