東日本大震災から1年を振り返る

あらためて、東日本大震災により被災された皆さま、そのご家族の方々に対しまして、心よりお見舞い申しあげます。

本日2012年3月11日14時46分、1分間の黙祷をした後、何かブログに書かなくてはとあれこれ考えているうちに、こんな時間になってしまいました。

東日本大震災の発生からこの1年間、どのような出来事があったのか、新聞やネットで情報収集しました。
日本企業のサプライチェーンの驚異の復元力や、政府・日銀の65兆円にも及ぶ空前の景気テコ入れ、国内外からの義援金・寄付金4,400億円といった前向きな情報がある一方、現在進行中の原発事故問題、死者・行方不明者2万人以上、全半壊した建物38万戸以上、国と自治体のちぐはぐな対応、遅れる被災者のケアといった厳しい現実に、あらためて直面しました。

問題のスケールが大きすぎて、途方に暮れてしまいました。
何時間考えてみても、私のような者が今後日本がどうするべきかを総括することなど、とてもできそうにありません。

しかし、個人的な話をすれば、1年前に書いたブログ記事「東日本大震災を受けた当ブログのスタンス」と同じスタンスを継続しています。

つまり、被災地のことを慮りつつも、自粛(行いや態度を慎むこと)することなく、被災地以外の人たちは普段どおりに生活する(働いて消費・投資する)ことで、停滞しているお金が回りだし経済が活性化し、被災地復興の原動力になるという考えです。

私も普段の生活の中で、本業の仕事を頑張る、節電する、投資する、ブログを書くなど、自分ができることを微力ながらやってきました。

本業の仕事では、震災影響をまざまざと見せつけられましたが、皆で東北支社を支援して対応しました。その結果、震災影響は徐々に回復してきているところです(詳しく話せなくて申し訳ありません)。
節電では、政府の節電要求を満たすべく会社で様々な取り組みを行いました。自宅では通称「ヤシマ作戦」を継続していました(8月に終了したことをツイッターで告げたら「まだやってたのか!」と呆れられましたが)。

投資では、震災後の株価暴落局面でも、ドルコスト平均法での積立投資を毎月継続しました。
投資額も比率も、震災前後で何ひとつ変えていません。
個人から見ると投資は資産形成(お金儲け)の手段ではあるのですが、同時に経済発展への寄与という両面を持ち合わせています。

投資ブログも継続しました。その中では震災に関連していくつかの気づきがありました。

・「生活防衛資金」の必要額と最適商品がわかった(該当記事
・もし日銀が国債を引き受けるとどうなるか(該当記事
・市場を買い支えた日銀のETF購入がその後どうなったか(該当記事

日本赤十字を通じて寄付を行ないました。
といっても偉そうに言える額ではありませんが、今朝の日経新聞に、日本赤十字社に3,493億円が集まり大部分を被災地にお届け済みという全面広告が出ていて、少しほっとしました。
クレジットカードやネット証券のポイントもすべて寄付しました(ネット証券のポイントを寄付できることはブログの読者さんに教えてもらいました)。

また、相方と相談して、東北で消費しようということで岩手に行きました。
そこで訪ねた地ビール工場ではこんなものを見ました(該当写真)。全国の地ビール工場やお客さんからの応援メッセージです。
思わず、友人たちにたくさん地ビールを送りました。

「不謹慎だ」
「そんなことで支援者ヅラするな」
「単なる自己満足だ」

というご指摘もあろうかと思います。甘受したいと思います。
それでもやはり、被災地以外の人たちは自粛するのではなく、普段どおりの生活の中で、各自が身近にできることをコツコツ継続することが大切だと考えております。

一日も早い被災地の復興を祈念しております。
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コメント

日本の株式市場をちょっと考えてみた

僕は、東電の経営陣に怒りをぶつけたくなっています。
その一方で、日本人にはお互いを助け合い絆がある事やリスクマネジメントに特に強い民族だと思います。
色々ありますが、東電の件で分かったことは原発事故があった時は犠牲になるのは経営陣でも株主でもなく、消費者や納税者の点です。
これは日本の資本主義構造の欠陥だと考えています、これだから日本の株式市場はスウェーデンに勝てない訳ですね。
はっきり言って日本の株式市場は緊張感が無さすぎです。

しかしながら、その一方で今まで電気を潤沢に使ってきたツケが回ってきた事も実感できました。
今年はPCをアップグレードする時に消費電力が小さくなるような組み合わせで使っています。
その他にも、今年は暖房を一切使っていません(PCが暖房代わりになる他、服を着込んでいる)。
再び、夏がやってくると去年以上に節電が求められるようになります。
最近の事例では日本は風力発電に向かない国なのでは?との声も出ています、これはヨーロッパのように一年を通して風が安定して吹かない事が原因しているようです。

・・・となれば、気象情報会社の出番です、しかも日本には世界最大の気象情報会社が東証に上場しています。
そう考えれば日本の株式市場は捨てたもんではありません。

個人的には日本人は第二次世界大戦前までは他国から侵略される事が事実上出来なかった国です。
あの、モンゴル帝国から独立した元でさえも、日本攻略時には暴風によって壊滅的な打撃を受け、結果的に元が滅びるきっかけにもなりました。
他国でさえも日本のカントリーリスク(自然の要塞)には手に負えなかった訳です。
その手ごわいカントリーリスク(自然の要塞)と戦ってきた日本人はやはり凄いです。
そんな訳で日本人は意外とリスクマネジメントには強いのかも知れません、その象徴が気象庁であり、気象情報会社でもあります。

スウェーデンでは弱い企業を一切助けない事や企業を強くする政策で経済発展をしているのに対して、東電は法律や経団連の圧力で守られてきた事が日本の経済成長の最大の足かせになっています。
その一方で、日本は他国に比べたらリスクマネジメントには強いので、そこを生かしていく事が日本の経済発展の鍵となると考えています。
これは間違えなく日本株の鍵になると考えています。

その考えを応援します

すばらしい考えだと思います。

私も仙台で被災し、一年前の今頃はこのまま死んでしまうのか?

と腹を括っていた生活でした。

一日も早い被災地の復興を願うとともに、こんな自分にも被災地で何ができるか考えていきたいと思います。

水瀬 さん

こんにちは。
ヤシマ、去年8月まで継続していたんですね。おつかれさまです(笑)。
今年はもしかしたら、第2次ヤシマ作戦発動が必要かもしれませんね。

個人的には、Googleのパーソンファインダーで避難者情報を入力していたことが思い出されます。仕事終わってとか計画停電中とか空き時間にひたすら避難者名簿と格闘していました。
最初は比較的わかりやすい文字を入力していたんですけど、最後は結構難読な文字を読解するのに時間がかかって、中途半端なものを入力していいものか判断に困っていました。

今は別の手段でもって被災地へ協力しています。
今後とも被災者の皆さんの心に寄り添い合うことを忘れずに行きたいものです。

仙台居住者です。いつもと変わらぬ生活をする事が一個人にできる最良の方法だと思います。

初めてで失礼いたします

>投資では、震災後の株価暴落局面でも、ドルコスト平均法での積立投資>を毎月継続しました。
>投資額も比率も、震災前後で何ひとつ変えていません。
>個人から見ると投資は資産形成(お金儲け)の手段ではあるのですが、>同時に経済発展への寄与という両面を持ち合わせています。

それが震災被災者への貢献につながる論理がわかりません。
飛躍しすぎていませんか?

初コメです

水瀬さん

初めまして。毎回楽しみにブログ読ませて頂いております。
私の故郷は岩手です。被災地にとって足を運んでもらって消費して頂く事はなによりの助けになると思います。ありがとうございます。
今年のGW。久々に帰郷してみようと思っております。
これからもブログ更新楽しみにしております。

はじめまして、
私の地元も津波が襲い、知人で亡くなった方や、
家が流された方がおります。
幸い自宅は被害がありませんでしたが、いろいろ考え、
ボランティア活動とかも行いました。
今では被害を受けた人たちと受けなかった人たちが、
普段通り一緒に仕事したりしています。

水瀬さんの言うように大震災の影響は大きく、
個人としていくら活動しようが被災者の心を満たすことはできません。
世界の貧困問題などと同じです。
"いろいろ考え、思ったこと行動する"で十分だと思います。
これからも善意のある個人投資家として、優良なブログを続けて下さい。

投資に関して。
震災直後は、電気、水道、電話、携帯、光回線、燃料などの
インフラが断たれ、情報を得るのはラジオのみでした。
仮にレバレッジなんかかけていたら…、と思うと怖かったです。
水、食料も一日で店から消え、現金があっても役に立たない状態でした(支援物資も全員には行き渡らない)。
しかし、次第にお金は普段通り使われ始めました。
大被害を受けても人は経済活動をし続けなければならない。
日本中(世界中)がおかしくならない限り、人はお金を無意識に
信用し、使われ続けるのではないだろうか、と思っています。

≫僕は、東電の経営陣に怒りをぶつけたくなっています。
≫その一方で、日本人にはお互いを助け合い絆がある事やリスクマネジメントに特に強い民族だと思います。

そうかもしれませんね。
日本企業は現場力は高いけれども経営陣がだめだとよく言われていましたが、震災でそれが露呈しました。


≫・・・となれば、気象情報会社の出番です、しかも日本には世界最大の気象情報会社が東証に上場しています。
≫そう考えれば日本の株式市場は捨てたもんではありません。

気象予報士さんらしい発想ですね(^^)


≫私も仙台で被災し、一年前の今頃はこのまま死んでしまうのか?
≫と腹を括っていた生活でした。

大変な思いをされたと思います。心よりお見舞い申し上げます。


≫個人的には、Googleのパーソンファインダーで避難者情報を入力していたことが思い出されます。仕事終わってとか計画停電中とか空き時間にひたすら避難者名簿と格闘していました。

各自でできることはすこしずつ違うので、得意分野で貢献できたら素晴らしいですね!


≫仙台居住者です。いつもと変わらぬ生活をする事が一個人にできる最良の方法だと思います。

御意でございます。


≫それが震災被災者への貢献につながる論理がわかりません。
≫飛躍しすぎていませんか?

ご指摘はごもっともです。心にとめておきます。


≫私の故郷は岩手です。被災地にとって足を運んでもらって消費して頂く事はなによりの助けになると思います。ありがとうございます。

個人ひと家族の消費などたかが知れていますが、経済を少しでも回していけたらと思います。


≫水瀬さんの言うように大震災の影響は大きく、
≫個人としていくら活動しようが被災者の心を満たすことはできません。
≫世界の貧困問題などと同じです。
≫"いろいろ考え、思ったこと行動する"で十分だと思います。

普段通りの生活の中でできることをやっていきたいと思います。


≫インフラが断たれ、情報を得るのはラジオのみでした。
≫仮にレバレッジなんかかけていたら…、と思うと怖かったです。

私も以前病気で倒れた時に、「もしデイトレのポジを残したままだったら滅茶苦茶心配だっただろうなぁ」と思いながら、ほったらかしにできる有り難さを実感したことがあります。


≫大被害を受けても人は経済活動をし続けなければならない。
≫日本中(世界中)がおかしくならない限り、人はお金を無意識に
≫信用し、使われ続けるのではないだろうか、と思っています。

仰るとおりだと思います。

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