売らずに我慢するテクニックについて

市場暴落時の積み立て投資の記事をご覧になった読者のかたから、「水瀬さんは一切不安にはならないんでしょうか?」というコメントをいただきました。

人間なんだから、一切不安にならないわけはないでしょう。
基本的には、自分のリスク許容度を把握しているので、その範囲内の利益・損失では大騒ぎする気持ちは起きにくいのかも知れません。
ただ、今までの数々の下げ相場を凌いで生き残ってきた中で、感情的にならないで済むような「ちょっとした工夫」を、意識的に身につけてきたということはあります。

なにも、特別にすごいことをしているわけではありません。
泥臭くアホみたいな、それでいて実に効果的な、「ちょっとした工夫」で乗り切ってきました。
そのあたりのノウハウ(というほどでもないですが)をまとめているのが、当ブログの「売らずに我慢するテクニック」カテゴリーです。

あ、いま上記カテゴリーの記事を見て笑ったかた、いらっしゃいますね?(^^;

そうです。一見、噴き出してしまうようなくだらない内容ですが、実は、こういうちょっとした工夫が、市場暴落時には最後の歯止めになっていたりするのです。
これは、理屈ではないので、実際に自分の資金で運用をしながら暴落局面に遭ったことがあるかたでないと、わからないかもしれません。

逆に、普段立派な投資哲学をブログで説いていたのに、いざ暴落に出くわしてしまうと今までの理論はどこへやら、手も足も出なくなり、そのまま市場から退場、ブログも終了となってしまう人たちを何人も見てきました。
あえて、理論的に説明するとすれば、「認知的不協和を積極的に活用する」という行為なのですが、感情のコントロールという点では、そういう理屈は合わないかもしれません。

こうした一見くだらない工夫についてですが、実は、一時期「不謹慎だ」「負け惜しみだ」等の誹謗中傷がひどかったこともあり、記事更新を止めておりました。
でも、実際の自分の資産運用では、とても役に立っていたのは事実です。
なので、今後はまた少しずつまた公開していきたいと思っています。

皆さんも、暴落時に資産を売り払いたくなった時にどうやってその気持ちを抑えているのか、よいアイディアがありましたら、ぜひお寄せください。
ブログで紹介させていただき、皆で共有したいと思います。

⇒売らずに我慢するテクニックは「こちらのカテゴリー」です。


<ご注意事項>
「売らずに我慢するテクニック」は、「バイ&ホールド戦略」を採用しているかたのみに有効なテクニックです。他の投資法ではかえって有害になる場合がありますので、ご活用は自己責任でお願いします。
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コメント

なぜ安くなってから売ろうとするのか
なぜ高くなってから買い進むのか

これをおまじないにしています

お金を出して、証券を買うのだから
じわじわと現金を貯めて、暴落時に買っています

買ったら売らないぞ

2009年までの下げ局面で退場された方もいますが・・・残念ですよね。

理論も精神的なバランスを支えるためのツールで、迷信じみたことであっても立派な投資継続のポイントだと思います。(それが行き過ぎてしまってはダメでしょうが)

そもそも妻の賛成/反対が、なんて市場の論理と違う要因で投資資金の増減もありますし。

個別株の場合

私の場合は積立投資では無いので、
参考程度にお聞き頂ければと思います。

個別株のバリュエーションを考え、ロングスパンでホールドする銘柄に関しては
普段絶対にログインしない口座で購入するようにしてます。

たまにIDとパスワード忘れて本気で入れなくなったりしますが(汗)

銘柄そのものの本質価値の変動がない限りは見ないようにしています。

基本、ロングスパン系は放置しても特に問題の無い金額の範囲内でしか
ポジションを取って無いので、放置できるのは気持ちの余裕が
あるからだと思います。

総資産の表示を円建だけでなく、ドル建やユーロ建にもして、
その推移を記録、管理すると多少の気休めにはなります。
生活防衛費部分の円キャッシュが円高により外貨建では膨らむ
ので、円建ではマイナスでも外貨建ではプラスになったり、
マイナスが緩和されたりします。
リタイア後に海外での生活を考えている人には特にいいかもし
れません。
ま、気休めですが。

売らずに我慢するテクニックは大事だと思うのですが、
長期投資を過大評価するのは危険だと思います。(長文、すいません。)


■ 年金積立金管理運用独立行政法人
http://www.gpif.go.jp/operation/committee/pdf/h200623_appendix_01.pdf

GPIFの日本株式実質リターン 4.32 (P6の中央値)
リスク 22.15 (P9、35年間)
GPIFの外国株式実質リターン 4.50 (P8の過去29年間より 6.5 - 2 (PER変化率) )
リスク 19.59 (P9)


■ 国家公務員共済組合連合会
http://www.kkr.or.jp/shikin/report220308-data.pdf

KKRの日本株式実質リターン 4.2 (P6, Mercer Japan 株式会社 助言)
リスク 18.40 (P6, 過去10年間)
KKRの外国株式実質リターン 4.2
リスク 19.50


となっています。
先進国株式の実質リターンは、4.2~4.5 ぐらいのようです。 (名目リターンではありません。実質です。)


■ 金融シミュレーション
http://guide.fund-no-umi.com/tools/aa.html

外国株式 リターン 4.50, リスク 19.59
元本1000万円 を 30年 運用すると、
期待値:3745.3 標準偏差:5050.5 中央値:2230.9 最頻値:791.5
となります。

中央値が、2230万円なので、外国株式に30年間 投資すれば、2倍以上になることが期待されます。
でも、30年間投資しても、元本割れする確率は 21.5% もあるのです。

つづき

■ つまり、
30年間、売らずに我慢すれば、100人中79人は報われます。
でも、100人中21人は、報われません。元本割れの状態です。


■ コメント
1. 債券投資もしている。 → そうですね。債券投資の比率が重要ですね。
2. 日本株、外国株、新興国株に分散投資している。
→ はい、理解しています。でもグローバル経済の前では株の分散効果は限定的です。
下部の相関係数を参照。


■ 相関係数
35年 : http://www.gpif.go.jp/operation/committee/pdf/h200623_appendix_01.pdf
20年 : http://www.nli-research.co.jp/report/pension_strategy/2008/vol145/str0807d.pdf
10年 : http://www.morningstar.co.jp/event/0908/ms2/index5.html
5年 : http://www.morningstar.co.jp/event/1009/sbi_pca/pdf/a_20100903pca.pdf

日本株と外国株の相関係数の推移
0.27 (35年) → 0.31 (20年) → 0.63 (10年) → 0.83 (5年)
グローバル経済により、相関が上昇。

こんにちは、いつも内容の深い記事をありがとうございます^^

サブプライム、リーマンショックなどここ数年で○○ショックという暴落をいくつか体験して感じたことは暴落時こそ最大のチャンスだと認識したことです。

おまじないにもならないかもしれませんが私は「暴落は投資の最大のチャンス、チャンスを掴め」とパソコンの前に張っていたり、心の中でいつも準備していることが売らないテクニックです^^

ずっと積立を継続してきたのですが、半年ほど前に「額」で把握したリスク許容度が限度を超えたので積立を中止しました。
で、今回の暴落。真っ青になるのかと思いきや、意外と平気な自分に気づきました。
何でかなあと考えてみて気付いたのは、「生活防衛資金意外のキャッシュポジションが比較的豊富だから」。
積立を中止したため、従来よりもキャッシュが多く積み上がっています。「下落したらしたでスポット購入できる」という精神的余裕があるから冷静でいられるんだと思います。
「額」でみたリスク許容度も、暴落のおかげでバッファが生まれましたし。目下、少しずつ追加投資中です。

Nancy です。
上の元本割れのシミュレーション結果が間違っていました。すいません。

GPIF, KKRの実質期待リターンは、幾何平均ですが、
金融シミュレーションサイトでの期待リターンは、算術平均な感じです。

期待リターンでも、幾何平均と算術平均では違った結果になります。
元本割れの確率は、もう少し小さいです。
申し訳ありませんでした。

ポートフォリオの維持は絶対だ。

リスク資産下落時には、

ポートフォリオの維持は絶対だ。
①下落したリスク資産は売るな。
②安全資産(債券)を売れ。
→安全資産を売ったなら小額で/銘柄/時間分散でリスク資産を買え。
③貯金に余裕があれば使う。
(④(私は、やってませんが)超低金利で借金してのスポット購入)

が有効と言い聞かせています。

しかし、普段から安全資産(債券・現金)の割合が低いとリスク資産が割安なときに、買えない。
(例:8割のリスク資産が40%下落したら、20%の債券の一部を売ってポートフォリオを維持することはできるが、「買い戻せる額が下落額より大幅に少ない」)

そういうわけでボラリティが低いポートフォリオって結構良くて
年取ってから債券の割合を増やすぐらいなら、若い時から債券の割合を多くしてポートフォリオの維持に努めた方が良いと思うようになりました。

>上げ100日下げ3日さん

>> なぜ安くなってから売ろうとするのか
>> なぜ高くなってから買い進むのか

なるほど。
おまじないというか、本当のことだと思います。


>吊られた男さん

そうなんです。
目的と方法がしっかりと決まっていれば、あとはそれを継続するために、どんなくだらないことでも迷信じみたことでも何でもやります。


>楽天家業さん

なるほど。
ホールド用の口座を分けているのですね。


>112さん

ああ、それは面白い方法ですね。
自分の脳を積極的に騙す感じでしょうか。


>Nancyさん

長文はいいのですが、本記事は注意書きにも書いたようにバイ&ホールド戦略を採用している人たちのための情報です。
元本割れがあるとか、分散効果が低くなっているとか、そんな話は誰もしてません。
似たようなテーマで記事を書いたことがあるので、上記のようなことにご興味があるのならそちらをご覧いただけると幸いです。
http://randomwalker.blog19.fc2.com/blog-entry-1720.html
http://randomwalker.blog19.fc2.com/blog-entry-1721.html


>takeshiさん

紙に書いて目の前に貼るというのは、投資に限らずよく行なわれていることですよね。
有効だと思います。


>KENさん

素晴らしいです!
ご自身のリスク許容度をきちんと把握して、それを超えたところでリスク資金への投資を止められたのがご立派です。
わかってはいるものの、それができない人のなんと多いことか…。


>26さいさん

それもひとつの考え方だと思います。
特に、ここ何年かのようなボックス相場では有効だと思います。
あとは、上げ相場が来た時に周りに追い越され追いつけなくなる可能性は含んでおいたほうがいいかもしれませんね。

ご無沙汰しています。
久しぶりですね、このタイトル。。。
といいつつ、しっかり積み立てしていた私もしっかり食らいましたが。
まぁ、今後ものんびり継続します。

売ったつもり

お盆も帰省せず、うちでごろごろしています
タイトルにあるよう、売ったつもりで、そのお金で
贅沢三昧(海外旅行等)したつもりつもりでがんばっています。
つもり貯金(買ったつもりで貯金する)の反対で
暴落したぶん、つかったつもりでがんばっています。

ちょっとさみしいです。

>hideさん

確かに久しぶりです。
今回も相場状況が悪いので荒れることを覚悟で書きましたが、やはりちょいちょい荒れています。

でも、バイ&ホールドが嫌な人はやらなくてよいと思いますが、本当はバイ&ホールドしたいのに気持ちがついてこないという人には役に立つと思い再開しました。


>Mr.TAKEさん

「つもり貯金」というのを聞いたことはありますが、「つもり投資」というのは斬新ですね。

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(2012年11月)外国株式インデックスeと海外株式ETF

外国株式インデックスeの今月の積み立てです。 MAXIS海外株式(1550)は低いところで指し値してあり、下がった時に少しずつ買い足していってます。カブコムのフリーETFです。 外国株

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