インデックス投資は流行などしていない

「今、いわゆるインデックス運用が花盛りですが」
「今ではすっかりインデックス投資が流行のようですが」

そんな出だしで始まり、インデックス運用を批判する言説が散見されます。
はて?日本はいつの間にそんなことになっていたのでしょうか。

インデックス投資は流行などしていません。

機関投資家はともかく、少なくとも私たち個人投資家の世界では、インデックス投資は依然、マイナーな投資法に過ぎません。

以前の記事のデータですが、グラフを掲載しておきます。

<国内のインデックスファンドの純資産額とシェアの推移>
日本のパッシブファンドの純資産額と投資信託全体に対する純資産額シェアの推移
(モーニングスター アナリストの視点(ファンド)2011-07-14より)

直近のデータでは、投信協会の投信概況(2012年2月末)によると、株式投信(追加型)の純資産額におけるインデックス型の割合は、9.4%です。この数字はETFも含んでいます。

要するに、日本の投信におけるインデックス比率は1割にも満たない程度なのです。

しかも、比率は下げトレンドです。
結果として、インデックスファンドの純資産額が集まらず繰上償還になったり、信託報酬が欧米に比べて高かったりして、インデックス投資家は苦労しているわけです。

インデックスファンド・ETFは、金融機関からしたら、あまり儲からない商品です。
PRもほとんどされません。
だから、自分たちの手で少しでも投資環境を良くしていこうと、私を含むインデックス投資ブロガーたちが、ブログで情報発信したり手作りイベントをやったりコツコツ活動しているのが現実です(実に寂しい限りですが)。

「今、いわゆるインデックス運用が花盛りですが」などということを呑気に書いていること自体(それが金融業界人であるならなおさら)、筆者が現状をデータで把握できていないことを、公言しているようなものではないでしょうか。


P.S
では何故、日本でインデックス投資が広がらないのか。その背景と理由を考察したのが以下の記事です。ご興味があればご覧ください。

2011/07/14 日本でインデックスファンドが広がらない本当の理由
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コメント

儲からないものは良いものだろうと売ろうとしないんです。
だから勉強して自分で選ばないといけないんだとおもいます。

むしろ、2002年に30%ちかくあったのに驚く。
なんでさがったのか。
おそらく、一因には、市場が上昇していて、レアルとか飛び抜けた成績を出すアクティブファンドがめだってしまったからかも…検証していません。

インデックス投資は有名にはなったと思う

最近は「インデックス投資だけでは勝てない」と断言する人が登場するなど、ある意味で有名になったと思います(流行っているかどうかは別として)。
有名になったが故に批判の的にもなっています、だからインデックス運用の実務を知らない人はその批判を真に受けてしまう事も考えられます。
本当は、インデックスファンドをみんなで純資産を積み上げてお互いがWin-Winの関係が築けると良いのですが・・・
米国のようにバンガードファンド(ETFを含めて)がある国ではインデックスメインの人は多くいるとは思いますが流行っているかどうかと聞かれれば、例えインデックスの比率が高くても流行っているとは言えないでしょう(エクスペンス・レシオが確実に下がってきているから)。

「毎月分配型≒流行り廃り、通貨選択型≒流行り廃り」とは確実には言えます。
しかし、インデックスファンドへの積立が増えたからと言ってそれが単なる流行りかどうかは長期のデータで見てみないと何とも言えません。
そのデータの見せ方によっては「単なる流行りのようにも」「インデックス投資が確実に増えている」とも見せられるので悪用される場合もあります。
やはり、バンガードファンドのエクスペンス・レシオの推移を見せるのが一番かも知れません。

ここまでマイナーな投資法も随分と有名になった物です、その内、インデックス運用に対する批判は日増しに多くなると見ています。
理由は、金融機関にとって儲からない投資商品をみんなで使うようになれば手数料収入が減るから、流行っていなくてもインデックス運用を徹底的に批判してコスト高商品⇒インデックスへの資産流入を阻止しようと考えてくるはずです、それは流行っていなくても利益相反がある限り必ず起こります。

このような発言のあるケース

有名なアクティブ運用者が「流行り」とか場合によっては
インデックスバブルとも(笑・どんなバブルでしょうか・・・)
書いてることを散見します。

推測するに
①マネー誌や本でインデックス関連を良く見るようになった
②総額的にはまだ小さいも順調に純資産が増えているファンドがある

ここだけ見て申しているのかと。アクティブ運用者は森を見ずに
木を見る方々ですから といえばちょっとは合点がいくかもです^^;

市民権を得ていると思ってたんですが、数字を見ると意外ですね。

雑誌の記事やインデックス投資のブログが多いからですかね?

>金融機関からしたら、あまり儲からない商品です
米国債やETFは地味ですけど、投資家には優しい商品だと思います。

ちょうど良い枕詞なんでしょうね

アクティブ投信のセールスにとって、枕詞にちょうど良いのでしょうね。
>個人投資家の世界では、インデックス投資は依然、
>マイナーな投資法に過ぎません。
というのは運用報告書をチェックしても明らかで、インデックス運用の巨大なマザーファンドも大半がバランスファンドの部品になっていて、インデックスファンドとして販売されている部分はごくわずかですもの。

とはいえ花盛りというのはそれほど遠い未来のことではないかもしれませんよ?
私が定点観測している楽天証券とフィデリティ証券では、販売・積立ランキングの常連になっているインデックスファンドがいくつもあり、特に楽天証券の20歳代の積立ランキングでは結構な人気なんです。
惜しむらくはフローのみなので、その影響は業界人の口の端に上るにとどまり、ストック面でのパワーが伴っていないということでしょうか(当て推量ですが)。
新しい文化は、全ての個体が取り入れるのではなく、まず進取の気風ある若い個体が取り入れ、彼らが年を経て社会の主流派になることによってその集団に根付くのだ、という有力な説がありまして、私はそれに基づき、インデックス投資の現在を根を縦横に一生懸命張っている段階と見ているんです。

ここからは与太話ですが、STAMやeMAXISのサイトで設定来の基準価額・資産総額のグラフを見ていると、亀の歩みにも見えますが、だんだんと資産が積み上がっているのがなんともイイ感じですね。
「ああ仲間が結構いるんだな」とか「みんな積み立て頑張ってるな」とか、ホッコリします(勘違いかも知れませんが)。
待ちに待った株主優待が届く時の喜び(これも何かの錯覚かも)と同様、殺伐とした投資生活の清涼剤であります。

投信ブロガーのフォロワー

ほったらかし…を詠んで、自分年金考えて、毎日blogをチェックして金融リテラシー積み上げて頑張ってますが、やはり自分は浮世離れしているかもです。

退職金制度の変更に伴い、確定拠出年金プランを考える場面がありましたが、やはり元本補償型の商品を選択する同僚がほとんどでした。

0.2%台でインデックスファンドに投資出来るのに、質問すらしない人が一般的ですから、悲しい限りです。

 まあETFはカラ売りできるので株などと同じ感覚で手放して買い戻すやりかたも有効ですね。ETFは本当に証券会社が配当を吐き出す金庫にされてしまうので売りたがらないのは分かります。
 しかし、やはりカラ売りなどのトレードスキルも磨いて損は無いと思っています。平均が一気に下がったときに指をくわえてみてるだけなのはもったいないと思うので。カラ売りで得られた利益も下がった銘柄を買い足す予算にしても良いですし。
 

投資家そのものの数が少ないですからね。

狭い世界で話題に上っているのを流行と言われても笑っちゃいますが、
株価下落時も淡々と買い支えているのに文句を言われる筋合いはないかなあ、と思っています。

景気が良くなれば株式投資ブームが来るかもしれませんが、
株=ギャンブルと捉える人や、銘柄に惚れる人(競馬的感覚で)はインデックス投資には合わないでしょうから、
インデックス比率がどうなるかわかりませんね。

>楽天証券とフィデリティ証券では、販売・積立ランキングの常連になっているインデックスファンドがいくつもあり

そういうとこに口座持ってる人は、全体に比べれば比較的インデックスファンドについての知識も持っている人だと思います。
株式取引はネット証券も大きな勢力になっていますが、投信販売は銀行や証券会社での対面販売が圧倒的に主流ですから。
株なんかだと動きも激しいので手を出す人もそれなりに勉強していることが多いですが、投信は「運用を人任せにできるのであまり勉強してなくてもできる」というイメージからセールストークだけで買う人が多いんでしょうね。たぶん

野村ファンドネットで投資信託デビューしてから、現在ではインデックスほったらかし投資に落ち着いています。
コア投資はインデックスでじっくりと。サテライト投資は色々試して楽しんでます♪
インデックス環境はまだまだ発展途上とはいえ、一昔前と比べれば雲泥の差なので、今後に期待したいですね(^O^)

アルビレオ さん
フォローありがとうございます。

>全体に比べれば比較的インデックスファンド
>についての知識も持っている人だと思います。
この点はご指摘のとおりだと思いますが、だからこそ需要の確実さとアーリーアダプターとしての役割に期待できるのではないかと。

>あまり勉強してなくてもできるというイメージから
>セールストークだけで買う人が多いんでしょうね。
私事ですが、身内の者が近所の信用金庫で積立貯金を相談したところ、アクティブ投信(REITとかお高いの)を売りつけられ、それがリーマンショックで暴落して、しょんぼりしながら積立停止の手続きに行ったら、今度は社債の購入を勧められたとか。
さすがに勉強不足の当人も肝に銘じたようですが、最近は田舎の信用金庫でも信用できない、油断も隙もあったもんじゃないなぁと。

2001年度に存在するインデックスファンドの数、「新規設定」と「繰上償還」の年毎の数があればいいのですが。

≫だから勉強して自分で選ばないといけないんだとおもいます。

おっしゃるとおりだと思います。


≫むしろ、2002年に30%ちかくあったのに驚く。

当時の投信純資産額自体は小さいので、インデックスファンド以外のファンドが不作だったのかもしれませんね。


≫最近は「インデックス投資だけでは勝てない」と断言する人が登場するなど、ある意味で有名になったと思います(流行っているかどうかは別として)。

まぁアンチが出てくる程度には有名になったのかもしれません。
さびしいことにまだ純資産額拡大には繋がっていませんが。


≫①マネー誌や本でインデックス関連を良く見るようになった
≫②総額的にはまだ小さいも順調に純資産が増えているファンドがある

≫ここだけ見て申しているのかと。アクティブ運用者は森を見ずに木を見る方々ですから といえばちょっとは合点がいくかもです^^;

なるほど。そうかもしれませんね。


≫雑誌の記事やインデックス投資のブログが多いからですかね?

マネー誌でインデックス投資が特集になるのは年に1~2回あるかないかかと。(それでも昔に比べたら多いですが)

ブログも、人気ブログランキングのマネーカテゴリーを見てもらえれば分かるとおり、個別株やFXのトレードブログの方が圧倒的に多いのが現状です。
http://blog.with2.net/rank1530-0.html


≫とはいえ花盛りというのはそれほど遠い未来のことではないかもしれませんよ?
≫私が定点観測している楽天証券とフィデリティ証券では、販売・積立ランキングの常連になっているインデックスファンドがいくつもあり、特に楽天証券の20歳代の積立ランキングでは結構な人気なんです。

ネット証券の主要4社合わせても、投信自体のシェアがわずか1.6%です。(16%じゃないですよ…)
http://randomwalker.blog19.fc2.com/blog-entry-1671.html

インデックスファンドが本当に花盛りになるのには、まだまだ先は長そうです。


≫退職金制度の変更に伴い、確定拠出年金プランを考える場面がありましたが、やはり元本補償型の商品を選択する同僚がほとんどでした。

それが実態ですね。
場合によってはETF並の低コストなインデックスファンドが設定されているのに、勿体無いと思ってしまいます。


≫しかし、やはりカラ売りなどのトレードスキルも磨いて損は無いと思っています。平均が一気に下がったときに指をくわえてみてるだけなのはもったいないと思うので。カラ売りで得られた利益も下がった銘柄を買い足す予算にしても良いですし。

空売りができるスキルはあった方がよいと思いますが、それで儲けられるかどうかは別問題なんですよね。
ちなみに私は昔個別株でショートもやってましたが、ロングよりもずっと難しかったです。


≫狭い世界で話題に上っているのを流行と言われても笑っちゃいますが、株価下落時も淡々と買い支えているのに文句を言われる筋合いはないかなあ、と思っています。

本当は、インデックスとアクティブは持ちつ持たれつなんですよね。


≫株なんかだと動きも激しいので手を出す人もそれなりに勉強していることが多いですが、投信は「運用を人任せにできるのであまり勉強してなくてもできる」というイメージからセールストークだけで買う人が多いんでしょうね。たぶん

そうか、そういう面もあるんですね。
楽ちんに運用したいからこそ投資信託で、だからこそいつまでたっても勧められたものを買ってしまうと。


≫インデックス環境はまだまだ発展途上とはいえ、一昔前と比べれば雲泥の差なので、今後に期待したいですね(^O^)

たしかに、昔よりもインデックス投資環境は格段に向上しています。
昔がひどすぎましたね。

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