CMAMインデックスファンドeシリーズ第2期決算、実質コストは?STAM・eMAXISと比較すると?

水瀬ケンイチ

CMAMインデックスファンドeシリーズの第2期決算運用報告書が公開されました。

信託報酬にいわゆる「隠れコスト」も含めた実質コストはどうだったのでしょうか?
<関連記事>
2010/04/09 投資信託のいわゆる「隠れコスト」って何?

ライバルファンドのSTAMインデックスシリーズ・eMAXISシリーズとの比較も気になるところです。
一覧表にまとめたので、見てみましょう。

インデックスファンド実質コスト比較

ご覧のとおり、CMAMインデックスファンドeシリーズの実質コストは、国内モノはよく抑えられている一方、海外モノはそれなりにかかっています。
それでも、STAMインデックスシリーズ・eMAXISシリーズよりは低くなっています。

個人的に、積み立て用ファンドとしてCMAMインデックスファンドeシリーズの国内株式と先進国株式を使っているので、ほっとしました。



恒例の注意点を二つほど。
まず一点目、信託報酬以外のその他費用(隠れコスト)は、毎年変動します。
今回の比較で実質コストがいちばん低コストでも来年は変わっている可能性はありますので、参考値扱いにしておくのがベターです。
二点目に、費用のデータは現時点で入手し得る最新の運用報告書のものを使用しています。
なので、比較期間が少し異なることをご了承ください。

そういえば、eMAXISシリーズの2012年1月決算のブログ記事を書いていないことに気づきました。
この一覧表で、あわせてご覧いただければと思います。




<詳しいかたのためのちょっと長い追伸>

インデックスファンドのコスト比較をすると、「コストよりトラッキングエラーの方が重要だ」というご意見をいただくことがあります。
たしかに、コストの低さも、最終的にはトラッキングエラーをなくすための一要素でしかありません。

それはそうなのですが、トラッキングエラーは流動的な複数要因の結果です。相場動向や資金の流出入タイミング等といった「運」の要素に多分に影響されてしまいます(運も実力のうちという考え方もあろうかと思いますが)。

ファンド自体の実力の比較という観点から、流動的ではなく固定的な信託報酬(および参考値としての実質コスト)という「コスト」でインデックスファンドの優劣を比較することには、一定の合理性があると私は考えております。
したがって、こうしたコスト比較を行ない、データをブログ記事で公表しております。

なお、誤解のないように申しあげておくと、私はトラッキングエラーの小ささを評価することや、インデックスからの上方乖離を評価することを、否定するつもりはまったくありません。あくまで、私はコストという軸で評価しているというだけです。

関連記事


投資判断は自己責任でお願いします。当ブログの情報により投資判断を誤ったとしても、管理人は責任を負えません。また、当ブログ内容の無断転載を禁じます。

Posted by水瀬ケンイチ