確定拠出年金(日本版401k)専用インデックスファンドの信託報酬は何故異様に安い?

水瀬ケンイチ

確定拠出年金(日本版401k)が急拡大しているそうです。

【NIKKEI NET 2006.4.13より引用】
日本版401k、導入企業が5割増の6600社・2005年度
 運用成績次第で受け取る年金額が変わる確定拠出年金(日本版401k)が急拡大している。厚生労働省によると、導入企業は3月末時点で6600社強と前年度比5割(2300社)増加、加入者は180万人弱(1月末時点)と約50万人増えた。加入者急増を背景に同年金向け投資信託の3月末の残高(QUICK・QBR調べ)は8000億円と前年度末に比べて倍増した。「貯蓄」から「投資」への流れが強まるなかで、今後も拡大が続きそうだ。

 確定拠出年金は日本では2001年に導入。企業が毎月拠出する掛け金を基に、加入者があらかじめ用意された預金など元本確保型商品や株式投信などで運用する。トヨタ自動車や日立製作所など大企業を中心に導入が進んできたが、最近は中小企業などでも導入するケースが目立ち始め、すそ野が広がっている。 (16:31)
【引用終わり】

僕が働いている会社は昔ながらの確定給付型年金ですが、個人的に確定拠出型年金には興味津々です。
なぜかというと、税制上の優遇があるのはもちろん、確定拠出型年金専用のインデックスファンドには、驚くほど低コストのものがあるからです。

モーニングスターで、インデックスファンドを信託報酬が低い順に並べると、上位はほとんどが確定拠出型年金専用インデックスファンドです。
※証拠はこちらをご覧下さい。

確定拠出型年金専用インデックスファンドの信託報酬が異様に安い理由は、僕の中での資産運用七不思議のひとつです。


例えば、僕を含め普通の人が購入できる最安値クラス(ノーロードで購入できるファンドでは)の外国株式インデックスファンドである「ステート・ストリート外国株式インデックス」の信託報酬は、0.9975%です。それに対して、「三井住友・DC外国株式インデックスファンドS」という確定拠出型年金専用外国株式インデックスファンドの信託報酬は、なんとたったの0.1785%です。
この異様に大きな差はいったい何故でしょう??

職場に株の達人がいるのですが、以前彼ににその理由を聞いてみたら、「それは確定拠出型年金専用ファンドには途中解約がないからだ」という答えでした。
それもあるとは思うのですが、途中解約による運用効率低下防止だったら信託財産留保額を取ればいいだけだと思います。信託財産留保額というのはその為のコストです。
実際は、三井住友・DC外国株式インデックスファンドSの信託財産留保額は0%で、ステート・ストリート外国株式インデックスが0.3%の信託財産留保額を取っています。それなのに、ステート・ストリート外国株式インデックスの方がむしろ信託報酬が高いです。意味が分かりません。

あるいは、確定拠出型年金専用ファンドには、国から補助金でも出るのでしょうか。
それとも、冒頭の記事のように、確定拠出型年金の急拡大を受けて、確定拠出型年金専用ファンド間で競争激化が起こっているのでしょうか。でも、たしか昔から信託報酬は格段に安かったよなあ…?

どなたか理由が分かる方、いらっしゃいますか?
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Posted by水瀬ケンイチ