今後日本株は下落するのに、なぜ日本株式インデックスに投資するのですか?

水瀬ケンイチ

日経平均が下がってくると、メールやコメントで同じような質問が増えてきます。

「今後日本株は下落するのに、なぜ日本株式インデックスに投資するのですか?」

といった主旨のものです。
この「下落するのに」の部分が、「下落するのに」(確信度MAX)、「下落する可能性が高いのに」(確信度高)、「下落すると予想されるのに」(確信度中)、「下落すると言われているのに」(確信度小)といった具合に、確度の違いはあるものの、質問者の方々は、概ね今後日本株が下落することが前提となっているようです。

個人的な考えをお答えすると……



「今後、日本株が下落するか上昇するかは私には分かりません。しかし、資本主義経済における株式という仕組み自体には期待しています。だから日本を含め世界中の株式に分散投資しています」

となります。

たしかに、ここ20年のTOPIXのパフォーマンスは、年率平均で、3年で-13.3%、5年で-12.4%、10年で-2.2%、20年で-2.9%と、低迷しています。(出典:わたしのインデックス・2011年8月末現在)
ここ20年くらいの視野で見れば、質問者さんたちが、今後も日本株は下落するという前提を置いても不思議はありません。

ただ、30年で見ると年率平均で+2.0%と若干プラスになっています。(出典:同上)
そもそもTOPIXというのは、基準日である1968年1月4日の東証一部株式時価総額を100とした場合の時価総額の変化を表すインデックスです。
それが、直近の営業日(2011年9月16日)の終値は768.13なので、一応、約43年で7.6813倍に増えたことにはなっています。

「そりゃ高度成長期が入っているからだ」というご意見もあるでしょうし、「今の日本は日本特有の問題を抱えているので今後は期待できない」というご意見も目にします。
そうかもしれないし、そうでないかもしれません。

日本株がどうなのかは一旦横に置いておいて、私は、資本主義経済における株式という仕組み自体には期待しています。
世界金融危機をくらってもなお、我ながら呑気だと思いますが、株式は大きくコケたりもしますが、基本的には上昇していく方向性を内包しているものだと思っています。

しかし、いつでもどこでも、株式が上昇するとは思っていません。企業単位でも、国単位でも、問題が起こることはしばしばあります。
ある期間において、どの国のどの企業の株式がうまく機能するかは分からないので、日本を含めて世界中の国々の市場平均(インデックス)に投資をしています。玉石混交でも、平均すれば上昇するという方向性が取り出せるのではないかと思っています。

以上は、私の個人的な意見で、他人に押し付けるつもりはありません。
よく聞かれるので、お答えしました。
言わずもがなですが、投資判断は自己責任でお願いいたします。

P.S
本当に今後の日本株が下落するのなら、日本株をショートすれば利益を得ることができるはずです。そんなに今後下落するという確信があるのなら、なぜショートしないのですか?という素朴な疑問が…(^^;
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Posted by水瀬ケンイチ