「震災後のお金の救急ナイト」体験記 その1

水瀬ケンイチ

昨日5月2日に行われたイベント「震災後のお金の救急ナイト」に行きました。
(イベント概要は公式WEBサイトをご覧ください)

会場はお台場・東京カルチャーカルチャーで、お客さんは50人くらいいました。
テレビ東京(WBS)の撮影クルーが入り、取材を受けているお客さんの姿もちらほら(私はご遠慮申しあげましたが…^^;)
出演者は、安原ゆかり氏(日経マネー編集長)、羽生祥子氏(日経マネー記者)、内藤忍氏(株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長)、深野康彦氏(ファイナンシャルプランナー)、宮本泰輝氏(外資系運用会社駐日代表、株式アナリスト)、小松真実氏(ミュージックセキュリティーズ株式会社代表取締役)、そして司会のえんどうやすゆき氏という多彩なメンバーでした。
以降、印象に残ったポイントを簡単にレポートさせていただきます。



・お金の知恵が生きる力になる(羽生)
・(「311以後、お金についての考えはどう変わったか?」という質問に対して)事前に行なったブロガーアンケートでは「変わっていない」という回答が大方。ただ、初めて寄付をしたという回答やフリーランスで仕事がなくなったという回答も
・個人投資家に、日本株を応援買いしたとか、金(ゴールド)で儲けたからその分を義援金にとか、日本や被災地を応援する動きがあった(安原)
・収入に関心が集まっている。平成6年をピークに減少し続けているという元々あった問題がより明らかになった(深野)
・マスコミはあまり報じないがこれから増税が来る。デフレスパイラルが更に加速するだろう(宮本)
・震災で色々なごまかしが見えてきた。いま東電は批判されているが、他の企業はきちんとやっているのか、他人事ではない。大事なのはここで変われるか(内藤)
・NYタイムズは日本に寄付するなと言っている。日本は金持ちだし寄付金の使われ方にエビデンスがないとのこと(えんどう)
・普段投資などしていない普通の主婦がお金の価値観が変わったと言っている。収入、政治、社会保障などいろんなことについて一般人が考えるきっかけになったのではないか(羽生)
・健康保険などの社会保障は手厚いが、地震保険は手厚くない。何が守られていて、何が守られていないかを知るべき(安原)
・昔は大きな家や高級車を持つことが富の象徴だったが、今回は持つリスクが明らかになったのではないか。持ち家は自己満足くらいしかリターンがない(内藤)
・女性は持ち家志向が強いが、震災後、主婦から賃貸のよさが分かったという声が(羽生)

ここまでで水瀬所感。
震災によって、今まで存在していたけれど見過ごされてきた諸問題がより明らかになってきたということと、お金のことを普段あまり意識していなかった人たちが考え始めたということが、大きなポイントだったかと思います。
特に、「持つリスク」に否応なく気づかされたというかたは多そうです。
震災で自宅マンションにヒビが入り、大手デベロッパーの手抜き工事が明らかになったという出演者もいました。
ただ、今回はさすがに意見は出ませんでしたが、「持たざるリスク」もあるはずです。
私自身は元々、家は賃貸、車はレンタカー利用、鞄や腕時計といったブランドものに興味がないなど、どちらかというと「持たざる」派の人間ですが、持ち家の安心感や自家用車の利便性など、犠牲にしているものもあると感じています。
「持つリスク」「持たざるリスク」の両方を押さえて、判断することが大切だと思います。

そして、だんだんと話は投資方面へ。

(次回に続く)
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Posted by水瀬ケンイチ