売らずに我慢するテクニック 『役人に飲み食いされるシーンを想像する』

水瀬ケンイチ

僕の投資スタイルは、インデックスファンドのバイ&ホールド戦略です。
バイ&ホールド戦略を採る投資家の一番大事な仕事は、企業分析やマクロ経済分析ではなく、単に「ファンドを売りたくなった時に我慢すること」ではないでしょうか。
しかし、実際に自分でやってみると、これが非常に難しい。市場にはさまざまな誘惑が満ちています。※売りたくなる状況はこちらの記事をご参照
インデックスファンドのバイ&ホールドのためには、テクニックが必要なのではないでしょうか。僕が実践している 「売らずに我慢するテクニック」をご笑覧下さい。

○ 売らずに我慢するテクニック 『役人に飲み食いされるシーンを想像する』

現在のような上げ相場では、利益確定の誘惑に駆られます。
そんな時は、税金のことを考えるのです。
リスクを取って、損失に怯えながら、やっと得た利益です。それを国税庁の役人にごっそり持って行かれてしまうのです。2006年4月現在、通常の国内株式型投資信託には売却益に対して10%の税金がかかります。100万円儲かったら10万円取られます。
彼らは何のリスクも取っていません。単に、儲かった人からお金を取っているだけです。今ファンドを売ったら、彼らに利益の一部を献上することになります。
税金を払わなくてはいけないのは頭では分かりますが、気持ち的になんとなく納得いきません。この納得いかなさで、ファンドを売りたい気持ちを抑えるのです。

それでもまだ、売りたい気持ちを我慢できない方は、以下のようなシーンを想像して下さい。



とある高級料亭にて。獅子脅しがカコーンと鳴っています。

役人A「(大振りのタラバガニにかじりつきながら)しかし、アレだな」
役人B「(大トロのにぎりをほお張りながら)なんれふか?」
役人A「世間は株ブームだなんだと騒いでいるが、まったくうれしい限りだな。ムシャムシャ」
役人B「そうですね部長。税金がバンバン取れますからね。ムシャムシャ」
役人A「少ない給料を、よくもまぁあんなに突っ込めるもんだな。ムシャムシャ」
役人B「僕なんか恐くてとてもできないっすよ。ゴクゴク」
役人A「お前は本当に安定思考だな。ムシャムシャ」
役人B「えへへ、ザ・公務員ですから。ムシャムシャ」
役人A「みんな儲けようと必死だろう。でも、株は儲ける奴もいれば損する奴もいる。ムシャムシャ」
役人B「僕は1円でも損したくないっすよ。ゴクゴク」
役人A「わしらは誰が儲かろうと一向に構わん。儲かった奴から自動的に金が入ってくるのを待っていればいいんだ。気楽なもんだな。ガハハ!」
役人B「それだけじゃないですよ。デイトレとかなんとか言って、毎日何十回も売買する奴が増えてるらしいじゃないですか。売買手数料からも税金が取れますよ。ムシャムシャ」
役人A「儲かった奴だけでなく、損した奴からも税金が取れるってわけだな。ムシャムシャ」
役人B「しかし、消費税を3%から5%に上げるだけであれだけ大騒ぎする国民が、10%の譲渡税をポンポン払うんですから、分かっているのかいないのか。ムシャムシャ」
役人A「2008年からは20%だぞ。ガハハハハ!!ゴクゴク」
役人B「国民の皆さん、一生懸命株に励んでくださ~い!なんちゃって。ムシャムシャ」
役人A「税収が上がればこそ、こうして裏金で飲み食いできるというものだからな。ゲップ」
役人B「しっ、声が大きいですよ、部長」
役人A「おう、スマンスマン。よし、次の店行くか」
役人B「お姉さん、タクシー呼んで!それから、領収書の名前は「上」で頼むよ……」

上記はあくまで「イメージ」ですのであしからず(笑)
でも、僕がファンドを売ることで、潤う役人がいることを想像すると、売りたい気持ちが萎えてしまいます。このテクニック、結構使えますよ。

※他にも「売らずに我慢するテクニック」はいろいろあります。こちらのカテゴリーをご覧下さい。
関連記事


投資判断は自己責任でお願いします。当ブログの情報により投資判断を誤ったとしても、管理人は責任を負えません。また、当ブログ内容の無断転載を禁じます。

Posted by水瀬ケンイチ