ドルコスト平均法の負の側面も書いている良記事

水瀬ケンイチ

日経電子版に、ドルコスト平均法について書かれたコラムが掲載されています。

珍しいパターンの良記事だと思います。
何故かというと、通り一遍のドルコスト平均法のメリットだけでなく、デメリットについてもきちんと書かれているからです。

日経電子版 > マネー > コラム
いつかは経済自由人! ソフトバンク株、半値でも投資成績32%増 (5/17)
(大人の事情で直リンクができません。申し訳ありませんが上記リンクを辿ってください^^;)

タイトルが煽りっぽいですが、中身はドルコスト平均法のメリットとデメリットの両方が、データで示されており、わかりやすいです。
特に、コラム前半には、「ドルコスト平均法は、世の中では効果ばかりが強調され過ぎるきらいがあります。一方で弱点や注意点もあり、そちらもよく知ったうえで使うことが大切です。今回のコラムの主な目的は、むしろ後者の解説にあります」と書いてあり、デメリットもしっかり伝えようという意思が感じられます。



詳しくはコラムを読んでいただくとして、ドルコスト平均法のデメリット部分をまとめると以下のような感じです。

・株価が下がりっぱなしだったり、投資対象企業が倒産したりすると意味がない
・一本調子で上がっていった場合は、最初に一括投資をしていた方が利益は大きくなる
・あとから振り返ってみると、特定の資産や特定の時期に投資することで、もっと大きく儲けられた選択肢はあったはず。対象や時期の分散は『セカンドベスト』に過ぎない

要するに、ドルコスト平均法は上にも下にも一本調子の相場に弱く、相場次第で得にも損にもなるということを言っているのだと思います。

私も、初心者向けの投資本やマネー誌を見ていて、ドルコスト平均法が有利だという文脈で書かれていることが多いと感じます。
「安い時に多く、高い時に少な目に買うことになり平均購入単価を下げられる」「高値掴みを避けられる」「感情に惑わされずに投資を継続できる」などのメリットが強調されます。
たしかにそういう面もあるのですが、上記のようなデメリットもあることを、あわせて覚えておきたいところです。
ドルコスト平均法は、「有利でも不利でもない」というのが実態です。

では何故、私がドルコスト平均法(ちょっと自分流にアレンジしてますが)で投資しているのか?
それは、一括投資する資金もなければ、投資タイミングを図る相場観も持っていないからです。消去法的に、「有利でも不利でもない」ドルコスト平均法を採用しています。

P.S
投資タイミングが分かるかたは、ある程度貯めておいて、ここぞという時に一括投資した方が合理的です。頑張ってください。
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Posted by水瀬ケンイチ