日興アセットマネジメントのマネージャー向け教材が泣ける

運用会社の日興アセットマネジメントのWEBサイトに、投信販売現場のマネージャー向けの教材が公開されています。

日興アセットマネジメント
投信上司・応援レター BOSSヨミ

Vol.1 投信が本来持つ極めて珍しいお客様との関係
Vol.2 為替の原理原則
Vol.3 分配金利回り≠ファンドの運用利回り
Vol.4 「分配原資」という専門用語の“罪”
Vol.5 株式の原理原則
Vol.6 債券の原理原則
Vol.7 REITファンドの原理原則

『投信販売現場のマネージャーである「投信上司」の方に特に知っておいていただきたい「投信の仕組みやマーケットの知識」について、4コママンガをまじえてお届けします』
との紹介のもと、上記の各テーマが分かりやすくまとめられています。
これを読んで、どうお思いになりますか?

「なるほど、勉強になる!」
と思われるかたもいらっしゃると思いますが、
「投信販売現場のマネージャーにこのレベルの教材が必要なの?」
と驚かれるかたもいらっしゃると思います。

株式の原理原則が「短期の株価は需給で動くが、長期の株価は企業の利益で決まる」とか、REITファンドの原理原則が「REITファンドが直接不動産を持っているわけではない」とか。
特に、「分配金利回り≠ファンドの運用利回り」ということが2回にわたって取りあげられていますが、それだけ現場の販売員が分かっていないということかもしれません。

投信販売現場のマネージャー向けの教材としてどうなのかということは置いておいて、よくまとまっているので、学べるところだけ学ばせていただこうと思います。

関連記事


  





コメント

これ、読んでみましたが日興の名折れになってしまってる
と感じたのは私だけでしょうか…
まぁ、本来は
「ファンドマネージャー教材を公開します!」
と言う餌をぶら下げておいて初心者投資家を集めるつもりだったんでしょうけど
さすがにこれはどうかと…^^;

どうなんでしょうか?

賛否はともかく、面白い教材ですね。
中でも「投信が本来持つ極めて珍しいお客様との関係」ではお客様と証券会社がお互いにWIN-WINの関係になる筈なのに、今の投信の現状を考えるとやたらと投信に関するクレームやお客様に飽きられると言う不幸な歴史が今でも続いています。
それから「為替の原理原則」については1973年から為替の各国のデータを見ているのですが、現時点で円に対して強くなっているのはスイスフランだけです。
結局は円高⇒円安⇒円高・・・を繰り返しながらも高金利通貨は下落している歴史があります。
昔は400円以上もした豪ドルも今では80円台と言う状況を知っている人は意外と少ないと思います。
流石にマネージャー向け教材と言えども、この事実は書けないのでしょうね。

いい教材だと思いますよ

現場マネージャーならこのレベルの内容は常識です。しかし、自分の知識を新卒の新人ちゃんに教えるのは難しい。現場では、素人を数ヶ月で一人前の戦力にしなきゃならんので、こういう教材が必要とされます。
日興AMにとっては、銀行などの販売会社が、直接の顧客です。小規模で自前の教材作成が難しい金融機関にはありがたいでしょうね。

基礎の基礎は、どんな仕事でも大事だからね。それに、自分で分かっていることを、分からない人に説明するのは簡単じゃない。この2つをクリアしてる教材といえるでしょう。

コメントに業界人が混じっているっぽいですね。
本当に「このレベルの内容は常識」の現場マネージャー向け教材なら4コママンガはいらないわな。指導要領がまとまっていればいいわけで。
これは、部下の指導応援ツールの体裁をとりつつ、さりげなくマネージャーも教育している優しい教材だと思います。

個人的にはマネージャだからこそ、このレベルの教材だとも思います。

元ネタの『投信上司』にもありますが、上司となると、投信に関わったことが無い人が上司になっているパターンも多いようですね。

●課長の大半が非協力的。「投信で時間を使うのはもったいない」とはっきり言われた。
●そんなものは早く片付けて融資を!
●上司自身は投信等の販売に興味がない。収益額ばかり気にしている
●投信販売などを馬鹿にしている

上記が現場からの上司評で、これが現場の上司の実像のようです。

銀行などのメインストリームを行く人たちにとっては投信なんて知る必要も無いどうでもいいものだったということで、残念ながら仕方ないのかもしれません。

「現場の販売員が分かっていない」じゃなくて、「顧客が理解できていないことをわかってない」を防ぐための資料じゃないですか?
まあ、これ自体教材と言うよりも社内報のようなちょっとした読物だと思いますけど。

単純化の難しさ

非常に分かりやすいですね。
分配金の話なんかは、よく分かっていない売り手(かなりの数いるはず)にも買い手にもぜひ読んでもらいたいと思いました。

と、思うと同時に為替や株の原理原則などについては、「ちょっと単純化しすぎじゃないかい」とツッコミを入れたくなる箇所もいくつかありました。

でも、何かを他人に教えるためには、まずは興味を持ってもらったり、単純化したりすることが入り口なので、単純化しつつもそれが本当のことであるかどうかの確証はないことや、例外や異説の存在も否定せずに、興味を持たせながら飽きさせずに教えていくことの上手の融合やバランスについて色々考えさせられました。


最初から細かすぎる内容から入ると、そもそも興味を持たれないことが多い→単純化して面白おかしい内容にすると、薄っぺらくなり誤解も生じやすい→だから正しい理解には細かい内容の説明が必要→でも、細かい内容から入ると興味を持たれないので、薄っぺらい内容すら理解されない→だから単純化して、面白おかしく…(以下無限ループ こういう書き方hinoさんっぽいですか?w)

最初から興味を持っていない人間に、こちらが勝手に有益であろうと思っている(もしくは知るべきだと思っている)情報をわざわざ教えることなんて、相手にしてみれば余計なお節介でしかないと思うのですが、こういうことは常に考えてしまいます。最初から学ぶ意思と興味を持っている相手に何かを教えることは簡単なのですが…

>名無しさん@お金ちょっぴり。さん

初心者投資家向けなら素晴らしい内容、マネージャー向けだと泣ける内容のような気がします。


>タカちゃんさん

Vol.1だけは、本当にマネージャー向けの内容だと思います。
本来、投資家と運用会社は信託報酬でWin-Winの関係になり得るという重要な示唆です。
現実を見ると、販売手数料目当ての回転売買が横行しているとの話も聞き、暗澹たる気分も漂いますが…。


>kerotaさん

私も常識だと思いますので、これを使って小規模金融機関のマネージャーおよび新人さんを、うまく導いてほしいと思います。


>OKさん

基礎の基礎は大切、同意します。
ただ、マネージャークラスに基礎の基礎でいいのか?という疑問は残りますが。


>774さん

そうですね。私も初心者等しか向けなら良いツールだと思いますが、マネージャー向けと思うと、悲しい気分になります。
ただ、うしろで吊られた男さんも仰っているように、「投信窓版白書2010」を見ると、実際、こういうツールも必要なんだろうなとは思います。
http://www.nikkoam.com/files/fund-academy/whitepaper/pdf/whitepaper_201002.pdf


>吊られた男さん

本記事について、ツイッターで「現実の販売現場はこんなもんですよ」というご意見をいただきました。
なんだか悲しいですが、証券会社の生え抜きではなく、銀行その他から来る上司は、長年投信など本業ではなかったはずなので、そんなもんなのかもしれないというのは納得です。
(一方で、素晴らしい上司たちもたくさんいると信じたいですが…)


>あのにますさん

このコンテンツの一番上に、『投信販売現場のマネージャーである「投信上司」の方に特に知っておいていただきたい「投信の仕組みやマーケットの知識」について、4コママンガをまじえてお届けしますと書いてあるのですが。
社内報のようなちょっとした読み物である可能性には同意します。

(それにしては、『投信販売担当者においては、「直属の上司」が販売に対するモチベーションの強さと方向性を決定づける事が大きいと考え、販売担当者の上司向けに研修プログラムを開発、イベントを実施しました。そのイベントおよびイベント中に実施した意識調査を基に、弊社としての意見や提言をまとめたものです』という投信窓版白書が本格的過ぎる気もしますが)


>虫とり小僧さん

たしかに、単純化されていますね。
過去の株式のバブルを振り返っても、「短期的には需給」という以上に数年にわたって長期的にファンダメンタルズでは説明できない上昇をすることもありました。
為替についても、「高金利通貨が高くなりがち」という説明がされていますが、視点を長く取るとむしろ逆で、「高金利通貨は長期的には下落する」という理論が購買力平価説・金利平価説です。
市場の実態を見ていると、たしかに高金利通過はじりじりと上がるが、ある時ドスンと下落する、を繰り返して少しずつ減価しているように見えます。
単純化して説明するのは難しいですね。

というか、その辺の理論と現実の折り合いのようなアートな部分の知識を十分に含んで、うまく部下に伝えて育成するのがマネージャーの仕事じゃないの?とか思ったりして。(偉そうにスミマセン…)

コメントの投稿

※現在、コメント欄の運用は停止しております。書き込まれても反映されませんのであらかじめご了承ください。

非公開コメント

広告

ブログ内検索

ファンドで選ぶ証券会社

楽天証券
・主要インデックスファンド購入可(たわらノーロード、三井住友DC専用、ニッセイ、インデックスe、SMT、eMAXIS、Funds-i等)
・投信積み立てもスポット購入も月100円から
・海外ETF購入可(Vanguard、iShares等)
・海外ETFの特定口座対応&外貨での入出金可
今なら、各種取引で最大130,000円分獲得キャンペーン実施中(2017/08/31まで)

SBI証券
・主要インデックスファンド購入可(たわらノーロード、三井住友DC専用、ニッセイ、インデックスe、SMT、eMAXIS、Funds-i、EXE-i等)
・投信積み立てもスポット購入も月100円から
・海外ETF購入可(Vanguard、iShares等)
・海外ETFの特定口座対応&外貨での入出金可
今なら、総合口座開設&各種お取引で最大100,000円プレゼントキャンペーン実施中!(2017/08/31まで)

マネックス証券
・主要インデックスファンド購入可(たわらノーロード、三井住友DC専用、ニッセイ、SMT、eMAXIS、Funds-i等)
・投信積み立てもスポット購入も月1,000円から
・海外ETF購入可(Vanguard、iShares等)
・海外ETFの手数料ネット証券最安、特定口座対応
・米国ETF手数料実質無料サービス「ゼロETF」あり

カブドットコム証券
・一部インデックスファンド購入可(SMT、eMAXIS、Funds-iなど)
・投信積み立ては月500円から
・海外ETFの取り扱いはないが、所定の国内ETFが売買手数料無料の「フリーETF」サービスあり

セゾン投信
・これ1本でVanguardの超低コストインデックスファンド8本に国際分散投資できる「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」が購入可
・投信積み立ては月5,000円から

人気記事ランキング

ブログパーツ

逆アクセスランキング

アクセスランキング

過去記事(月別)

厳選ブログリンク集

RSSフィード

カウンター(2006.1.27設置)