骨太な「いつかは経済自由人!」が帰ってきた!?大疑問「FXって本当に投資?」

最近チャート分析に傾倒し迷走気味!?だった日経電子版のコラム「いつかは経済自由人!」ですが、直近のコラムは非常に骨太な良記事でした。

日経電子版 いつかは経済自由人!
2012/6/26 大疑問「FXって本当に投資?」と運用の原則

詳しくは上記コラムをご覧頂きたいのですが、無理やりまとめると、投資(株式・債券等)と投機(FX・コモディティ等)の違いについて、書かれています。
コラムの定義では、投資と投機の違いは以下のとおり。

■投資
事業に資本を提供し、リスクに見合ったリターンを得ること。
投資家の損益の合計がプラスに成ることが期待できる。いわゆる「プラスサム・ゲーム」
(例)株式、債券、不動産への長期投資

■投機
値動きに賭けること。
投資家の損益の合計はゼロ。いわゆる「ゼロサム・ゲーム」
(例)FX、コモディティでの運用、株や債券でのデイトレード

■投資と投機が混在
(例)外国株や外国債券…株式や債券の部分(投資)と為替部分(投機)が混在


なるほど。うまいまとめ方だと思います。
投資の説明はひとことで言えば、「リスクプレミアムあり」、投機は「リスクプレミアムなし」と言い換えることができると思います。
昔のブログ記事で、各投資対象を本質的に「上がるもの」「中立なもの」「下がるもの」というふわっとした概念で区別して、その違いを延々と書いたところ、読者のかたから、「それはリスクプレミアムの有無の一言で説明つくだろ」と突っ込まれて、「( ^ω^)・・・」となったのはよい思い出です。

(余談ですが、一部にコモディティにもリスクプレミアムが存在するという研究結果があるようです。また、コモディティは消費されるので完全なゼロサムではないという意見もあります。ご興味があるかたは、詳しく調べてみると面白いかも知れません)

このコラムが素晴らしいのは、投資と投機の違いを説明するだけでなく、「投資が善で、投機が悪」ということではないということを、きちんと説明している点にあると思います。
一般的な投資本の中には、あたかも「投資が善で、投機が悪」であるかのような断定的な書き方をしているものが散見されます。
しかしながら、投資と投機は、それぞれ目指す方向性が違うだけであり、健全な市場には両者の存在が不可欠です。

その上で、投資が仕事でも趣味でもない普通の人は、「プラスサム」が期待できる『投資』の割合を多くしておいた方が、手間がかからないという意味で、長期的には成功する可能性が高いということだと思います。

インデックス投資のバイブル「ウォール街のランダム・ウォーカー ―株式投資の不滅の真理」でも、第1章で投資と投機の違いについて説明し、「本書は投機家にとっては何の役にも立たないことを、あらかじめお断りしておきたい」と書かれています。
投機は悪だとはひとことも書かれていません。
ただ、「ゆっくりと金持ちになろう」という人には「投機」ではなく「投資」がいいですよ、だから本書では投資についてたっぷりと書きます、ということだと理解しています。

一方で、FXのトレードを「投資」として長期でゆっくりと増やしていくことが出来るかのような紹介の仕方は、間違っていると思います。
FXはあくまで相場動向の見通しの違いに賭ける者どうしが激しくせめぎあう「投機」であり、誰かの儲けは誰かの損失という非常に厳しい世界です。
行なうこと自体が悪ではありませんが、長期的にゆっくりと資産を増やしていく「投資」目的には合わない手法であると言えます。

最後に、FXブログで今でも散見される、「FXも短期売買は投機だけど、スワップポイント狙いの長期ロングなら安定的な投資だ」という意見は間違っていることを指摘させていただきます。
FXは、為替損益とスワップポイントの合計が「ゼロサム」なのであり、スワップポイントが降って湧いてくる別枠の利益ではないことを覚えておいてください。

大事なことなので、もう一度言います。
FXは、為替損益とスワップポイントの合計が「ゼロサム」の投機です。
これは良し悪しではなく事実です。ゆめゆめお忘れなく。

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