「eMAXIS」シリーズに新ファンド2本を追加

水瀬ケンイチ

三菱UFJ投信は、「eMAXIS」シリーズに新ファンド2本を追加すると発表しました。

三菱UFJ投信 プレスリリース
http://www.am.mufg.jp/text/111021release.pdf

eMAXIS バランス(8資産均等型)
 信託報酬年率0.525%(税込)・信託財産留保額0.15%(税込)
eMAXIS バランス(波乗り型)
 信託報酬年率0.525%(税込)・信託財産留保額0.15%(税込)

eMAXISシリーズ初のバランスファンドは、面白いものがラインナップされました。
「eMAXIS バランス(8資産均等型)」は、株式(日本・先進国・新興国)・債券(日本・先進国・新興国)・REIT(日本・先進国)を8等分、それぞれ12.5%ずつ投資するアセットアロケーションのバランスファンドです。

もっと面白いのは、「eMAXIS バランス(波乗り型)」です。
こちらは、先ほどの8資産クラスを、国内株式5%、先進国株式5%、新興国株式5%、国内債券5%、先進国債券12.5%、新興国債券12.5%、国内REIT12.5%、先進国REIT12.5%を基本投資割合として、残り30%を「トレンドフォロー戦略」として機動的に投資対象を変えるというのです。


プレスリリースによると、ここでのトレンドフォロー戦略とは、『直近に良好な運用成績を記録した資産は、一定期間好調なパフォーマンスが継続する」という仮定に基づき、過去の運用成績が良い資産の投資比率を上げていくことです。言い換えれば、市場動向の「波に乗る」戦略』と定義されています。

具体的な投資決定プロセスは、トレンドフォロー戦略活用部分を25ユニットに均等分割し、毎営業日ごとに資産の入れ替えを行ない、日本株式・先進国株式・新興国株式・日本債券の4資産の中で、過去25営業日の騰落率が最も良い成績を記録した資産を選定する、というものです。
言葉だとイメージがわかないかもしれませんが、そういうかたは、プレスリリースの図解が分かりやすいかと思います。

これらのバランスファンドは、実は以前、三菱UFJ投信から呼ばれて参加した「バランスファンドに関する意見交換会」でいろいろ議論させていただいたものでした。
その時も、「波乗り型」に対していろいろと意見・質問が飛び交いました。
バックデータでは、相場上昇局面でも下落局面でも好成績だったとのことでしたが、「トレンドフォロー戦略」が吉と出るか凶と出るかは、今後の相場動向次第であり、現時点では何とも言えません。

もっとも、原資産は各資産クラスのインデックスファンドであり、トレンドフォロー戦略部分も30%しかないので、そんなにおかしなことにはならないとは思いますが。

もうひとつ面白いのは、信託報酬の設定です。
今までeMAXISシリーズは、国内モノは年率0.42%、海外モノは年率0.63%と決まっていました。
今回の両ファンドは、年率0.525%とその中間に位置する設定になっています。
バランスファンドだから真ん中、ということなのかもしれませんね。

なにはともあれ、個人投資家の選択肢が広がることは良いことだと思います。
三菱UFJ投信さん、グッジョブ!(^^)b
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Posted by水瀬ケンイチ