『完全レベル別 30代~50代のための海外投資「超」入門』(岡村聡著)はインデックスとアクティブの橋渡し的存在

水瀬ケンイチ

『完全レベル別 30代~50代のための海外投資「超」入門』(岡村聡著)を読みました。

本書の大半はスタンダードなインデックス投資本なのですが、本書の見どころは、初級編のインデックス投資のその先にあります。

完全レベル別 30代~50代のための海外投資「超」入門完全レベル別 30代~50代のための海外投資「超」入門
岡村 聡

東洋経済新報社 2012-03-09

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中級編に、アノマリーを利用したインデックスを上回る戦略、上級編に、ショートを含めた絶対収益を狙う戦略が書かれています。
特に、中級編では、インデックス投資をやっている投資家が、最初にアクティブ運用をやってみようとする時におすすめの戦略が書かれており注目です。



インデックス投資の次のステップといえば、「株式投資の未来」(ジェレミー・シーゲル著)のD-I-V戦略が有名ですが、本書のおすすめはそこまで小難しい感じではなく、もっと「お手軽なアクティブ運用」とでも言うべきものでしょうか。

世の本には、インデックス投資本はアクティブ運用を叩き、アクティブ投資本はインデックス運用を叩くものが多い中、その間の「橋渡し」的な情報が珍しいと思います。

ただし、中級編・上級編の情報は、初級編のインデックス投資の説明に比べて、どうしても論理性が弱くなります。
正直、私には信用できる部分と信用出来ない部分があります(特に上級編)。
「うまく投資タイミングを図る」と言った瞬間に、読者が実践した時の再現性はガクンと落ちます。

もし、上級編の投資法を実践しようとする際には、この本をガイドとして、その筋の専門書を読まれることをおすすめします。本書はあくまでも「超」入門なのですから。

本書に向いているかたは、これから投資を始めようという初心者と、それに加えて、バンガードでも推奨している「コア&サテライト戦略」(コア部分でインデックス投資を行ない、少額のサテライト部分でアクティブ運用をしてアップショットを狙う戦略)のサテライト部分を探しているかただと思います。

(あ、そういえば私もサテライト部分の商品を探していたんだったっけ…)

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Posted by水瀬ケンイチ