貸株人気が意味するものは深い

水瀬ケンイチ

ネット証券の貸株サービスが人気を集めているそうです。

【日経新聞2011年11月23日朝刊14面より引用】
貸株人気が意味するもの
個人投資家が株式をネット証券に貸す取引が人気を集めている。貸株代として比較的高い金利が付くためで「長期保有の銘柄を貸株に回す個人が多い」(SBI証券)。
カブドットコム証券で年率1%以上の金利が付く銘柄は9月で20だったが、足元では25まで増え過去最高を更新中。SBI証券も24日から対象銘柄を増やす。
【引用おわり】

貸株サービスがどのようなものかは、ネット証券各社のWEBサイトをご覧ください(例えばSBI証券はこちら
インデックス投資家でも、例えばTOPIXに連動するETFなどを保有する際に、貸株サービスを利用して金利を得ることができます(対象銘柄は証券会社によります)。

ちなみに、私は個人的判断により貸株サービスは利用していません。
市場リスクに加えて、余計な信用リスクを背負いたくないからです。
それは横に置いておいて、上記記事ではっとさせられたのは、引用部分に続く以下の点でした。



・貸株の増加は空売りを通じて保有株の下げにつながりかねない
・それだけ売りたい機関投資家が多いことの裏返しでもある

へーそうなんだという感じです。
私は貸株金利の決定要因がよく分かっていませんでした。
貸先の信用リスク見合いなんだろうなぁとぼんやり思っていましたが、いい機会なのでいろいろ調べてみました。
すると、貸株金利の決定要因は信用リスク等いろいろあるが、最大の要因は「貸手と借手の需給関係」であるようです。(出典:三菱UFJ投信WEBサイト
空売りのための株式を借りたい主体が多いから、貸株金利が上がるということです。

そう考えると、貸株金利が上がるということは、それだけ相場が悪化したということなのかもしれません。
貸株サービスの金利が上がって喜んでいるかたもいらっしゃると思いますが、少々複雑な思いがします。
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Posted by水瀬ケンイチ