「ETFとインデックスファンドの合わせ技で運用する」という提案の根拠がおかしい件

QUICK MoneyLifeに、「ETFとインデックスファンドの合わせ技で運用する」というコラムが掲載されていました。

熟読した結果、ETFとインデックスファンドの合わせ技で運用するという結論には同意であるものの、その根拠はちょっと違うのでは?と思いましたのでメモしておきます。

上記コラムでは、ETFとインデックスファンドの組み合わせとして、日本株式・先進国株式・新興国株式といった「株式クラス」をETFで運用し、債券債券・外国債券といった「債券クラス」をインデックスファンドで運用するという区分けを提案していました。
株式クラスがETFで、債券クラスがインデックスファンド。
ここがヘンだと思います。

個人投資家にとって、ETFとインデックスファンドの違いは、「コスト」と「手間」です。

コストというのは、具体的には主に信託報酬です。
インデックスファンドの信託報酬は、(低くなってきたとはいえ)ETFには及びません。
たとえば、TOPIX連動の日本株式ETFの信託報酬は年率0.1%程度であるのに対して、日本株式インデックスファンドの信託報酬は年率0.4%程度と約4倍です。

手間というのは、具体的には分配金再投資です。
インデックスファンドは投資信託なので、多くの場合「分配金再投資コース」を選ぶことができ、分配金は自動的に再投資してもらえます。

それに対して、ETFは個別株式の配当と同様、分配金は自分で再投資しなくてはいけません。しかも、ETFや個別株式の場合、最小投資額が決まっており(数千円~数百万円)、小額の配当・分配金はすぐには再投資できません。
なので、最小投資額になるまで一時的にMRF等にプールしておき、しかるべき金額になってから再投資しなくてはいけないという手間と時間がかかります。

<関連記事>
2011/07/30 インデックスファンド、国内ETF、海外ETFの比較

まぁ、実際問題として、日本債券ETFはまだ存在しないので、債券クラスはインデックスファンドでと言いたくなる気持ちは分からないでもありません。
しかしながら、日本債券ETFはまだ存在していなくても、外国債券ETFはしっかり存在します。
例えば、東証上場の国内ETFには「上場外債」(証券コード:1677)があります。信託報酬年率0.2625%と超低コストなので、コスト的にはインデックスファンドを選ぶ意味はありません。

まとめると、「ETFとインデックスファンドの合わせ技で運用する」というのは同感ですが、ETFとインデックスファンドのどちらを使うかはコストと手間によって決まるものであり、アセットクラスによって決まるものではないということです。


P.S
本論とは少しズレますが、私は現時点で「外国債券ほぼ不要論」を支持しています。その観点で言えば、結果的に「株式クラスはETFとインデックスファンドの組み合わせ、債券クラスは個人向け国債」という結論になります。


※言わずもがなですが、投資判断は自己責任でお願いいたします。

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