保有資産のリスクを下げるもっとも良い方法

前回、下げ相場のヘッジに関連する記事(該当記事)を書きましたが、保有資産のリスクを下げる方法について、まとめておきたいと思います。

保有資産のリスクを下げるもっとも良い方法は、

投資額そのものを減らすこと

です。
身も蓋もない答えですが、意外と投資本に明記されていることが少なく、気づいていないかたもいらっしゃると思います。
これには、難しい知識も必要なければ、かかるコストもほとんどありません。
しかも効果は抜群です。

次に良い方法が、

保有資産の債券比率を増やすこと

です。
債券クラスは株式クラス等に比べて値動きが少なく、債券比率を上げると保有資産全体のリスクを下げることができます。
特に、「日本債券」の比率を増やすと、大きくリスクを下げることができます。
これは、いろいろな投資本にも書いてあるオーソドックスな方法です。

その次か、次の次くらいにやっと、

・できるだけ多様なアセットクラスに分散すること

とか

・オプション等のデリバティブでヘッジすること

とかが出てきます。
そして、できるかどうかも分からないのが、

・相場の波を捉えて、今後下がるアセットを売り、上がるアセットを買うこと

です。
できるかたはいらっしゃるでしょうし、羨ましいですが、私にはできません。

金融業界側からすると、下の方法に行けば行くほど、投資家に頻繁に売買してもらえる(=金融機関が儲かる)ので、下の方の方法をプッシュしてくる傾向があるように思います。まぁ無理からぬことです。

個人投資家としては、シンプルであまりコストがかからない、上の2つの方法で十分対処できることを、忘れないでおきたいところです。

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コメント

たしかに

当たり前っちゃ当たり前ですが、ドルコスト平均法で積み立てている投資家には、意外と盲点かもしれませんね。

これこそリスク管理の肝!

まさに仰るとおりで「投資額そのものを減らすこと」がリスク管理の肝ですね。
10年以上、リスク管理だ、ロスカットだ、逆指値だって言い続け、ようやくここ数年、少し広まってきましたが、まだまだ出来ない人が大半です。
相場急変時とかにプロが「慌てず落ち着いて狼狽売りせず」って話されたりしますが、プロは実際やばいと思ったら速攻で投資額を減らします。言ってることとやってることが真逆です。
キャッシュポジションを高めるメリットは、リスク低減と共に、あとで見極めてからやり直しができること。しばらく様子見も出来るし、逃げが失敗だったと思えば買い直しも出来る、下げが続くと思えば買わなければいいし。何もせず評価損が膨らむパターンだと、さらに手の施しようが無くなる。

あとはシンプルに考えてシンプルに実行することですね。
いろいろ手を施したからって良くなるものでなし、むしろ上手くいかないことが多いと思います。
「下の方の方法をプッシュしてくる傾向」はそんなイメージかもしれませんが、さすがに最近はそうでもないかとw。むしろ、いくら休むも相場とロスカット大事ですよと言っても、なかなかできなかったり、バンバン売買やっちゃったりという投資家が多いです。
そこで、ロスカットやキャッシュポジション高める話だけでなく、メンバーチェンジです、ヘッジです、と他の手段等も紹介する必要があるというわけです。ベスト言うだけではダメという現実があり奥が深いです。

確かに身も蓋もないような・・・?

「投資額そのものを減らすこと」の場合は毎月の投資額を減らして、その分だけ円定期預金にすれば良いので、次の月から実行できます。

ちなみに、ファイナンス論ではリスク回避方法としては、ヘッジング、インシュアリング、分散化の3つを言っていますが、アカデミックな人たちにとって「投資額そのものを減らすこと」「保有資産の債券比率を増やすこと」を言う人はどれだけいるのか?は気になります。
まあ、「投資額そのものを減らすこと」を言ってしまうと、お前は素人か!と言われそうで怖いですが・・・

・投資額そのものを減らすこと

本当はこれこそが「アセットアロケーション」なんですよね。



実は最近はいろいろなブログを見ていて、「リスク資産部分だけの資産配分=アセットアロケーション」かのような記述が強くなっている気がしています。
書いている本人はリスク資産部分だけの話ということが自明なのかもしれませんが、読者では勘違いしている人もいるのかななんて思っています。

自戒も込めてのコメントでした。

木村剛氏の投資戦略の発想法は今でも好きな本の1つですが、
目標よりも日々の株価やマーケットの値動きより 本業の
収入の中でのあくまで副業という発想が出来る必要性は大事
かと思います(=額での許容度かと思います)。
投資=増やすという目的からいつまでに幾らという考えが先行
しますが、 やはり投資で成功するには 幾らまで損を許容
出来るか?それを受け入れて期待リターンの高いところにお金を
預けるという発想が出来るかどうか?なんでしょうね

と  いいつつ 最近のボラティリティの高さにギャンブル欲
が出てしまってる 私です^^;

でも そうだと思いますけどね(投資と投機と両面から見るとです)

投資額を減らすこと=安全資産の増加なら確かにそのとおりですね。でも現状の運用成績を考えると投資しないのもまたリスクなのが辛い。

>皆さま

保有資産のリスクを下げるもっとも良い方法は、「投資額そのものを減らすこと」
これに共感いただいたかたがけっこういらっしゃって、よかったです。

積み立てるコツコツ投資家などには、「保有資産の債券比率を増やすこと」もおすすめです。

相場が低迷しているので、ディフェンシブな内容の記事がフィットしたのかもしれませんが、リスクを下げるとリターンも下がることも頭の片隅に置きつつ、ご自身のリスク許容度に応じた投資をしていただきたいと思います。

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