ジョインベスト証券に期待するもの

水瀬ケンイチ

野村のネット専業証券、ジョインベスト証券が、開業スケジュール等についてのプレスリリースを出したのを、tstさんのブログ「長期投資と日々あれこれ」で知りました。
※ジョインベスト証券プレスリリース
僕は個人的にジョインベスト証券に期待しているものがあります。
それは、以下の2点です。

(1)野村證券と同等の外国債券の取り扱い
(2)ネット証券レベルの手数料での海外ETFの取り扱い


(1)の「野村證券と同等の外国債券の取り扱い」についてですが、まずは「ラインナップ」です。
現在、ネット証券各社でも外国債券の取り扱いはある会社もありますが、ラインナップが貧弱です。あっても、アフリカランド建てだったりNZドル建てだったり、期間もまちまちであったり、すぐに売り切れになったりという具合です。
米国の利付国債やゼロクーポン債といった「基本的ラインナップ」が揃っていません。

次に、「外貨MMF・外国債券間を自由にスイッチングできる」機能です。これも、野村證券など大手証券会社にしかない機能です。
※関連記事がありますので、ご興味のある方はご参照下さい。
2006.2.24 大手証券の存在価値
※追記(2006.3.27)
読者の方より、「野村證券で徴収している口座管理料3150円もやめてほしい」とのコメントがあったことを追記させていただきます。

(2)の「ネット証券レベルの手数料での海外ETFの取り扱い」についてですが、これは本当に、切に、どうか、なにとぞ、ぜひ、お願いしたいサービスです。
僕は、インデックスファンドを中心とした国際分散投資を投資スタンスとしていますが、基本となる投資手段は、外国株式インデックスファンドです。
しかしながら、販売手数料と信託報酬は、ネット証券で投資信託最安値ものを選んだとしても、日本の外国株式インデックスファンドは、米国のそれと比べてまだまだ高いと言わざるを得ません。
海外ETFは、海外の証券取引所に上場されているETFですが、信託報酬が格段に安く(例えば主要な米国株式インデックスなら0.1~0.2%)、今の自分の基本となる投資手段に取って代わるに相応しい、良質な金融商品です。

現在でも、野村證券など大手証券会社では、取り扱いをしていますが、例によって、手数料がべらぼうに高く、僕のように資産総額が小さい個人投資家が気軽に利用できるものではないのが現状です。
ネット証券レベルでの手数料で、海外ETFが購入できるようになれば、日本の投資環境は劇的に向上します。それこそ、“第2の金融ビッグバン”(もはや死語?)と言ってもいいくらいではないでしょうか。
※関連記事がありますので、ご興味のある方はご参照下さい。
2005.10.26 海外インデックス商品の有力候補!?
2005.11.4 海外ETFのネット証券での販売に一歩前進


ジョインベスト証券のプレスリリースによると、5月の開始より2007年3月末で50万口座獲得を目標にしているそうですが、ジョインベスト証券は、他のネット証券各社よりずっと後発になります。既存のネット証券にない新しいサービスがなければ、なかなか達成は難しいのではないでしょうか。

同プレスリリース内の「開業についての説明会資料」によると、サービス展開予定として、

2006/5 国内株式
2006/7-9 一般信用取引
2006/10-12 投資信託・外国株式・カバードワラント
2007以降 為替証拠金取引・債券・先物・オプション

とありました。
2006年10~12月の「外国株式」取扱開始(海外ETFは外国株式扱いだと思われる)、2007年以降の「債券」取扱開始の部分に非常に期待しています。

ジョインベスト証券さん、前向きなご検討、よろしくお願いいたします。
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Posted by水瀬ケンイチ