松井証券が考える投信の形とは?

水瀬ケンイチ

松井証券が投信販売を検討しているそうです。

ロイター 2011/04/26より引用】
松井証券が投信の販売を検討、ネット4社とは形を変えた参入で=社長
松井証券の松井道夫社長は26日の決算会見で、投資信託の販売を検討していると述べた。ネット証券大手4社が、投信の販売促進で協力しているのに合流するのではなく「形を変えた参入もよいかと思う。ただし仕組みを変える。時間をかけて考える」と話した。
(中略)
松井社長は、投信の運用会社に運用能力などに見合う信託報酬が入るのは理解できても、ネット証券が販売報酬を取ることには疑問、との考えを示したうえで、「だからといってノーロード(無手数料)の(投信)を単純につくるのでもなく、もっと仕組みを変えることを考えている」と語った。
【引用おわり】

松井証券といえば、かつてはネット証券業界の雄で、「預株」制度や「約定代金合計10万円以下は手数料無料」や「IPO落選お詫び料」など、次々と画期的なサービスを始める勢いがありました。
最近は随分おとなしくなってしまったように思います。
また、一度投信販売から撤退していることもあり、自分が個別株投資からインデックスファンド中心の運用に変わってからは、松井証券からはすっかり遠ざかってしまいました。

その松井証券が投信販売をまた検討しているとのこと。
それも、ちょっと変わったことを言っています。



ロイターの記事から読み取る限り、

・ネット証券4社の『資産倍増プロジェクト』には加わらない
・投信の運用会社に運用能力などに見合う信託報酬が入るのは理解できる
・ネット証券が販売報酬を取ることには疑問
・ノーロード投信を単純につくるのでもなく、仕組みを変える

といったことを松井社長が言っているようです。
ネット証券が販売報酬(販売手数料のことだと思う)を取ることに疑問があるのならば、ノーロードの投信を扱うということになるのかと思ったら、そうでもない。
「仕組みを変える」というのが具体的にどういうことなのか、いまいち想像がつきません。

仕組みを変えた松井証券の投信参入がどんな形になるか、無理やり予想すると、

・松井証券が運用会社を作って独自投信を立ち上げる
→信託報酬は取り、販売手数料はナシ(手数料の考え方と整合)。ただ販売するだけでなく自ら運用するという形(松井証券にとっては仕組みを変えたことになる?)
・松井証券が投信を使ったラップ口座を始める
→手数料に売買手数料やアドバイス料などをトータルで含む(既存投信販売と手数料の考え方が違う)。投資家にとっては新しい仕組み(大手証券のSMAを除く)

といったことくらいしか頭に浮かびません。
(適当な予想なのであまり真に受けられませぬように…^^;)
かつて画期的なサービスを生み出してきたという期待と、一度は投信販売から撤退しているという不安が入り混じり、気になります。
とはいえ、松井社長が「時間をかけて考える」と言っているので、すぐに公式発表はないと思います。
ゆっくり待つとしましょう。
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Posted by水瀬ケンイチ