鳥越俊太郎氏もマスコミも要するに「リスク許容度がゼロ」なのだと考えよう

先日、ジャーナリストでテレビタレントの鳥越俊太郎氏がニュース番組で、「日本人は貯蓄でやってきた堅実な民族。投資や運用はギャンブルだ」という主旨の発言をしたとかで、Twitterで騒ぎになっていました。

私はその番組を見ていなかったので、「ジャーナリストが本当にそんなこと言うかね?」と若干疑っていましたが、毎日jpのコラムで鳥越氏が同様のことが書かれていました。

【毎日jp 2012/04/07より引用】
ニュースの匠:AIJ企業年金損失問題=鳥越俊太郎
昔の日本では「運用」という言葉は今のように大手を振って闊歩(かっぽ)していたわけではありません。日本では「貯蓄」が美徳だったのです。いつごろからでしょうね? 「運用」とか「ファンド」という言葉が大きな顔をしてまかり通るようになりました。
【引用おわり】

どうやら本当のようです。
これには投資家や金融業界の方々から、Twitterやブログで反論が噴出していました。
資本主義社会において、投資や運用は経済の根幹をなすものであり云々と、実に正論であり、いち個人投資家として、またいち生活者として、私も同感です。

鳥越氏やそれに賛同するマスコミは、なぜ、そこまで貯蓄が好きなのだろう?投資を嫌うのだろう?と考えた場合、いくつか理由が思い浮かびます。
それは、高度成長期には貯蓄で十分資産形成できたからとか、それは国策として貯蓄が推奨されてきた歴史があるとか、世間の共感を煽るためとか、いろいろありそうです。

もちろん、それらの影響は色濃く残っていると思います。
しかし、現時点の彼らに対して、個人的にはこう考えています。

鳥越氏もマスコミも要するに「リスク許容度がゼロ」なのだ。

世間の共感を呼ぶためとか、民意を誘導しようとかではなく、ただ純粋にリスク許容度がゼロだから、価格変動のある金融商品には耐えられないだけである。こう考えると、すべて辻褄が合うような気がします。

世の中にはリスク許容度がゼロであるかたが大勢いらっしゃいます。
これは別に恥ずべきことではありません。リスク許容度はその人の置かれた環境や性格等によって人それぞれ違うものだからです。
同時に、威張って言うほどのことでもありません。

それを「貯蓄は美徳」とか変に美化するから話がおかしくなるのであって、「リスク許容度がゼロだから貯蓄」と言い換えれば、投資家や金融業界の方々も「そりゃそうだよね」となるでしょう。

今後、「貯蓄、貯蓄。投資や運用など汚らわしい!」と騒ぐかたを見た時には、いたずらに腹を立てて論破しようとするのではなく、「ああ、この人はリスク許容度ゼロなんだ」と思い直せば、少しは和やかに会話を続けられるのではないかと思います。

私は、リスクを取って投資をしようという人たちがいなければ資本主義経済は回っていかないと考えていますし、自分も投資していますし、そういう人たちを応援したいと思っています。
ただ、リスク許容度がゼロの人たちとの無用な争いは避けたいなとも思っています。
貯蓄も投資も、強制するもんじゃないしね。
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「貯蓄は美徳」「運用とは所詮カネがカネを生む/善ではない」 by鳥越俊太郎氏

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