有利な投資信託購入のために

水瀬ケンイチ

前回の記事で、中東欧諸国およびロシアに投資するノーロードファンド「欧州新成長国株式ファンド」をご紹介しました。補足になりますが、この投資信託が販売手数料ゼロ(ノーロード)なのは、マネックス証券で購入した場合です。

ここでご注意いただきたいのは、投資信託は、証券会社によって販売手数料が違うということです。
以前の記事で、郵便局や銀行について、投資信託の販売手数料が高いことについて、生意気にも指摘させていただいたことがあります。
※参考記事
2005.8.30 郵便局でインデックスファンドを買ってはいけない
2005.11.15 銀行で投資する人って、投資の勉強しているんですか?(前編)
2005.11.16 銀行で投資する人って、投資の勉強しているんですか?(後編)

では、どこで購入するのがいいのかということになりますが、僕は「ネット証券」がいいのではないかと考えています。この点については、異論はない方も多いと思います。
しかしながら、「ネット証券」ならどこでも投資信託の販売手数料が安いのかというと、そうでもないことに注意が必要だと思います。
例えば、前述の「欧州新成長国株式ファンド」は、マネックス証券で購入すると販売手数料ゼロ(ノーロード)と紹介させていただきましたが、同じネット証券でも、Eトレード証券で購入した場合は、意外にも販売手数料が3.15%もかかります。
Eトレード証券はネット証券最大手で、ADSL等で価格破壊を推進する孫さんのソフトバンクグループということもあり、「なんでも安い!」というイメージがあるかもしれませんが、必ずしもそうではない場合もあります。

逆に、マネックス証券がなんでも安いかと言われると、これまた必ずしもそうでない場合があります。
例えば、僕も保有している「DKA株式オープン」という投資信託があります。比較的良質な日本株式投資信託だと思っているのですが、この投資信託の場合、マネックス証券で購入すると販売手数料が2.1%もかかりますが、Eトレード証券で購入すると、販売手数料ゼロ(ノーロード)です。もちろん、僕はこの投資信託についてはEトレード証券で購入しています。


つまり、言いたいことは、投資信託を購入する金融機関として、郵便局や大半の銀行はもちろん、ネット証券の中でも、比較検討が欠かせないということです。
各ネット証券会社にも、得手・不得手があり、「全ての商品がどこよりも安い」という会社は存在しないのが実情です。

皆さんも、投資信託を購入後に、実は同じ投資信託が他ではもっと安く(もしくはタダで)購入できたことが判明するというような悲しい事態に陥らないよう、投資信託購入の際は、ネット証券の間でも十分比較検討されることをおすすめします。
そして、機動的かつ有利な投資信託購入のためには、2~3のネット証券会社に常に口座開設していることが有効だと思います。今回、マネックス証券で「欧州新成長国株式ファンド」がノーロードで販売開始になったように、いつまた他のネット証券で、良質な投資信託がノーロードで販売開始になるかわからないのですから。

(追記 2006/07/04)
「DKA株式オープン」について、現在はマネックス証券でもノーロード化されています。ノーロード化の流れは大歓迎です。


<ご参考>
今回取り上げたネット証券会社は以下から口座開設できます。
(会社名をクリックしてください)
マネックス証券
Eトレード証券
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Posted by水瀬ケンイチ