米国バンガード、その国が「コミッション」ベースか「フィー」ベースかで進出を判断

米国バンガードが、欧州やアジアなど米国以外の市場で、ETF展開を加速しているとのこと。

モーニングスター ファンドニュース
2011/06/09 インデックスファンド最大手バンガードが海外展開を加速、「欧州でETFの新ラインアップを用意」(1)

上記記事によると、米国バンガードが海外(米国以外)にETFで進出するにあたって、その国が「コミッション」ベースの販売方式か「フィー」ベースの販売方式かがポイントになっているようです。
「フィー」ベースになっている(もしくは移行しつつある)国として、イギリス、カナダ、オーストラリア、香港などの名前があがっています。また、オーストラリアやイギリスでは、規制当局の働きかけで「フィー」ベースに移行した(もしくは移行する予定)そうです。

海外での「コミッション」と「フィー」の違いがよく分からなかったので、調べてみました。
するとどうやら、「コミッション」は販売に対して投信会社からアドバイザー(ファンド販売の仲介者)に支払われる手数料のことで、「フィー」は資産残高に応じて投資家からアドバイザーに支払われる手数料のことのようです。
<参考記事>
カン・チュンドのインデックス投資のゴマはこう開け!
2009/12/15 ETFのみを推奨するアドバイザーなんて本当にいるの?

米国バンガードが判断基準のひとつにしているのが、その国のアドバイザーが投信会社から手数料(販売に対する対価)をもらうことをメインにしているか、顧客から手数料(資産管理に対する対価)をもらうことをメインにしているかの違いなのだと理解しました。

たしかに、コミッションベースの販売方式だと、アドバイザーは良い商品ではなくコミッションが高い商品を積極的に売ろうとするでしょう。フィーベースの販売方式だと、アドバイザーは投資家の資産残高がより増えるような良い商品を売ろうとするでしょう。
超低コストの商品をメインとしている(コミッションも支払わない)米国バンガードが、フィービジネスの国に進出しようとするのは道理です。

米国では、このアドバイザーによる対面チャネルとインターネットチャネルが、リテール証券業界の二大チャネルになっています。
<関連記事>
みずほ総合研究所:調査リポート
2010年9月22日 米国におけるリテール証券会社の特徴~顧客資産コンサルティングと様々な取引ツールの提供~

米国でETF市場が急拡大した要因のひとつに、このアドバイザーの存在があったと言われています。

では、日本でもアドバイザーに資産管理をしてもらうことが一般的になる日が来るのでしょうか?
日本ではそもそも、投資家の資産管理をして資産額の一定割合をフィーとする「アドバイザー」という形態そのものがほとんど見当たりません。
資産運用を手取り足取り教えてもらいながら行ないたいという潜在的なニーズはあると思いますが、国民の「フィー」に対する意識や制度的な違いを見ると、残念ながらちょっとまだまだ先かも…という気がします。

それまでは、せいぜい自分で勉強して、インデックスファンド・ETFをネット証券で運用することにします。

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